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【質問 No. 24499】 Tommy 単数か、複数扱いか 2024-04-07 06:10:37
 木村先生、いつも、お世話になっております。

1. All I need is love.
2. All he said was true.

 上記の英文は、いずれも、主語が All ですが、is や、was で受けています。All でも、「単数扱い」にしているという事なのだ、と思いますが、例えば、

3. All he said were true.

のようにするのは、誤りなのでしょうか? また、単数扱いするときの見分け方や、規則のようなものが、もし、あるなら、ご教示いただけると、幸いです。


【回答】
 ご質問の 1. の意味は、「私が必要とするものは、愛です」ということで、all は、通常、物事を“一括して”述べるときに使うので、「単数扱い」となります。しかし、All (of) the people <were> very kind. 「すべての人々は、とても親切でした」のような場合は、all は、人々を個別に取り扱っているので、「複数扱い」となるのです。

 2. についても、「彼が言ったすべてのことは、本当だった」という意味で、ここでも、all は、“一括”しているので、「単数扱い」となります。

 3. は、All he said <was> true. としなければなりません。



【質問 No. 24498】 英文の解釈と文法について tomiji 2024-04-07 05:56:46
 はじめまして。このような質問の場を、ご提供いただき、ありがとうございます。

 You can make it however you want it to look.

 上の文の you want it to look. の訳し方が分かりません。to look は、どのような使い方でしょうか? 「それを、見せたいように」、という訳し方で、合っていますか?


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「あなたは、(あなたが)それを、どのようにでも、見せたいように、することができます」ということで、先ず、この文は、How do you want it to look? 「あなたは、それを、どのように見せたいか?」という文が、You can make it look as you want it to look. 「あなたは、あなたがそれを見せたいように、見せることができます」という文が、一緒になったもので、「あなたは、それを、どのようにでも見せたいように、することができます」となったものなのです。
 基本的に、この文は、You(S) [can make](V) it(O) [however you want to look](C). の、「S V O C」という要素からできており、「第5文型」の構文なのですが、難しいのは、補語に当たる部分で、「あなたが、それを、どのようにでも、見せたいように、(することができます)」という部分を、しっかり抑えることが、必要なのです。



【質問 No. 24497】 Bob robbed her of the money. の構文位ついて おまめ 2024-04-06 18:47:54
 いつも、お世話に会っております、土曜日にもかかわらず、失礼いたします。今回は、前置詞句について質問をさせて頂きます。

1. Bob robbed her of the money.
 私訳: 「ボブは、彼女から、お金を奪った」
2. Bob informed us of the car accident.
 私訳: 「ボブは、私たちに、車の事故について、報告をしてくれた」

 上の2つの英文は、いずれも、「rob A of B」 (AからBを奪う)、「inform A of B」(AにBを報告する)という意味だから、と言ってしまえば、それまでなのですが、いずれの前置詞句も、「直前の動詞句を、補足的に説明している」と捉えて良いでしょうか? 例えば、Bob informed us だけでは、ボブが何を報告してくれたのか分からない、だから、of the car accident を付け加え、動詞句 informed us を、後ろから説明している、というニュアンスでしょうか?
 すこし変な質問で申し訳ありません。なぜ、「動詞・目的語・前置詞句」の順番になるのか? と、疑問が湧いてしまいました。

 どうぞ、よろしくお願いいたします。


【回答】
 ご質問の、2つの英文は、おっしゃるように、いずれも、1. Bob robbed her. 「Bob は、彼女に、強盗を働いた」 2. Bob informed us. 「Bob は、我々に、伝えた」という、「S V O」の同一構文からなる文章です。その上で、具体的に、動詞の表す行為について、補足説明する、という構文になっているのです。

 1. の場合は、「ボッブは、彼女に強盗を働き、お金をもぎ取った」ということで、off とは、away from という意味なので、お金から、彼女を切り離した、つまり、強奪した、という意味になり、2. の場合は、「ボッブは、我々に、車の事故について、伝えた」ということになるわけです。非常に異なるように見える、これら2つの英文も、同じ深層構造から出来上がっていることがわかります。なお、rob 型のパターンをとる動詞には、deprive (someone) (of something) などがあります。  



【質問 No. 24496】 guiltily, as if leaving the scene of an accident without giving their name 寅次郎 2024-04-06 18:20:08
 先ほどの質問へのご回答、ありがとうございました。今回の質問は、「質問 No. 24491」と同じ文章からなのですが、もう1つ質問させてください。最終文からです。

 I walk to town nearly every day. I go to the post office or library or bookstore, and sometimes I stop at a cafe for a cappuccino. Occasionally in the evenings my wife and I stroll up to the theater for a movie or to the local bar for a beer. All this is a big part of my life and I wouldn’t dream of doing it other than on foot. People have gotten used to this unusual behavior now, but several times in the early days, passing acquaintances would slow by the sidewalk and ask if I wanted a ride.
 “But I’m going your way,” they would insist when I politely declined. “Really, it’s no bother.”
 “Honestly, I enjoy walking.”
 “Well, if you’re absolutely sure,” they would say and depart reluctantly, even guiltily, as if leaving the scene of an accident without giving their name.

