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【質問 No. 23637】 出張旅行経費明細書の注意書きの意味について マリト 2023-12-10 15:17:40
 EXPENSE ACCOUNT STATEMENT:
 When seeking reimbursement for travel expenses or accounting for a travel advance payment, submit the receipts by the tenth day of the month after conclusion of travel.

 この by the tenth day of the month after conclusion of travel は、次のどちらの意味でしょうか?

@ 旅行が終わったあと(から数えて)10日目までに
A 旅行が終わった月の翌月の(カレンダー上での)10日までに

 問題集の和訳は、@ の意味で書いてありますが、翻訳サイトでは、A の意味で出てくるものが多いです。常識的には、@ の意味のような気がしますが、会社の経理の締め日を含めて考えれば、A の意もありかなと、思われます。さらに、@ の意味であれば、こんなまどろっこしい言い方ではなく、もっとシンプルな言い方があるのではないかと考えております。


【回答】
 私も、@ の意味だろう、と思いますが、A の意味だとすると、by the tenth of the following month after conclusion of travel とすべきと、考えます。この英文が、ネーティブによって書かれたものかは、分かりませんが、紛らわしい書き方のように、思われます。すべての英文が、間違いなく、正しいものと、考えることを、やめましょう。


【質問 No. 23636】 なんの構文か? 安室 2023-12-10 14:59:03
 There’s an ambulance coming. Something must’ve happened in the neighborhood.

 この文章の -ing は、ambulance を後ろから説明している現在分詞、または、ambulance を意味上の主語とする動名詞のどちらですか。


【回答】
 ご質問の英文の意味、「救急車が来ています。近所で、何かあったに違いありません」ということで、There is ~ とは、「存在文」と呼ばれ、通常、不定のものが、存在する」という意味を表し、An ambulance is coming. が「叙述文」で、主語について、何かを記述する、といった内容のニュアンスがあります。ですから、存在文では、「主語が ~ する」という風に、「が」が使われますが、叙述文では、「主語は、~ である」という風に、主語について、説明する内容が多く見られます。原文に戻りますと、There's an ambulance coming. とは、Look, an ambulance is coming. 「ほら、救急車がやってきますよ」といったニュアンスを表します。ですから、coming は「後置修飾」の分詞ではなく、本動詞としての働きをしているのです。 


【質問 No. 23635】 Something was downloading. について 匿名希望 → ニックネームで! 2023-12-10 10:26:11
 怪しいEメールを開いてしまい、何かが勝手にダウンロードされ、それはウイルスだった、という文章の中で、以下の表現が出てきました。

 Something was downloading onto my computer.

 これは、文法的には、過去進行形に該当すると思うのですが、日本語訳は、「何かがダウンロードされていました」と過去進行形の「受け身」のような訳となっていました。なぜ、上記の日本語訳は、「受け身」のような表現になるのでしょうか?

 また、過去進行形の「受け身」とするならば、以下の表現の方が適切ではないか、と思いました。以下の表現は、間違っているでしょうか?

 Something was being <downlodaded>(→downloaded) onto my computer.


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「何かが、私のコンピューターに、ダウンロードされていました」ということで、download には、他動詞と、自動詞の用法がありますから、ここでは、自動詞としての用法で、その過去進行形になります。しかし、日本語にした場合、「何かが、ダウンロードしつつあった」と訳すと、無生物主語のため、なんとなく不自然に響きます。そこで、「訳では、「何かが、ダウンロードされていました」という訳にならざるを得ないのです。

 ところで、過去進行形の受け身ならば、Something <was being downloaded> onto my computer. とした方が、適切ではないか、とおっしゃっていますが、download に「ダウンロードされる」という「自動詞」の用法があるので、そこまでする必要は、ないと思います。



【質問 No. 23634】 public company について 安室 2023-12-10 05:46:28
 public company は、「公開株式会社」という意味だそうですが、これは、要するに「上場している会社」ということですか?

【回答】
 「公開株式会社」(public company) とは、おっしゃる通り、株式市場に公開されている会社のことです。


【質問 No. 23633】 英文の解釈について go-tiger 2023-12-10 05:42:47
 木村先生、いつも丁寧な説明をしていただき有難うございます。

 下記は某英字新聞の「和文英訳」の課題と新聞社社員による「英訳例」です。

 課題文:「日本の捕鯨業を33年間支え続けた世界唯一の捕鯨母船「日新丸(にっしんまる)」が4日、現役最後の操業を終え、山口県下関港に入港した」

 英訳例: The world's only whaling mother ship completed its last voyage and arrived at Shimonoseki Port in Yamaguchi Prefecture on Saturday, bringing the curtain down on the Nisshin Maru's 33-year history supporting Japan's whaling industry.

 分詞構文「, bringing the curtain down on the Nisshin Maru's 33-year history」は、書き直すと、「and it(=the world's only whaling mother ship= the Nisshin Maru) brought the curtain down on The Nisshin Maru's 33-year history」であると解釈しました。
 ・bring the curtain down on O (Oを終わりにする)
 
「そして、それ(日新丸)が日新丸の33年の歴史を終わらせた」では、主語と目的語が同じであり、日本語としても、英語としても、間違っているのではないでしょうか? 主語が「船会社」なら意味をなすと思うのですが。
 ご教示の程、よろしくお願いいたします。


【回答】
 ご質問の「分詞構文」 ..., bringing the curtain down on ... は、継続用法の「分詞構文」で、書き換えるとしたら、..., <which brought> the curtain down となり、which の先行詞は、前文の内容を受ける関係代名詞となるので、「このことで、33年の歴史に、カーテンが下されることとなった」という意味になるのです。なお、go-tiger さんの書き換え、and it ... としても、この it は、やはり、前文を受ける代名詞なので、矛盾は生じないこととなります。


【質問 No. 23632】 文法について AHV 2023-12-10 05:27:27
英文: Ravi Mart distributes folders in boxes of 15 or more, but single folders can be purchased at the customer service counter.
訳文: 「ラヴィ・マートでは、15枚以上のフォルダーを箱単位で配布しているが、カスタマーサービス・カウンターで1枚から購入することもできる。

質問: <Shingle>(→single) の後の folder が「複数形」になっているのは、なぜでしょうか?


