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【質問 No. 24065】 frozen という語について 寅次郎 2024-02-09 05:53:25
 こんばんは。 お世話になります。

 There's a misconception that frozen produce is less nutritious than fresh fruit.

 上記の文の frozen について、お尋ねいたします。frozen が、 freeze の「過去分詞」であることはわかるのですが、次の A と B の、どちらが正しいのか、よくわかりません。

 A → frozen は、自動詞の freeze (凍る) の過去分詞である。
 B → frozen は、他動詞の freeze (凍らせる、冷凍する) の過去分詞である。

 上の A と B の、どちらが正しいのでしょうか。

 お世話になりますが、どうぞよろしく、お願いいたします。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「冷凍食品(製品)は、新鮮な果物より、栄養価が少ない、という誤解があります」ということで、ご質問の frozen のような、「過去分詞」が形容詞として使われる場合、元の動詞は、「自動詞」なのか、「他動詞」なのか、というご質問ですが、例えば、<broken> window 「壊された窓」は、「他動詞の過去分詞」が形容詞として使われていますが、<retired> policeman 「引退した警察官(元警察官)」の場合は、自動詞の過去分詞が形容詞として使われています。このように、他動詞でも、自動詞でも、過去分詞は、形容詞として、使われるのです。


【質問 No. 24064】 前置詞 of について ac 2024-02-09 05:35:14
 いつも、ありがとうございます。前置詞 of の使い方について、質問があります。

 “His weapon of choice is a hammer.”
 「彼の武器の好みは、ハンマーだ」という意味に取れる英文があったのですが、ここでの of の使われ方について、気になることがあります。

 なぜ、これは、“His choice of weapon” ではないのでしょうか? 私としては、こちらの文の方が、しっくりくる気がするのですが。なぜ、上のような文構造になるのでしょうか。

 “His weapon of choice” の「A of B」を、「B の A」と訳そうとすると、「選択の、彼の武器」のように、不自然になってしまう気がします。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「彼の、好みの武器は、ハンマーである」ということで、「of + 抽象名詞 = 形容詞」という公式で、of importance 「重要な」、of courage 「勇敢な」、of use 「有用な」などのように、いずれも名詞の「後置修飾」となります。


【質問 No. 24063】 a separate piece of paper について 田中 2024-02-09 05:23:02
 ご教授願います。

 Please print a copy of each sales report on a separate piece of paper.

 この文は、数枚のレポートがホチキスで止められたものが1部あって、それを、それぞれの紙に印刷してくださいという意味ですか。また、それぞれの紙というのは、もし5枚レポートがあれば、その5枚を、5枚の紙に、コピーし、同じものを作ってください、といっているのですか。

 よろしくお願いします。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「販売レポートのコピーを、それぞれ別々の紙に、印刷してください」ということで、おっしゃる通り、束ねてあるコピーを、バラして、それぞれ一ページ毎の紙に、印刷してくれ、という依頼なのです。


【質問 No. 24061】 an all-time high について 松本 2024-02-08 06:59:48
 ご教授、お願い申し上げます

 TOEIC の過去問で、Profits are at an all-time high. というのがありまして、「利益は、これまでで一番高い」という意味ですが、これは、なぜ、an がつくのでしょうか?
 他にも、例文を探してみると、Coincidently the death rate from tuberculosis reached <all-time>(→an all-time) high that same year. というのがあり、こちらは an が入っていないのは、なぜでしょうか?


【回答】
 ご質問の an all-time high というのは、「名詞扱い」で、「これまでで一番高いもの」という意味なので、high は、「名詞」で、「最高水準(価格、記録)」と言った意味を表します。ですから、他の例の all-time high にも、正しくは、an がつくのです。


【質問 No. 24060】 代名詞 This の指示内容について Keiko 2024-02-08 06:49:22
 いつもお世話になっております。以下の、2つ目のセンテンスの主語 "This" が指す内容が、分からず苦心しております。ご教示いただけますと、幸いです。

 Both Sugamo and Ikebukuro are populous areas where there are well-established cafe cultures. However, this is where we need to think about the customer turnover of each location.