 おおむね、「… と彼らは言い、渋々その場を離れるのだった。まるで名前も名乗らずに、事故現場を立ち去るかのように、後ろめたそうにしてまで」ぐらいの意味かと思います。

 ここでの the scene of an accident は、「本人 (they) が起こした事故の現場」と解釈すべきでしょうか。だとすれば、名乗らずにその場を離れたら guiltily という気持ち・様子になって当然だと思いますが、「他人が起こした事故の現場」であって、they は、単に居合わせただけの目撃者、という解釈はできますか? その場合、なぜ、 guiltily という気持ち・様子になるのか、理解し難いので、この解釈はないと思うのですが・・・。



【回答】
 ご質問の they would say and depart reluctantly, even guiltily, as if leaving the scene of an accident without giving their name. とは、おっしゃる通り、自分の起こした事故現場を、名前も告げずに、立ち去る場合を想定しての記述と思われます。勿論、そうした行為は、許せない行為として犯罪にさえなりますが、ここでは、軽い事故を想定して、お互いに、それほど咎(とが)め合わないくてもよいような場面、を言っているのではないでしょうか。


【質問 No. 24495】 This is because ... という構文について zoro 2024-04-06 18:02:49
 いつも、添削をありがとうございます。私がよく英作文で使う、This is because ... について、質問があります。

 This is because he was sick. 「このことは、彼が、病気だったからなのです」

 これは、SVC の、「第2文形」となるのですか? つまり、This は、前に出て来た文章を指し、because 以下が「形容詞節」となるのでしょうか?

 本日も、よろしくお願い致します。


【回答】
 ご質問の英文の構造は、This(S) is(V) [because he was sick](C). という要素から成る「第2文型」になりますが、because he was sick という部分は、「形容詞節」ではなく、「名詞節」になるのです。しかし、同じように見える文でも、This happen because he was sick. の場合は、This(S) happened(V) [because he was sick](M). から成る「第1文型」の文で、because he was sick という部分は、「副詞節」になります。


【質問 No. 24494】 過去完了について 高畑 2024-04-06 17:53:22
 お世話になります。次の文について、質問があります。

 He lost <a>(→the) pen which his father had given him.

 上記の文は、テキストの問題でしたが、私は、下記の文で、解答してしまいました。

 He lost a pen which his father gave him.

 ここで、質問ですが、ネイティブの日常会話では、皆さん、時制を意識して、しっかり「大過去」を使い分けるのでしょうか? それとも、シンプルに簡略し、あまり使わないのでしょうか?

 ご教授頂けましたら、幸いです。



【回答】
 ご質問の英文の意味は、「彼は、父親が彼に与えていたペンを、なくした」 ということで、父親がくれた時点は、無くした時点よりも前になるので、関係節の中の時制は「過去完了形」になるわけですが、もし、これが、His father gave him a pen, but he lost it. のように、行為や、行動が、関係節の中で行われた場合でなければ、had given him といった「過去完了形」は、使う必要がありません。

 ところで、ネイティブスピーカーは、このような規則を、いつも正確に守っているのか、というご質問ですが、関係代名詞を使った、このような英文は、書き言葉としては使われますが、日常会話では、堅苦しく感じられるので、もっと簡単に、I lost a pen yesterday, but it was a gift from my father. のように、「単文」を組み合わせて、話すのが普通なのです。



【質問 No. 24493】 than の節について しゅうた 2024-04-06 16:36:01
 お世話になります。

 He will volunteer for two days, and he will be able to get a better view of some events than if he had sat at the back.

 この文の than 以降の節は、「後ろで座っているよりも」という意味だと思いますが、than の節は、if の副詞節が入っているのでしょうか? また、なぜ、if he dad sat と「過去完了」になっているのでしょうか?


