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【質問 No. 24494】 過去完了について 高畑 2024-04-06 17:53:22
 お世話になります。次の文について、質問があります。

 He lost <a>(→the) pen which his father had given him.

 上記の文は、テキストの問題でしたが、私は、下記の文で、解答してしまいました。

 He lost a pen which his father gave him.

 ここで、質問ですが、ネイティブの日常会話では、皆さん、時制を意識して、しっかり「大過去」を使い分けるのでしょうか? それとも、シンプルに簡略し、あまり使わないのでしょうか?

 ご教授頂けましたら、幸いです。



【回答】
 ご質問の英文の意味は、「彼は、父親が彼に与えていたペンを、なくした」 ということで、父親がくれた時点は、無くした時点よりも前になるので、関係節の中の時制は「過去完了形」になるわけですが、もし、これが、His father gave him a pen, but he lost it. のように、行為や、行動が、関係節の中で行われた場合でなければ、had given him といった「過去完了形」は、使う必要がありません。

 ところで、ネイティブスピーカーは、このような規則を、いつも正確に守っているのか、というご質問ですが、関係代名詞を使った、このような英文は、書き言葉としては使われますが、日常会話では、堅苦しく感じられるので、もっと簡単に、I lost a pen yesterday, but it was a gift from my father. のように、「単文」を組み合わせて、話すのが普通なのです。



【質問 No. 24493】 than の節について しゅうた 2024-04-06 16:36:01
 お世話になります。

 He will volunteer for two days, and he will be able to get a better view of some events than if he had sat at the back.

 この文の than 以降の節は、「後ろで座っているよりも」という意味だと思いますが、than の節は、if の副詞節が入っているのでしょうか? また、なぜ、if he dad sat と「過去完了」になっているのでしょうか?


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「彼は、(これから)ボランティア活動をする予定で、これからの幾つかのイベントは、これまで後ろの席に座っていた場合よりも、よく見えるようになるだろう」ということで、than の後の「副詞節」が、ここでは、than の目的節として、「名詞相当節」として、使われているのです。また、if he had sat という「過去完了形」は、過去の経験を述べるときの用法で、このように、現在のことを述べている文の中に、突然「過去完了形」が、使われることがある、という証拠になります。


【質問 No. 24492】 u の文字で終わる英単語はない、ということについて 士郎 2024-04-06 14:46:47
 「現代英語には、借用語など、周辺的な単語を除き、通常用いられる語彙には <u> の文字で終わる単語はないが、例外が1つあり、それは you である」というのを見かけました。flu や、menu は、それぞれ「短縮形」、「外来語」由来だからですか?

 flu に関して、別の質問です。flu は、influenza と、「風邪」の両方の意味があるそうですが、どのように使い分けますか?


【回答】
 英単語の中で、u で終わる語には、確かに、thou = you だけで、後は、全て、外来語に見られる程度です。例えば、menu (フランス語からの借用語)、flu 「感冒」(イタリア語の influenza の前後を省略した語)、その他、よく見かけるものとしては、in lieu of ~ (= instead of ~)、フランス系の人名では、Cousteau [クストー] (単語としては、大型ナイフの意)、Henry David Thoreau (米国の作家)、muumuu (ハワイアンの女子用衣服) などがあります。

なお、flu については、一般に「流行性感冒」のことで、普通の「風邪」は、a common cold と言います。ですから、There's a flu going around. と言えば、通常、「悪い風邪が、流行っている」などのように使います。



【質問 No. 24491】 a program for the running machine など 寅次郎 2024-04-06 14:10:52
 下記の英文のうち、第2段目の引用符内にある、2つの文について、お尋ねします。

 An acquaintance of ours was complaining the other day about the difficulty of finding a place to park outside the local gym. She goes there several times a week to walk on a running machine. The gym is, at most, a six-minute walk from her front door. I asked her why she didn’t walk to the gym and do six minutes less on the running machine.
 She looked at me as if I were tragically simple-minded and said, “But I have a program for the running machine. It records my distance< and speed>(→, speed,) and calorie-burn rate, and I can adjust it for <degree>(→the degree) of difficulty.” It had not occurred to me how imperfect nature is in this regard.