<訳文>「巣鴨も池袋も人口が多いエリアで、カフェ文化が根付いています。しかし、ここで考慮すべきなのが、それぞれの地域の顧客回転率です」

 どうぞ、よろしくお願いいたします。



【回答】
 ご質問の this is where we need to think とは、「ここは、我々が考える必要があるところです」という意味で、この this は、具体的に何かを指すのではなく、「ここが、考えるべきところだ」と言っているので、前文を受けて、「この点(が、考えるべきところだ)」という意味を表しているのです。


【質問 No. 24059】 文構造について Ayaka 2024-02-08 06:38:32
 下記の英文について、質問させてください。

 Conventional wisdom also places great weight on insight in promoting breakthrough scientific achievements, as if ideas spontaneously pop into someone's head - fully formed and functional.

1. in promoting breakthrough scientific achievements の部分の意味と、in の用法を教えていただきたいです。
2. fully formed and functional. の部分の意味と、文構造を教えていただきたいです。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「また、従来の通念は、画期的な科学的成果を促進する上で、洞察力を重視しており、あたかも、完全に形成され、機能する誰かの頭に、アイデアが自然に浮かんでくるようなものです」ということで、

1. in promoting breakthrough scientific achievements とは、「画期的な科学的成果を促進する上で」という意味で、in は、「~ をする上で」という意味の前置詞です。

2. fully formed and functional とは、「完全に完成され、機能する(誰かの頭)」という意味で、pop into someone's head を修飾して、「完全に形成され、機能する(頭として)」という意味で、someone's head を修飾しているのです。 



【質問 No. 24058】 to be について もか 2024-02-08 06:16:30
 前回も、丁寧な説明を、ありがとうございました! 「SVOC」の文章、to不定詞が補語となっている文章に、たくさん触れて、更に理解を深めたい所存です。

 今回も to be が入っている英文について、何点か質問をさせてください。

 This ~ was made to be exploited.
 「この ~ は、利用されるために作られた」

 上記の文なのですが、「be動詞+made+to動詞の原型」で、「させられた」という意味になるかと考えたのですが、なぜ、違うのでしょうか? なにか見分け方のコツなどはありますか?
 また、ネイティブの方の英語に触れた時、どう取り扱い、どう訳したのかわからない to be があります。ネイティブの方にとって、to be とは、どういったニュアンスになりますでしょうか。

 ずれた質問でしたら、大変申し訳ございません。どうぞ、ご教示のほど、よろしくお願いいたします。


【回答】
 ご質問の英文は、「受動態」(受け身文)なので、わかりにくいのですが、元の「能動態」の文にすると、

 They made this ~ to be exploited. 「彼らは、この ~ を、悪用されるために、作った」

という意味の文になります。つまり、They made this ~ で、「彼らは、この ~ を、作った」という意味になり、to be exploited で、「悪用されるために」という意味になるのです。この場合の to be exploited は、「悪用されるために」という意味の「不定詞」の「副詞用法」で、目的を表しています。to be が特に熟語になっているわけではないのです。他の例を挙げますと、They made this <to sell>. と言えば、「彼は、これを、売るために、作った」という意味になり、この場合の to sell が、ご質問の to be esploited に相当し、「売るために」という「副詞用法」の「不定詞」であるに過ぎません。熟語などではないのです。



【質問 No. 24057】 myself について もさ 2024-02-08 05:39:02
 お世話になります。よろしくお願いします。

 Although I felt it didn’t taste good at first, I gradually came to like it and now I make it myself for breakfast.
 「最初は、おいしいとは、感じなかったけれど、徐々に好きになり、今では、朝食として、作っています」

 ここで、I make it myself for breakfast. の文構造が分からないのです。再帰代名詞の myself が、この文において、何の品詞であるのか、また、どういった意味や、役割があるか、がわかりません。


【回答】
 ご質問の now I make it <myself> for breakfast とは、「今では、私は、それを、朝食のために、自分で、作ります」という意味で、myself は、ここでは、「副詞」として使われているのです。


【質問 No. 24056】 for that long a time の語順について まつ 2024-02-08 05:32:58
 「フレンズ」というドラマのセリフで,

 We haven't known each other for that long a time.