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「彼は、(これから)ボランティア活動をする予定で、これからの幾つかのイベントは、これまで後ろの席に座っていた場合よりも、よく見えるようになるだろう」ということで、than の後の「副詞節」が、ここでは、than の目的節として、「名詞相当節」として、使われているのです。また、if he had sat という「過去完了形」は、過去の経験を述べるときの用法で、このように、現在のことを述べている文の中に、突然「過去完了形」が、使われることがある、という証拠になります。


【質問 No. 24492】 u の文字で終わる英単語はない、ということについて 士郎 2024-04-06 14:46:47
 「現代英語には、借用語など、周辺的な単語を除き、通常用いられる語彙には <u> の文字で終わる単語はないが、例外が1つあり、それは you である」というのを見かけました。flu や、menu は、それぞれ「短縮形」、「外来語」由来だからですか?

 flu に関して、別の質問です。flu は、influenza と、「風邪」の両方の意味があるそうですが、どのように使い分けますか?


【回答】
 英単語の中で、u で終わる語には、確かに、thou = you だけで、後は、全て、外来語に見られる程度です。例えば、menu (フランス語からの借用語)、flu 「感冒」(イタリア語の influenza の前後を省略した語)、その他、よく見かけるものとしては、in lieu of ~ (= instead of ~)、フランス系の人名では、Cousteau [クストー] (単語としては、大型ナイフの意)、Henry David Thoreau (米国の作家)、muumuu (ハワイアンの女子用衣服) などがあります。

なお、flu については、一般に「流行性感冒」のことで、普通の「風邪」は、a common cold と言います。ですから、There's a flu going around. と言えば、通常、「悪い風邪が、流行っている」などのように使います。



【質問 No. 24491】 a program for the running machine など 寅次郎 2024-04-06 14:10:52
 下記の英文のうち、第2段目の引用符内にある、2つの文について、お尋ねします。

 An acquaintance of ours was complaining the other day about the difficulty of finding a place to park outside the local gym. She goes there several times a week to walk on a running machine. The gym is, at most, a six-minute walk from her front door. I asked her why she didn’t walk to the gym and do six minutes less on the running machine.
 She looked at me as if I were tragically simple-minded and said, “But I have a program for the running machine. It records my distance< and speed>(→, speed,) and calorie-burn rate, and I can adjust it for <degree>(→the degree) of difficulty.” It had not occurred to me how imperfect nature is in this regard.

 「ランニングマシーンで歩けば、データ (数字) に基づいた歩き方ができる」という趣旨だ、と思うのですが、はっきり理解できません。

@ 第1文の program とは、ランニングマシーンが内蔵しているコンピュータ・プログラムのようなものではなく、「(マシーンを使って、私がやろうと考えている) 予定」のことでしょうか?

A 第2文の後半の「(マシーンを使った歩行運動の) 強度 (difficulty) を求めて、マシーンを調節できる」、つまり、マシーンで距離・スピード・カロリー消費を調節 (設定) して、(歩行運動の) 強度を決められる」という意味か、と思ったのですが、いかがでしょうか。また、the degree ではなく、無冠詞の方が適切なのでしょうか。



【回答】
 ご質問の英文で、筆者の知り合いの言葉として、引用符で囲んだ箇所の意味は、「私は、ランニングマシーン用のプログラム(実施計画)を持っているのです。それは、私の距離と、速度と、カロリー消費率を記録し、難易度に応じた調整ができるものなのです」ということで、

@ の program とは、おっしゃる通り、マシーンを使って、私がやろうとしている計画書(または、予定表)のことと思われます。

A I can adjust it for the degree of difficulty とは、「難易度に応じて、その計画書を調整できるようになっているものなのです」ということと思われます。また、degree of difficulty については、degree が、後ろから限定されているので、<the> degree (of difficulty) とするのが、文法的には、正しいのです。



【質問 No. 24490】 could do to respond について T_Y 2024-04-06 13:13:39
 毎度、お世話になっています。

@ It was all he could do to respond.
A It was all he could respond.

 上記 @ を A のように表現できないのでしょうか? A は、不適切らしいのですが、その理由が分かりません。

 ご教授、お願いします。


【回答】
 @ の意味は、「それは、彼が返答するためにできる、全てであった」ということで、A はの意味は、「それは、彼が返答できる、全てであった」ということなのですが、一見すると、両方とも同じ意味のように聞こえますが、all that he could do とは、「彼ができることの全て」という意味で、do の目的語は all ですが、all he could respond とは、「彼が返答できることのすべて」という意味で、respond の目的語が all になってしまいます。つまり、@ は、彼は、それしかできなかった、つまり、返事をするための「努力」や「方法」に限度があった、ということであるのに対して、A は、彼は、その返事しかできなかった、ということで、彼の、返事の「内容」に限度があった、という意味なのです。


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