Language Service Associates Present

キーワード
19146 件が登録されています。 [1461-1470] を表示

【質問 No. 24094】 whatever について Hiro 2024-02-14 06:03:17
 お世話になっております。再び、C.S. ルイスの Mere Christianity から質問です。

 The opposed Protestant beliefs on this subject call forth feelings which go down to the very roots of all Monotheism whatever.

という文があります。私は、「このテーマに関するプロテスタントの異見は、全ての一神教の根底に迫る感情を引き起こす」と解釈しましたが、この文における whatever の品詞や働きが読み取れませんでした。

 ご教示いただけますと、幸いです。



【回答】
 ご質問の英文の意味は、「この主題に関するプロテスタントの反対の信念は、どんなものであっても、全ての一神教の、まさに根幹にまで遡(さかのぼ)る思いを呼び起こします」ということで、ご質問の whatever は、whatever it may be 「それが如何なるものであったとしても」という表現の省略形で、all を強調する形で、付け加えられたものです。なお、「複合関係代名詞」の whatever が、この場合のように、単独で用いられた場合は、「副詞」となります。


【質問 No. 24093】 of について よしこ 2024-02-14 05:42:10
 いつも、ありがとうございます。以下の文章の of の役割について、質問です。

 As more detergent is used in the home, so more of it is finally discharged with the sewage into our rivers, lakes <and>(→, and) seas.

 more of it が主語だ、と思うのですが、of は必要ないように思いますが、何か役割があるのでしょうか?

 宜しく、お願いいたします。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「家庭内で使用される洗剤が増えるにつれて、それ(洗剤)のより多くのものが、最終的には、下水とともに、川や、湖、海に、放出されることとなる」ということで、more は、much の比較級ですが、ここでは、名詞として使われており、従って、more it とは言えないので、more of ~ 「そのより多くのもの」という形になるのです。I don't think any <more of> the students want to come. 「学生たちの中で、来たいと思う者は、これ以上は、いないと思います」などの例を、参考してください。


【質問 No. 24092】 文中の it と、a theory の関係について ムツ 2024-02-14 05:21:18
 先日も、誠にありがとうございました。毎度、明快な御回答に助けられています。本日も、どうか宜しくお願いします。

 こちらは、科学者と神学者の、問題への取り組み方の違いに関して、述べた文になります。

 The scientist and the theologian approach the deep questions of existence from utterly different starting points. Science is based on careful observation and experiment enabling theories to be constructed which connect different experiences. Regularities in the workings of nature are sought which hopefully reveal the fundamental laws that govern the behavior of matter and forces. Central to this approach is the willingness of the scientist to abandon a theory if evidence is produced against it.

 この文章の最終文、Central to this approach 以下について、1つお伺いしたいのですが、この it と theory の関係は、一体どのようなものでしょうか? 仮に it が a theory を受けているとするなら、この a theory は、話者にとって特定の理論である、と読んでいることになります。ただ、一点疑問に思うのは、文脈上、この a theory は、話者からも不特定のものではないかという点です。そう思う点としては、if節の内容は、仮に it が a theory を受けているとして、「エビデンスにより、理論が反証された場合」という条件の読みが与えられるのに、放棄される理論が特定の、(例えば、相対性理論のように、具体的に指すものの正体が、話者にある)理論である、と解するのは、変な気がするからです。ここは、本来「(仮に、一つ理論を持ってきて)、どんな理論であっても、反証されれば、どんな理論も放棄する」という意味の方が適切であり、We need a leader. のように、一種 any に接近する不定冠詞 a に見える気もします。ひいては、該当文の it は、本来 one で、受けるべきではないか、とも考えてしまいます。
 なお、「エビデンスにより、反証される理論」として特定化して、「それ=it」と受けているとしている、という考えも、私の中にはあるのですが、これだけで、特定の正体が話者にわかっている理論とするのは、難しいのではないかと思ってしまいます。

 どうか、ご教示頂けますと、幸いです。


【回答】
 ご質問の箇所の英文の意味は、「この方法論の中心にあるのは、いかなる理論も、それに反する証拠が提示された場合は、それ(その理論)を放棄するという、科学者の潔(いさぎよ)さなのである」ということで、どんな理論でも、証拠によって証明されない限り、そうした理論を、いさぎよく放棄する、というのが、科学者の態度である、ということに尽きます。おっしゃるように、a theory とは、「一つの理論」というよりも、「いかなる理論も」という意味なのです。もちろん、最後の it は、a theory を指しています。これ以上、私からは、説明できません。


【質問 No. 24091】 「前置詞+関係代名詞」の文章構造について。 おまめ 2024-02-13 16:20:59
 いつもお世話になっております。連投となりますが、よろしくお願いいたします。

 My mother, from whose valuable experience, I always draw a lesson.
 拙訳: 「私は、母の貴重な体験から、いつも教訓を学んでいる」

質問: こちらの英文の構造なのですが、元となる文は I always draw a lesson from my mother's valuable experience. であり、後続文の from の目的語の my mother's valuable experience が、関係代名詞の所有格として機能した文、および、前置詞 from が関係詞の前に出てきた文でしょうか? whose の前に前置詞が来るパターンに初めて出会いまして、混乱してしまいました。