【回答】
 この店では、フォルダーを、15個か、それ以上の数を単位に、それぞれ箱に纏めて配布しているが、一個ずつ購入することもできる、ということで、single folders が「複数」になっているのは、「一個ずつに分けられたフォルダーが、何枚か」という意味で、複数形になっているのです。購買者は、Give me three <single folders>. 「ばら売りのフォルダーを、3個ください」のように、使われます。


【質問 No. 23631】 more than の使われ方について オカノマン 2023-12-09 19:01:30
 先生、いつもありがとうございます。

 <he>(→He) has proven himself more than capable of living alongside other type.

 こちらの英文で使われている more than は、後ろに名詞・形容詞・副詞・動詞・節を置いて、「…より以上のもの, (…して)余りある」という意味で使われいると思うのですが、この more than の品詞は、全体で副詞ということなのでしょうか? 例えば、than は後ろにくる品詞によって接続詞、もしくは前置詞の、2通りの品詞として使われるのですか?
 今回の英文で、<capabe>(→capable) ... と、形容詞句が続いていますが、接続詞の後は、S V が続く、前置詞の後は名詞、名詞句が続くといったものとは、違う例外的な意味合いで使用されるものなのでしょうか? 文法書などを見ても、詳しく説明されている書籍が見つからず、すごく気になっているため、今回質問させていただきました。よろしくお願い致します。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「彼は、自分が他のタイプ(の人間と)と共存できる能力があることを、証明した」ということで、more than capable of living alongside other type は、more than (he is) capable of living alongside other types (of people) の he is が省略されたもので、通常の比較級の使い方と、あまり変わりません。この場合は、he is が省略されているので、驚かれたのでしょうが、この種の省略は、よくあります。 


【質問 No. 23630】 どこが仮定法過去なのか、について 安室 2023-12-09 18:44:55
 What’s more, it turned out that even stars did better when they were on teams with flatter pay. “Higher inequality seemed to have a negative effect on the superstar players it was meant to motivate, which is what you would expect if you believed that the chief effect of pay inequality was to reduce cooperation and team unity,” Payne notes.
 「さらに、スター選手でさえも、報酬の差が少ないチームに所属しているときのほうが良い結果を残すことが判明した。不平等性が高いと、そうする事でやる気にさせようとしていたスーパースター選手たちにマイナスの影響を与えるようでした。報酬の不平等の主な影響は協力関係やチームの団結を弱めることであると考えていたら、こんなことは予想できるでしょうがね、とペインさ指摘する」

 この文章の2文目の、was は仮定法過去だそうですが、どこがどう仮定法になっているのか、いまいち理解できません。


【回答】
 ご質問の「仮定法過去形」なのは、it was meant ... の was ではなく、which is what you <would> expect if you <believed> that ... の、角カッコで囲った would と、believed なのです。


【質問 No. 23629】 「S V C」の後に、that 節が来る構文について 安室 2023-12-09 18:31:50
 He’s persuasive that societies are shaped not just by disadvantage at the bottom but also by inequality across the spectrum.
 「彼は、社会を形成するのは、底辺層の不利な立場ではなく、全階層にわたる不平等でもあるのだ、と説得力を持って語る」

 タイトルにあるように、「S V C」で文が完結しているにも関わらず、その後ろに名詞節である「that節」がくるのは、文法上正しいのでしょうか。


【回答】
 ご質問の構文は、He's persuasive <of> (the opinion) that societies are shaped ... の of が that 節の前で、省略されたものなのです。この構文は、I am glad that you could come to my party. などの構文と同じで、英語では、that の前に前置詞を置くことが許されないので、つまり、I am glad of that ... とは言えないので、of が省略され、that 節が、あたかも「理由」を表す「副詞節」のように見える構文なのです。I'm afraid that he won't make it this time. 「今回は、うまく行くとは、思われません」なども、この構文なのです。いずれも、that の前の of が省略された構文なのです。


【質問 No. 23628】 「~が」と訳す of について 安室 2023-12-09 15:57:42
 What’s becoming clearer is the weakening of the ties that hold society together .
 「社会を一つにまとめる絆が、弱体化していることが、明らかになりつつある」

 この文章のように、of を「~が」と訳す例を、いくつか教えていただけますか。


【回答】
 ご質問の the weakening of the ties の訳は、「絆の弱体化」と訳せばいいのですが、ここで使われている of は、後ろの要素が主語になる例ですが、We need <the strengthening of the ties> that hold society together. とすれば、「我々は、社会を一つにまとめる絆を強める必要がある」という意味になり、この場合の of は、後ろの言葉を「目的語」にしています。このように、of には、「所有」を表す場合の他に、「目的語」を表す場合や、「主語」を表す場合がある、ということなのです。中身を吟味することで、どの用法になっているかが、わかります。the rise of the sun と言えば、「日の出」ですが、「太陽が、登ること」という意味で、of は「主語」を表していますが、the love of a mother となると、「母の愛」ですが、「母が愛すること」という意味と、「母を愛する」という意味になることもあります。


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