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【質問 No. 24469】 added to an increase について 寅次郎 2024-04-03 15:01:51
 「質問 No. 2446」に対する、丁寧なご回答、ありがとうございました。読み直していましたら、同じ文章内について、別の疑問が生じました。

 The growing deer population has added to an increase in crop damage on farms, the destruction of homeowners’ yards, and automobile accidents; thus, ...

なのですが、辞書には、add to ~ で、「... を増やす」のように書かれています。となりますと、S has added to an increase in ... を、そのまま日本語にすると、「S は ... の増加を増やした」となって、意味が重複するように思うのですが、いかがでしょうか。ちなみに、“added to an increase” の語連続で、ネット検索してみたところ、ほとんどヒットしませんでした。



【回答】
 ご質問の英文の意味は、「増加し続ける鹿の総数は、農場における作物への被害や、民家の野菜畑の破壊、さらには、自動車事故における増加を、齎(もたら)すようになってしまったので、...」ということで、add to ~ とは、「~ を増加させる」という意味の熟語で、add to an increase で、「増加を加速させる」という意味になります。なお、add to は、ただ単に、add 「~ を加える」としてもよいのですが、add an increase とは言えないので、add to an increase としたわけです。


【質問 No. 24468】 後置修飾について おまめ 2024-04-03 14:10:29
 お世話になっております、本日も、よろしくお願いいたします。分詞の後置修飾についての質問です。

 以下の文のように、修飾される直前の名詞と、分詞の間に、前置詞句などを挿入することは、文法上可能でしょうか?

 The man with white hair roaring at the station was my friend.
 私訳: 「叫んでいる白髪の老人は、私の友人だった」

 「現在分詞の直前に、必ず名詞がくる」と、断言をしているサイトが目につきましたので、疑問に感じてしまいました。アドバイスを頂けますと、幸いです。

 どうぞ、よろしくお願いいたします!


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「駅で喚(わめ)いている、白髪の男は、私の友人だった」ということで、後置修飾語の roaring at the station は、[The man with white hair]という「名詞句」を、後ろから修飾しているので、ご覧になったサイトでの、説明と矛盾しないのです。


【質問 No. 24467】 All と、Everything の違いについて パロット 2024-04-03 13:13:16
 木村先生、いつも、お世話になっております。

 (    ) he said was true.

という「空所補充問題」に出会いました。(もしかしたら、 (    ) that he said was true. と、問題文に that が入っていたかもしれません) All か、Everything で迷ったのですが、どちらが適切でしょうか? それとも、どちらでも、問題なかったりするのでしょうか?

 ご教示お願いします。



【回答】
 ご質問の英文の空所には、All と、Everything の、どちらでも、英文としては、成り立ちます。意味の違いは、All とした場合は、「彼が言ったことの、全てが本当です」という意味になり、彼が言ったことを、纏めて、全てが本当だった、という意味になります。一方、Everything とした場合は、「彼が言ったことの、一つひとつが、正しかった」となり、彼が言ったことの“各論”、つまり、個々のことが、事実であった、という強調的な意味になります。

 ところで、カッコの後に、that が入っていたかもしれない、との注釈についてですが、that が入っていない場合は、(What) he said was true. 「彼が言ったことは、正しかった」という解答も可能となります。



【質問 No. 24466】 system という言葉について 寅次郎 2024-04-03 10:39:39
 細かいことについての質問で恐縮なのですが、下記のパッセージの最終文にある system という言葉が気になりました。
 system と言うと、何かしら体系的なもの、系統だったもの、を言うように思うのですが、this system とは、「シカが増えすぎたために、その数を抑える目的で、シカ狩りをすること」を指していると思います。だとしますと、system という語を使うのは、少し大げさに感じられるのですが、いかがでしょうか。

 Hunting has always been a popular sport in the United States. During the autumn months, wooded areas across the nation are invaded by men driving pickups and carrying rifles, in search of anything from large bear to small grouse. The most popular hunted animal, though, is the white-tail deer.
 The hunting of deer has been largely supported by local governments because the huge deer population in the United States has doubled, even tripled in some states, in just the last decade. The growing deer population has added to an increase in crop damage on farms, the destruction of homeowners’ yards, and automobile accidents; thus, state officials encourage deer hunting as a means of keeping these problems under control. Yet, not everyone is in favor of this system as a means to manage the destruction caused by deer, and recently there has been a national debate over whether or not the best solution to controlling the deer population is to kill these graceful creatures.