とあり、that を否定するので、long a time という語順になる、という解説を読みましたが, 文法の働きが分からず、ほかに例文があれば、合わせてご教示いただければ、幸いです。

 宜しくお願いいたします。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「私たちは、そんなに長い間、お互いを知っていたわけではありません」ということで、副詞 that の代わりに、よく使われる such を使って表現すると、for <such> a long time という語順になります。しかし、that と同じ意味の副詞 so を使うと、for <so> long a time となります。so の代わりに、that を使うのは、どちらかと言うと、略式の口語体になります。

 以上、見たように、「そんなに長い間」は、正しくは、for <such> a long time とするか、for <so> long a time とするかの、2通りの言い方になりますが、それが、口語体では、for <that> long a time という形になる、ということなのです。



【質問 No. 24055】 A deeper problem 以下の文は、いわゆる「C V S」の倒置文か? ムツ 2024-02-08 05:09:36
 いつも、ご回答頂き、誠にありがとうございます。本日も、ご教示頂けますと幸いです。

 But speed reading? Techniques that aim to guide eye movements so that we can take in more information from each glance seem doomed to fail. (中略)
 A deeper problem, however, is that the big bottleneck in reading isn't perception (seeing the words) but language processing (assembling strings of words into meanings).

 以上の文は、速読に対する批判的主張の文になります。この2番目の段落の第1文目、A deeper problem, however, is that the big bottleneck in reading isn't perception (seeing the words) but language processing (assembling strings of words into meanings). について質問があります。

 この文は、いわゆる「C V S」の倒置文で、珍しく C が「名詞」のパターンでしょうか? そう考える理由は、4点ほどあります。
 第1に、主語に不定冠詞 a がついているなら、真っ先に「総称」が浮かびますが、「総称」と解するには、文脈上無理があると考えるからです。
 第2に、読み手には不特定の導入の働きをする不定冠詞は、通例主語の位置に置くなら、There 構文の主語にして置かなければならない、と思うからです。
 第3に、補語につく様な a (He is a lawyer.の a)は、主語としては不適切であるからです。
 第4に、いわゆる「C V S」倒置は、情報構造的に補語に旧情報、主語に新情報を置くところ、A deeper problem は、本文が速読に対して批判的文脈であることを踏まえると、旧情報的であり、その後に文字数の都合で載せられませんでしたが、主語と考えられる That節の but 以下の内容が展開されていることから、主語だと考えられる That節は、新情報にあたり、「C V S」倒置の情報構造と合致すると考えるからです。

 このように考え、A deeper problem は「補語」」ではないかと考えました。先生から見て、このような考え方は適切でしょうか? 今回も、稚拙な長文の質問となったことをお許しください。本日も、よろしくお願い致します。


【回答】
 ご質問の箇所の英文の意味は、「しかしながら、より深刻な問題は、読書における大きな障害は、知覚(単語を見ること)ではなく、言語処理(単語の文字列を、意味に組み立てること)である、ということなのだ」ということで、私自身、これまで、この種の構文に接する度(たび)に、A deeper problem(S) is(V) [that ...](C). という風に、解釈してきて、何の不思議も感じなかったのですが、今回、ムツさんからの質問を受け、ハタと考え込んでしまいました。なるほど、言われてみれば、さもありなんかな、と唸(うな)ってしまいました。

 私も、よく考えてみるとき、この文は、It is <a deeper problem> that the big bottleneck ... という風に補うことができる構文であることを考えると、おっしゃるように、A deeper problem(C) is(V) [that ...](S). という構造から、「倒置文」であるように、感じ始めました。その理由として挙げられたものも、いちいちごもっともで、同意せざるを得ない、と感じるようになりました。ですから、ご質問に対して、この考えは、適切だろう、とお答えすることにいたします。 



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