 「ランニングマシーンで歩けば、データ (数字) に基づいた歩き方ができる」という趣旨だ、と思うのですが、はっきり理解できません。

@ 第1文の program とは、ランニングマシーンが内蔵しているコンピュータ・プログラムのようなものではなく、「(マシーンを使って、私がやろうと考えている) 予定」のことでしょうか?

A 第2文の後半の「(マシーンを使った歩行運動の) 強度 (difficulty) を求めて、マシーンを調節できる」、つまり、マシーンで距離・スピード・カロリー消費を調節 (設定) して、(歩行運動の) 強度を決められる」という意味か、と思ったのですが、いかがでしょうか。また、the degree ではなく、無冠詞の方が適切なのでしょうか。



【回答】
 ご質問の英文で、筆者の知り合いの言葉として、引用符で囲んだ箇所の意味は、「私は、ランニングマシーン用のプログラム(実施計画)を持っているのです。それは、私の距離と、速度と、カロリー消費率を記録し、難易度に応じた調整ができるものなのです」ということで、

@ の program とは、おっしゃる通り、マシーンを使って、私がやろうとしている計画書(または、予定表)のことと思われます。

A I can adjust it for the degree of difficulty とは、「難易度に応じて、その計画書を調整できるようになっているものなのです」ということと思われます。また、degree of difficulty については、degree が、後ろから限定されているので、<the> degree (of difficulty) とするのが、文法的には、正しいのです。



【質問 No. 24490】 could do to respond について T_Y 2024-04-06 13:13:39
 毎度、お世話になっています。

@ It was all he could do to respond.
A It was all he could respond.

 上記 @ を A のように表現できないのでしょうか? A は、不適切らしいのですが、その理由が分かりません。

 ご教授、お願いします。


【回答】
 @ の意味は、「それは、彼が返答するためにできる、全てであった」ということで、A はの意味は、「それは、彼が返答できる、全てであった」ということなのですが、一見すると、両方とも同じ意味のように聞こえますが、all that he could do とは、「彼ができることの全て」という意味で、do の目的語は all ですが、all he could respond とは、「彼が返答できることのすべて」という意味で、respond の目的語が all になってしまいます。つまり、@ は、彼は、それしかできなかった、つまり、返事をするための「努力」や「方法」に限度があった、ということであるのに対して、A は、彼は、その返事しかできなかった、ということで、彼の、返事の「内容」に限度があった、という意味なのです。


【質問 No. 24489】 英文の解釈について よしこ 2024-04-06 10:56:41
 いつも、ありがとうございます。以下の文章の意味は、何となく分かるのですが、it が二つ続けてあったりと、詳しく解釈できないので、教えてください。

 Out of all the images presented to it it chooses for recognition those that fit most closely with the world learned by past experience.

 よろしく、お願いいたします。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「それ(AI?)に提示されたすべての画像の中から、それ(AI)は、選び出すことを目的に、過去の経験から学んだ世界に、最も密接に適合する画像を、選択します」ということで、2つの it は、いずれも、画像を認識する AI を指します。この文の構造を示しますと、[Out of all the images presented to it](M), it(S) [chooses for recognition](V) [those that fit most closely with the world learned by past experience](O). という構造で、大きく分けると、S V O から成る「第3文型」の文となります。


【質問 No. 24488】 leave A to B 「 A を B に、任す」という表現について 美波佐知子 2024-04-05 16:14:49
 いつも、ありがとうございます。先生のおかげで、英語の独学続いています。

 Little is left to the imagination of the listener.
 テキストの和訳: 「聞き手の想像に任される余地は、ごくわずかです」

 解説には、leave A to B 「 Aを、Bに、任す」と、書いてありました。

 ここで、質問ですが、little が前にあるのは、倒置ですか? また、leave A to B が、ここでは、is left と受動態になっています。だから この文の、どれが A で、どれが B なのか、が分からなくなってしまいました。



