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【質問 No. 23908】 what の働きについて おさる 2024-01-16 10:24:25
 お世話になっております。下記の文章の what の働きについて、質問があります。

 The pie chart illustrates what fraction of the population is Christian.

 what fraction は「関係形容詞」で、what fraction of the population is Christian が「名詞節」として働き、illustrates の「目的語」になっている、「SVO(第3文型)」の文と考えたのですが、このような解釈で、正しいでしょうか?

 また、of the population が形容詞句をつくり、fraction を修飾しているため、what fraction が関係形容詞なのか、what fraction of the population までが関係形容詞なのか、悩んでしまいました。

 what の識別に苦手意識があります。ご教示のほど、よろしくお願い致します。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「円グラフは、人口の何%がクリスチャンであるか、を示しています」ということで、この文の構造は、[The pie chart](S) illustrates(V) [what fraction of the population is Christian](O). の各要素から成る「第3文型」である、という質問者の分析は、その通りです。ただ、その中で、what が「関係形容詞」である、としている点は、間違いで、what ~ で「何の ~」という風に、疑問詞が形容詞として使われたもので、「疑問形容詞」と言うのが正しいのです。また、what fraction of the population が「疑問形容詞」なのではなく、what だけが「疑問形容詞」と呼ばれるのです。ですから、what fraction of the population は「人口の何割」という意味の「名詞句」となります。


【質問 No. 23907】 ask の使い方について ぴっころ 2024-01-16 06:47:33
 「S V O O」の動詞が ask の際、「S V O」の形に書きかえるのに、of を使うと習いまいた。例えば、

 May I ask you a favor? → May I ask a favor <of you>?

のようになる、ということです。ところで、ここで質問ですが、I ask you for help. という文がありますが, これは、「S V O O」の形では、I ask you help. と書いても、いいのでしょうか。また、「S V O」で、I ask help of you. とも書けるのでしょうか.

 よろしくお願いします.


【回答】
 ご質問の May I ask you a favor? の「間接目的語」を後ろに回す場合は、正式には、May I ask a favor <of you>. となりますが、May I ask you a question? の場合は、May I ask a question <of you>? とすると、古風、又は、不自然に響くので、May I ask a question <to you>? とするか、May I ask you a question? のままにするか、のどちらかになります。

 一方、I ask you for help. の場合ですが、I ask you help. とは言わずに、I ask you for help. のままが良い、とされています。



【質問 No. 23906】 I might have done that <the wrong way>. の文法について もさ 2024-01-15 18:41:28
 毎度、お世話になります。

 Oh, you know I think I might have done that the wrong way.
 「おっ、そういえば、そのような間違った方法で、してしまったかもしれない」

 こちらの that the wrong way は、なぜ、that と the が続くのでしょうか。that や the が形容詞なら、片方でいいと思いますし、that が接続詞なら、後ろは、S V の「文」がくる、と思うのですが・・・。


【回答】
 ご質問の英文には、Oh, you know (that) I think (that) I might have done <that> the wrong way. の文中に、カッコで示したように、3つの that があり、最初の2つは、名詞を導く「接続詞」ですが、3番目の that は、「それ」を意味する「指示代名詞」なのです。この文を直訳すると、「ああ、そう言えば、私はそれを、間違った方法で、行なってしまったかもしれないと、思うのです」となり、I might have done that <the wrong way>. の意味は、「私は、それを、間違った方法で、行なってしまったかもしれません」という意味になるのです。the wrong way は、「副詞句」で、in the wrong way の in が省略されているのです。


【質問 No. 23905】 It will save you money. の「文型」は、何か? 2024-01-15 18:21:44
 It'll save you money. は、「第何文型」ですか?

【回答】
 ご質問の英文の意味は、「それは、あなたに、お金を、節約させるでしょう」ということで、文型としては、It(S) ['ll save](V) you(O2) money(O1). の各要素から成る「第4文型」となります。「O2」は、「間接目的語」で、「O1」は、「直接目的語」になります。


【質問 No. 23904】 「シンプルが一番」の表現について せつ 2024-01-15 12:50:08
 「シンプルが一番だ」は、次の、どれでもいいですか?

1. Simple is best.
2. Simple is the best.
3. Simplicity is best.
4. Simplicity is the best.


【回答】
 「シンプルが、一番」を、最も“シンプル”に、表しているのは、1. の Simple is best. で、それに次いで、2. → 3. → 4. の順に、複雑になっています。いずれも、英語として、間違いではありませんが、英米人が一番好んで使うのは、一番シンプルな 1. なのです。


【質問 No. 23903】 カンマ以降の構造について パロット 2024-01-15 10:26:53
 木村先生、いつもお世話になっております。

 Most of us have probably observed that activity patterns tend to run in families, a situation that has been confirmed in studies involving both people and animals.