 どうぞ、よろしくお願いいたします。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「その貴重な経験から、私がいつも教訓を得ている、私の母」ということで、文章というよりは、様々な修飾語を伴った母」という名詞句となっています。訳し方としては、「私の母、それは、その貴重な経験から、私が、いつも教訓を得ている(存在)だ」としても良いでしょう。



【質問 No. 24090】 [質問 No. 24071]への追加質問 おまめ 2024-02-13 13:05:55
 いつもお世話になっております。先日も、丁寧なご回答を、ありがとうございました。今回は、【質問 No.24071】についての追加質問です。

 The curator of the zoo who used to specialize in veterinary medicine taught the staff an adequate knowledge which they needed to deal with animal disease.
 「かつて獣医学を専攻したその動物園の延長は、スタッフに、動物の病気に対処するために必要な、十分な知識を教えた」

質問 @ to deal with animal disease は they need に掛かる「副詞用法」とのことでしたが、目的格の関係代名詞の場合は、後続する関係詞節には、必ず不完全文が続くのではないでしょうか? (この場合ですと、they needed の目的語 an adequate knowledge が欠けた文)
 上記の文の場合、この欠けた部分を含めた動詞句 they needed <an adequate knowledge>を修飾する意識で、不定詞の副詞的用法が機能している、という認識で良いでしょうか?

質問 A 「動物の病気に対処するため」の意味上の主語は、園長さんとも、スタッフとも、どちらとも取れそうなのですが、こちらは文脈によりますか?
 「スタッフ」が動物の病気に対処する、と明確に示すには、for them to deal with animal とすればいいでしょうか?

 どうぞよろしくお願いいたします。


【回答】
 ご質問文がバラけているため、スペースを、無駄に取りすぎています。もう少し、コンパクトにまとめる工夫をお願いします。修正された質問文の形式を、参考にしてください。

@ to deal with animal disease は、which(=adequate knowledge) they needed の needed を修飾する「副詞用法」の不定詞なので、「動物の病気に対処するために」という目的を表す意味になるのです。

A to deal with animal disease の「意味上の主語」は、園長から教えられたスタッフで、園長は含まれません。ですから、for them とする必要はありません。



【質問 No. 24089】 英文解釈について N.Y. 2024-02-13 11:15:09
@ Japan lost its spot as the world's second-largest economy to China in 2011, a title that it had previously held for 42 years.

 この英文の「コンマ」の役割は何でしょうか。a title を関係代名詞で修飾した文章のようですが、どのような用法で、前後の文章を結び付けているのか、よくわからないです。

A Inside Japan's corporations, the culture emphasizes the success of a company as a whole to be more important than any single individual, which might explain why one study found that 63% of Japanese felt guilty for taking paid leave.

 to be more important の to の用法が、わからないです。動詞 emphasize に to を使った熟語があるのでしょうか。

B There's hundreds of cases of karoshi reported annually, although some argue these cases are underreported and that the real number could exceed that by up to 10 times.

 that the real の that は、必要なのでしょうか。どのような意図で that があるのか、お教えいただければ、幸いです。



【回答】
@ の意味は、「日本は、2011年に、それまで42年間保持してきたタイトル(地位)である、世界第二の経済大国の位置を、中国に奪われた」ということで、コンマの後の a title that it had previouslyy held for 42 years は、the world's econd-largest eonomy を受けて立つ「同格」なのです。コンマは、which is という意味に取ることができます。

A の意味は、「日本の企業内では、その文化が、会社全体の成功が、いかなる個人(の成功)よりも重要である、と強調しているので、このことが、ある一つの研究で、日本人の63%が有給休暇を取ることを罪悪視することがわかったことを、説明するかもしれない」ということで、ご質問の emphasize A <to be> more important とは、emphasize A <as (being)> more important 「A を、より重要である、と強調する」という用法なのです。

B の意味は、「年間数百人の過労死事件が報告されており、これらのケースは、過小評価されていると、主張する人もいるが、実際の数は、それを10倍位上まっていると主張する人もいる」ということで、ご質問の and that の that は、some (people) argue (that) these cases are underreported and <that> the real number could exceed ... という風に、argue (that) の that を繰り返したものなのです。つまり、some people は、2つのことを主張している、と述べているのです。これは、反復の that とでも呼ぶべきものなのです。



【質問 No. 24088】 C.S. Lewis の Mere Christianity から Hiro 2024-02-13 06:46:35
 C.S.ルイスの Mere Christianity から質問です。

 It is very difficult so to dissent from them* that you will not appear to them a cad as well as a heretic. (*them = マリア観)

 上記の文構造を、ご教示いただけないでしょうか。

 「キリスト教の精髄」(柳生直行訳)では、以下のように翻訳されています。
 「彼らと異なるマリア観を抱く者は、単に異端者であるばかりでなく、許しがたい下司野郎ということになるだろう」

 to dissent from them が difficult の真主語なのかな、とは思うのですが、so, that が、どう機能しているのか、がイマイチわかりませんでした。

 so は、手前の difficult にかかり、「彼らのマリア観に異議を唱えることは、非常に難しいので、彼らにとって、あなたは、cad/heretic に見えないだろう(異議を唱えたら、cad/heretic に見える)」と読めそうですが、いかがでしょうか。