【回答】
 ご質問の英文の意味は、「聞き手の想像には、ほとんど、何も残されていない」、つまり、聞き手の想像を掻き立てるものは、何もなかった、ということで、leave は、ここでは、leave A to B の構文というよりも、His talk <left> little to the imagination of the listener. 「彼の話は、聞く者に、何の想像も、させなかった」という文の「受動態」に過ぎないのです。


【質問 No. 24487】 追記【質問 No. 24484】 不定詞の形容詞的用法と、直前の名詞について おまめ 2024-04-05 15:59:35
 連投で、失礼いたします。おまめです。先ほどは、丁寧な回答を、本当にありがとうございました。

 最後に、もう一点だけ、確認なのですが、「不定詞の形容詞用法が修飾するのは、名詞一語とは限らず、名詞句(複数語)も修飾が可能」という理解で良いでしょうか? あまり良い文が、浮かばないのですが、次の例文を、作ってみました。

 Artificial wood at the lumber store to construct a building is expensive.
 拙訳: 「その材木店に置いてある、建設するための人口木材は、高価です」

 この文のように、to construct a building が名詞句(Artificial wood at the lumber store)を修飾することは、文法上可能でしょうか?

 どうぞ、よろしくお願いいたします!


【回答】
 ご質問の英文は、自分で作られたものでしょうか? 次のように書き換えたら、使える英文になると思われます。即ち、Artificial wood at the lumber store <to be used in constructing> a building is expensive. とすれば、より普通の英文になります。つまり、最初の英文だと、ビルディングを作るのに、全て人工木材で行う、というのは、現実的でないので、受動態の不定詞にすれば、建設材の一部という意味になるからです。その上で、お答えしますと、ご提案の英文においても、不定詞の後置修飾は、可能となります。


【質問 No. 24486】 分詞の後置修飾について しゅうた 2024-04-05 14:22:11
 お世話になります。

 I have a customer coming who needs to park there.

 この文の coming は、分詞の後置修飾だと思うのですが、この文のように、分詞が単独で、後置修飾することは、普通にあるのでしょうか?


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「私は、やってくるお客さんがおり、その人は、そこに駐車する必要があります」ということで、coming は、現在分詞で、おっしゃる通り、a customer を“後置修飾”しています。この場合、a customer coming とは、a customer (who is) coming という意味なので、後置修飾となるのですが、一語だからといって、I have a <coming> customer who needs to park there. とは言えないのです。分詞の前置修飾と、後置修飾とでは、意味の上で、必ずしも同じである、とは限りません。例えば、「歩いている人」は、a walking person ではなく、a person (who is) walking (over there) としなければなりません。


【質問 No. 24485】 is of の使い方や、意味について あや 2024-04-05 14:09:47
 先生、いつも、お世話になっております。以下の例文について、教えてください。

A: What nationality is a person from Australia?
B: A person from Australia is of Australian nationality.

1. A person from Australia is of Australian nationality. の訳が分かりません。is of は、何と訳すのでしょうか?
2. A person from Australia is Australian. も、上記質問に対する答えとしては、間違ってはいませんか?


【回答】
 ご質問の英文例の意味は、次の通りです。

A: 「オーストラリア出身の人は、何国籍ですか?」
B: 「オーストラリア出身の人は、オーストラリア国籍(の人)です」

1. A person from Australia is of Australian nationality. とは、「オーストラリアから来た人は、オーストラリア国籍(の人)です」という意味で、of Australian nationality とは、「of + 抽象名詞」 = 「形容詞」 という公式から、of Australian nationality で、Australian (person) という「形容詞」になるのです。例えば、I am of Japanese nationality. と言えば、「私は、日本国籍(の人間)です」という意味になります。もし、この of をつけないと、「私は、日本国籍(そのもの)です」という意味になり、I = 国籍、といった、おかしな意味になってしまうのです。nationality を「形容詞化」するためには、of をつかなければなりません。

2. の意味は、「オーストラリアからの人は、オーストラリア人です」ということで、Australian は「形容詞」で、an Australian とすると、「一人のオーストラリア人」という意味になります。ですから、「私は、日本人です」と言いたい時は、I am a Japanese. としてもよし、I am Japanese. としてもよいのです。



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