【質問 No. 24594】 「S V C]の文型の見分け方について |
YT |
2024-04-17 17:49:18 |
@ The lamp is on the table. [V+前+名]
「ランプは、テーブルの上にある」
A This letter is for you. [V+C (前+名)]
「この手紙は、君あてだ」
@ の on the table は「副詞句」で、A の for you は「形容詞句」であることを、どうやって識別するのですか? 識別する基準は、何ですか? 文法書に、目安がなく、困っています。
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【回答】
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これは、鋭い質問です! 英語の「文型」という考え方は、他の言語にはなく、単語の語尾変化を失った、英語特有の考え方なのです。ドイツ語や、フランス語、イタリア語、スペイン語などには、「文型」というものが存在しないのです。その理由は、文を作る単語には、すべて「語尾変化」があり、文の中で、どの語が「主語」か、「述語」か、「目的語か、「名詞」と「形容詞」の関係や、副詞の位置などの情報が、単語の語尾変化によって、わかるようになっているからなのです。
一方、英語では、単語の語尾変化が、中世英語時代から、失われ始めて、現在残っているのは、人称代名詞の I, my, me, mine や、you, your, you, yours など、限られた品詞にだけ残っているだけなのです。ですから、英語以外の言語では、ご質問のような問題は、発生しないわけです。昔、高校の同僚で、早稲田大学で、フランス語を専攻してきた英語の先生が、よく言っていました。英語の「補語」ほど難しいものはない。フランス語で「補語」と言えば、「目的語」のことで、英語の補語はよくわからない、ということでした。フランス語などでは、主語と、動詞と、目的語だけで、後は、すべて副詞か、何かで、文の構造は簡単だ、ということでした。
そんなわけで、英語でも、「5文型」は、もう古い時代の名残で、今は、主部と述部が中心で、これまで「補語」と呼ばれてきたものの中には、副詞句や、形容詞句などが含まれ、ご質問で言えば、on the table も、for you も、共に、動詞の足りないところを補うもので、1. も、2. も、「S V C」の文型に分けても良いことになっています。なお、詳しくは、他の参考書などで、調べてください。
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