【回答】
 ご質問の英文は、It is very difficult <to so dessent> from them that you will not appear to them a cad as well as a heretic. とすべきところなのですが、to dissent のなかに so を投入すると「分離不定詞」になるのを嫌って、<so to dissent> from them that ... としたものと、解釈できます。もちろん、この so は、that と共に、「相関接続詞」なのですが、ここでは、「原因・結果」を表す so ~ that ... ではなく、「that 以下にならないために」という「目的」を表す so that ... なのです。

 そこで、以上を踏まえて、和訳しますと、「あなたが、彼らに対して、異端者であるだけでなく、下劣な人間であると見えなくするために(と思われなくするために)、(そのように)彼らに反対することは、非常に難しいことである」となります。通常の so ~ that ... の構文と違って、so の後に to dissent という動詞が来ているので、訳すのが難しくなっているのです。



【質問 No. 24087】 主語が単数でも、複数の目的語を取ることが、できるか? みわ 2024-02-13 06:12:45
 「会社法」 第四百二十三条 「取締役、会計参与、監査役、執行役、又は会計監査人(以下、この節において「役員等」という)は、その任務を怠ったときは、株式会社に対し、これによって生じた損害を、賠償する責任を負う」

 Article 423: If a director, accounting advisor, company auditor, executive officer <or>(→, or) financial auditor (hereinafter in this Section referred to as "Officers, Etc.") neglects their duties, they are liable to such Stock Company for damages arising as a result thereof.

 主語が単数形の羅列で、動詞は三単現の -s を伴っても、目的語を修飾する代名詞は、複数形になりますか? 従属節の主語が「単数形」の羅列でも、主節では「複数形」になりますか?


【回答】
 ご質問の文章では、単数の名詞が、主語として、複数羅列されていますが、それらの名詞は、いずれも or で結ばれているので、文法的には、あくまでも「単数の主語」なので、動詞も「三単現」の -s が付くことになります。それが、neglects で、問題は、その後の their duties となっている点なのですが、ここは、正しくは、their ではなく、his or her とすべきところですが、最近の傾向では、his or her を their としてしまう傾向があるのです。法律上の用語としては、誤解を避けるために、このような場合には、his or her とすべきですが、最近では、そうした男女の区別を嫌がる傾向があるので、their としてしまうようなのです。


【質問 No. 24086】 形容詞の修飾の仕方について Ayaka 2024-02-13 05:50:53
 We suggest that innovation is more a process of trial and error, where two steps forward may sometimes come with one step back, as well as one or more steps to the right or
left. This evolutionary view of human innovation undermines the notion of creative genius.

 This evolutionary view of human innovation の部分の evolutionary は、view を修飾していますか、それとも、view of human innovation を修飾していますか。こういったときは、どのように考えれば、いいのでしょうか。前回の質問に似たような質問になるのですが、よろしくお願いします。


【回答】
 ご質問の部分の意味は、「人間の革新(イノベーション)に対するこの進化論的見解は、創造的天才の概念を揺るがす」ということで、This evolutionary view of human innovation とは「人間の改革に対する進化論的な見解」ということで、ここの of は、所有ではなく、目的を表しているのです。つまり、せっかく人間が改革を行なっても、それを“天才だ!”と認める代わりに、失敗を重ねながら、やっと到達した、進化論的な捉え方をするのは、“さすが天才!”といった褒め言葉を、覆(くつがえ)すことになって、残念だ、と言っているのです。of が「所有」を表すのか、「目的」を表すのかは、前後関係(文章の内容)から分かってくるので、文脈をよく見て、判断することになるのです。of には、このように、所有だけでなく、目的も表すことがあるのだ、という理解を持って、解釈に臨むことが大事になります。


【質問 No. 24085】 比較級の作り方について 新山あいり 2024-02-12 16:51:42
 「比較級」は、比較的長い単語には、more を付けますが、「比較的長い」とは、どこからが、そうなのですか? 教えて下さい。

【回答】
 この質問は、答えるのが大変難しいです。ご存知のように、英語には、形容詞と副詞に、比較級と最上級がありますが、その作り方は、規則形の語については、

(1) 1音節語には、rich - richer - richest のように、-er, -est をつけますが、
(2) 2音節語以上の語には、原則として、cruel - more cruel - most criel のように、more ~, most ~ をつけます。ただし、ここには例外があって、happy - happier - happiest / clever - cleverer - cleverest / idle - idler - idlest / narrow - narrower - narrowest などの「語尾」を持つ語には、2音節の語でも、-er, -est がつきます。

 この他に、「不規則形」の語については、good - better - best, little - less - least, many - more - most などの形があります。

 そこで、ご質問ですが、「比較的長い語」というのは、(2) で、例外とした語を除いた、二音節以上の語のすべてを指します。二音節語にも、例外があるので、「比較的長い語」という言葉を使ったわけです。




前の 10 件    次の 10 件