 子どもの運動習慣は、親に似る、といった文脈での一節です。今回、お聞きしたいのは、..., a situation that の部分です。Most of us が(S)で、have observered が(V)で、that節が(O)、そして、このthat節は、families までと解釈しました。もし、そうだとすると、それ以降がどういう風に繋がっているのか、が分からなくなってしまいます。

 どうか、よろしく、ご教示下さい。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「私たちのほとんどの者は、活動のパターンが家族の中に共通の傾向として遺伝することを、おそらく知っているでしょうが、こうした状況は、人と動物の両方に関する研究において確認されているのです」ということで、前半の families までの文構造の理解は正しいですが、a situation 以下の文章が、この文全体の中で、どのような役割を果たしているか、と言いますと、a situation の前に、非限定用法の関係代名詞の which is が省略されたものと解釈することができるのです。省略されている関係代名詞の先行詞は、activity patterns tend to run in families という節全体で、「このことは、... の中で、確認されている」という風に、前の文全体を受けて、説明しているのです。


【質問 No. 23902】 先行詞になれるものと、なれないものについて おまめ 2024-01-15 10:06:51
 連投、失礼いたします。先行詞について、<ご質問>(→質問)をさせて頂きます。

 先行詞について、例えば、以下の文の場合、(自作の文で失礼します)

 She should understand what her English teacher has been teaching. 
 「彼女は、英語の先生が教えてきたことを、理解すべきです」

 この英文についてなのですが、<what her English teacher has been teaching>を、先行詞のかたまりとして、関係代名詞 that で修飾することは、英文法上可能でしょうか? 例えば、以下のようにすることは、可能でしょうか?

 She should understand <what her English teacher has been teaching> that is important for entrance exams.

 引き続き、よろしくお願いいたします。日曜日に、失礼いたしました。


【回答】
 後提案のような英文を可能にするために、英語には、次のような手段があるのです。

 She should understand what her English teacher has been teaching (her), <which is> important for entrance exams.

 これは、teaching の後に that is という風に、不自然な繋ぎ方をする代わりに、what her English teacher has been teaching (her) を、先行詞とする関係節をコンマの後に続けるというやり方があるのです。こうすれば、おまめさんの疑問は、解決するのではありませんか?



【質問 No. 23901】 come の「第二文型」用法で、 補語が名詞の場合について(返信) おまめ 2024-01-15 09:50:40
 お世話になっております。【質問 No. 23896】の質問について、情報が足りず、大変失礼いたしました。例文を追加させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 ネット上で見かけた、詩(?)のような文章で、以下のようになっています。

 I need to achieve happiness. I need to get married. Who will come a <wife>(→wife?).

 最後の文は、「誰が、妻になるのか」という間接疑問文で、come to の to を省略、もしくは書き忘れ(?)、とも思ったのですが、混乱してしまいました。ご助言を頂けますと幸いです。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「私は、幸せを達成させる必要があります。私は、結婚する必要があります。誰が、妻になることでしょうか?」ということと思われます。そこで、最後の come の解釈になりますが、Who will come <as> a wife? 「誰が、妻として、来るのだろうか?」という意味と、Who will <become> a wife? 「誰が、妻になるのだろうか?」の2つが考えられます。

 ところで、become という単語は、実は、「be- (= by) + come」 = そばに来る、~ の近くに来る」 という語源を持つので、come by ~ で、「~ のそばに来る」ということから、「~ になる」という意味が生じたわけなので、come には、become に似た意味合いがあることから、come = come by という公式から、come to a wife で、「妻としてそばにくる」という連想が働いているかもしれません。



【質問 No. 23900】 and の対象について Arkada&#351; 2024-01-15 07:04:07
 It’s one of those stories that gets repeated at family gatherings, and with renewed frequency once I had kids of my own.

 以上の英文について、次の質問があります。

@ and が結んでいるのは、"at family gatherings" と "with renewed frequency once I had kids of my own" という理解でよいでしょうか。

 解説では、"with renewed frequency once I had kids of my own"が、"at family gatherings"を修飾しているということでしたが、それでは、and の存在意義がないように思います。

A and のまえの「コンマ」は、何のために、ついているのでしょうか。




【回答】
 ご質問の英文の意味は、「それは、家族の集まりにおいて繰り返され、しかも、私が自分自身の子供を持って以降、新たな頻度を持って、繰り返される話題の一つである」ということで、

@ and は、おっしゃる通り、at family gatherings と、with renewed frequency (once I had kids of my own) とを繋いでいるのです。

A and の前にコンマがついているのは、with renewed frequency ... が、at family gatherings の「追加情報」であることを示すために、ついているのです。with renewed frequency ... を、初めから予定した場合は、コンマをつけることはありません。



【質問 No. 23899】 文章の構造について よしこ 2024-01-15 06:39:02
 いつも、ありがとうございます。

 次の文章のk構造が掴めないので、教えてください。

 In the past, filmmakers generally followed the journalistic tradition of not paying ordinary subjects of documentaries for fear that doing so would encourage people to exaggerate or tell outright lies.

 for fear that の that 以下は、fear の内容を説明しているのでしょうか? そうなると、doing so は、「そうさせること」という動名詞と理解すればよいのでしょうか?

 宜しくお願いいたします。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「これまでは、映画製作者は、ドキュメンタリーの普通の出場者たちには、料金を支払わないという、ジャーナリズムの伝統に従っていた。その理由は、そうすること(=料金を支払うこと)で、その人たちが誇張したり、あからさまな嘘をついたりすることを、恐れたからです」ということで、for fear that ... とは「... するという恐れのために」という意味で、that 以下は、fear の「同格表現」で、「名詞節」となります。従って、doing so とは、「そうすることが」という意味の名詞句で、doing は「動名詞」となります。


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