【回答】
 ご質問の system という言葉は、「制度、体系」といった、かなり専門的な言葉なので、日本人から見ると、たかが「鹿狩り」の方法を指す言葉としては、少々大袈裟に聞こえますが、ここでは、a means of keeping these problems under control 「これらの問題を、制御(抑制)する一つの方法」という意味で使っているわけで、言ってみれば、大和言葉を、漢語で言い換えたようなもので、英米人にとっては、それほど違和感を感じるものではないように、思います。
 ところで、大和言葉と漢語の関係と言いましたが、英語にも、これに似た言語体系があり、英語は、元々ゲルマン語系の言葉だったのですが、中世紀に、イギリスが、フランスによって征服されたために、約400年間にわたって支配されたために、ギリシャ・ラテン系のフランス語が英語に借用され、英語のいわゆる「学問語」(learned vocabulary)は、日本語の漢語と同じく、ギリシャ・ラテン系の言葉なのです。大雑把にいうと、英語の語彙の6割以上が、フランス語からの借用語となっているのです。見分け方は、三音節以上の言葉は、先ず、フランス語を通したラテン系の言葉なのです。system も、その一つで、ギリシャ語→ラテン語→フランス語→英語という経路を辿って、英語に借用された言葉なのです。ですから、英語にとっては、元々は、外来語だったわけで、その意味では、やや堅苦しい言葉ではあるのです。



【質問 No. 24465】 方法を表す場合と、程度を表す場合の、区別について 胡桃 2024-04-03 10:01:07
 前回は、「How did you enjoy your vacation? は、How was your vacation? と同じことからも、わかる通り、How が「どのくらい」(程度)の用法で、「どのくらい楽しみましたか」という意味だ」と、回答を頂きました。ありがとうございました。この回答を受けての、質問です。

1. 「どのようにして(何をして)楽しみましたか」(方法)と問いたい場合は、What did you do to enjoy your summer vacation? と言うのでしょうか? 

2. How did you enjoy your vacation? の How が、「方法」を表すことはないのでしょうか? その区別や、判断基準は、何かないのでしょうか? How did you solve the problem? では、「方法」を表しているので、文脈次第なのか、それとも、慣用で決まっているのか、とも思いましたが・・・。


【回答】
 ご質問の How did you enjoy your vacation? は、「あなたは、どのような方法で、休暇を楽しみましたか?」という意味と、「あなたは、どの程度、休暇を楽しみましたか?」という、2つの解釈が可能なので、紛らわしいですが、おっしゃる通り、この表現は、雨が降っていても、Good morning. 「よい朝ですね」と、挨拶するのと、同じように、言わば、慣用表現化しているのです。

 それでは、「あなたは、何をして(方法)、休暇を楽しみましたか?」と言いたい場合は、何と言うでしょうか? 一般に、そのような場合は、Where did you go on your vacation? とか、What did you do on your vacation? などのように、具体的に聞くことになる、と思われます。



【質問 No. 24464】 TOEIC の文法問題から 2024-04-03 05:59:57
 いつも、お世話になっております。

 Enter your name in our drawing to win a twenty-dollar gift certificate good at any of our farmers' stands.

訳: 「お名前を書いて抽選会に参加し、どの農場の売り場でも使える20ドルの商品券を当ててください」

 上記英文の good には、「有効な」という意味があるとのことですが、gift certificate (which is) good at ~ のように、which is が省略されて修飾しているのでしょうか。また、上記英文の good の「品詞」を教えていただけると、幸いです。

 よろしくお願いします。


【回答】
 ご質問の英文を直訳すると、「私たちの農家さんのどの売り場でも有効な、20ドル分のギフト券を、(抽選で)勝ち取るために、あなたの名前を、箱に入れてください」となります。ご質問の good とは、ここでは、「有効な」という意味の形容詞で、gift certificate を、後ろから修飾している「後置用法」なのです。good の前に、which is を補って考えると、わかりやすくなります。このように、英語では、形容詞が後ろから名詞を修飾することは、よくあることなのです。


【質問 No. 24463】 イメージの違いについて 津田 2024-04-03 05:46:53
 下記の表現のイメージの違いについて、質問です。

1. in the party
2. at the party

 in は、箱の中にあるイメージ、at は、点のイメージ、と聞いたことがあるのですが、party を使う場合、どちらもよく使われる気がします。ネイティブの方は、上記の例文の場合、どのように使い分けているのでしょうか。

 宜しく、お願いします。


【回答】
 何人かの人を招いたり、集まったりして開く「パーティー」(宴会)の意味での party の場合は、at the party が使われ、in the party とは言いません。in the party の party は、「党」や、「一行」といった意味で、「そのグループの中で」という意味になってしまいます。



【質問 No. 24462】 With summer comes longer days … について zoro 2024-04-03 05:35:46
 先生、前回の添削、ありがとうございました。文法は、自分では、「もう大丈夫だろう」と思っていても、次から次へ、わからないことが出てきてしまい、困っています。今回も、昔、紙に書いておいて、あとで質問しようと思っていた英文を見つけました。

 With summer comes longer days, warmer weather and the premiere episodes of many new and popular TV shows.

(私訳)「夏が、長い間来て、暖かい天気と、たくさんの、新しい、人気のあるテレビショーの、初回のエピソードです」

 後ろの文章に、動詞がないように思えます。これは、どのような文法の形になるのですか?

 本日も、よろしくお願い致します。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「夏と共に、日が長くなり、気候が暖かくなり、多くの初公開の人気テレビ番組が、やってきます」ということで、これは「倒置文」で、With summer という「副詞句」が、文頭に出されたために、longer days 以下の「主語」の前に、述語の comes がきている構文なのです。その際、主語は複数形でも、一纏めしたもので、「単数扱い」になっているのです。zoro さんは、When summer comes, longer days, warmer weather and ... という風に、構文を取り違えてしまったようですね。


【質問 No. 24461】 what の役割と、先行詞が動物の場合の関係代名詞について おまめ 2024-04-02 18:50:09
 いつも、お世話になっております。本日も、よろしくお願いいたします。

 以下は、ある SNS からの引用文です。

 Two young construction workers in Estonia rescued what they believed was a dog who was stuck in a frozen lake. Carried it to their car and drove him to an animal shelter without having any idea it was a wolf.

私訳: 「エストニアで、建設労働者として働く2人の若者が、凍った湖にハマって抜け出せない動物を発見した。それが犬であると確信した2人は、その動物を救出して、動物保護施設へ車で搬送をした。この時の2人は、それが犬ではなく、狼だとは微塵も思っていなかったのである」

質問 @ what they believed was a dog who was stuck in a frozen lake の what は、believed 以下の従属節における「主語」の役割でしょうか? そして、they believed was a dog who was stuck in a frozen lake が、まるまる rescued の目的語の節でしょうか?

質問 A 最近、動物が先行詞の場合にも、who を使う英文をよく目にします。個人的な感覚なのですが、動物をモノではなく、人のように捉える温かさを感じたのですが、やはり英文法上では、間違いなのでしょうか?

 どうぞ、よろしくお願いします。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「エストニアの、二人の若い建設労働者は、凍った湖にはまった、彼らが犬と信じた動物を、救出した。(彼らは)それ(その犬)を、車に運び、それが狼であるということも知らずに、動物保護施設まで、運んだ」ということです。

質問 @ の、what they believed was a dog who was stuck in a frozen lake は、全体で、rescued の「目的語」となる「名詞句」なのです。what は、先行詞を含む関係代名詞で、they believed は、what (   ) was a dog のカッコに挿入された節になります。さらに、who was stuck in a frozen lake は、a dog を修飾する「形容詞節」です。

質問A 関係代名詞が、動物を先行詞とする場合は、who の代わりに、which または、that を使いますが、イソップ物語などの物語の中では、動物をまるで人間であるかのように、who を使う傾向があります。一般人の間でも、動物愛護の精神からか、動物を人間扱いにして、who を用いることがあります。最近は、特に、その傾向が強くなっているようです。



【質問 No. 24460】 2つの英文の、意味の違いについて 伊東 2024-04-02 13:02:56
 下記の英文の和訳の違いについて、質問させてください。、「動名詞」の「受動態」と、「to不定詞」の「受動態」となると思うのですが、意味に違いがあるのでしょうか?

1. I don't like <being disturbed> while studying.
2. I don't like <to be disturbed> while studying.

 上記の英文の意味に、大きな違いはなく、置き換え可能でしょうか? もし、違いがありましたら、どういうシーンで、使い分けるかなど、アドバイスを頂けましたら、幸いです。

 宜しく、お願いします。


【回答】
 ご質問の、2つの英文の意味は、いずれも「私は、勉強中に、邪魔されたくありません」ということで、おっしゃる通り、1. は、like の目的語が、動名詞の受動態になっており、2. は、それが「不定詞の受動態」になっているだけの違いで、意味の上で異なるところはありません。文体上の違いとしては、1. の方が、より文語的な表現になります。


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