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【質問 No. 23563】 関係代名詞節の中の動詞の形について wani 2023-12-03 12:41:05
1. A parent that reported that regularly declining their kids’ request.

という文章ですが、参考書の解答では、この文章は、

2. A parent that reported that they regularly declined their kids’ request.

とイコールである、と書いてありました。

 この二つの文章の中で、decline が「進行形」と「過去形」という風に、異なっているのは、なぜなのでしょうか。また、reported は、it is reported (報告されたところによると)という挿入句である、という解釈で正しいでしょうか。

 よろしく、お願いいたします。


【回答】
 まず、英文として成り立つためには、1. は、The parents reported regularly declining their kids' requests. 「その両親は、子供の願いを、いつも断っていたことを、報告した」と書き換えなければ、間違いとなります。また、2. についても、The parents reported that they regularly declined their kids' requests. とするのが、正しいのです。

 これら2つの英文の構造上の違いは、次の通りです。

1. は、[The parents](S) reported(V) [regularly declining their kids' requests](O). の、各要素から成る「第3文型」 で、目的語に declining という「動名詞」が使われているのです。

2. は、[The parents}(S) reported(V) {that they(S) [regularly declined](V) [their kids' requests](O)}(O). の2重構造になっており、全体の文型は、that 節を目的語とする「第3文型」で、that 節内の文型も、S V O から成る「第3文型」となっています。



【質問 No. 23562】 文構造について ちひろ 2023-12-03 05:52:48
 as children who have violins thrust into their hands at age one and a half are more likely to think about music.
 「1歳半のときに、バイオリンを押し付けられた子供たちは、音楽について、考える可能性がより高い」という文なのですが、文構造が分かりません。教えてください。


【回答】
 ご質問の英文は、小文字の as で始まっていることからも、この文の前に、何かがあったのが、切り離されたものと、考えられます。ですから、as は、前文を受けて、「... であるのと同じように(です)」という意味を表す「接続詞」と考えられます。as の後の children 以下の構造は、[children who have violins thrust into their hads at age one and a half](S) are(V) [more likely to think about music](C). (→「第2文型」の文)と分析することができ、その意味は、「一歳半の時から、バイオリンを手の中に押し付けられた子供は、音楽について、より多く考えることができる(のと同じように ...)」となります。


【質問 No. 23561】 前置詞 than の後ろ語について 安室 2023-12-03 05:36:00
 Disfluencies arise mainly because of the time pressures speakers face. Speakers have to talk and think at the same time, launching into speech with only a vague sense of how a sentence will unfold, confident that by the time they've finished the earlier parts of the sentence, they'll have worked out exactly what to say in the later parts. Mostly the timing works out, but occasionally it takes longer than expected to find the right phrase. Saying um is the speaker's way of signaling that processing is still going on. People sometimes have more disfluencies while speaking in public, ironically, because they are trying hard not to make mistakes.

 3文目の、前置詞 than の後ろの語が「名詞」ではなく、expected になっています。これは、なぜですか。


【回答】
 ご質問の部分の英文、Mostly the timing works out, but occasionally it takes longer than expected to find the right phrase. の意味は、「ほとんどの場合、タイミングはうまくいきますが、場合によっては、適切なフレーズを見つけるのに、予想より時間がかかることがあります」ということで、ご質問の it takes longer <than expected> to find the right phrase の than の後ろが、名詞の代わりに、過去分詞がきていますが、これは、than (it is) expected の it is が省略されている、と考えられます。あるいは、than を「擬似関係代名詞」として、than (is) expected の is が省略された、と考えることもできます。いずれにしても、than の後に、名詞以外の品詞が来ることも、実は、よくあることで、例えば、She is more graceful than <beautiful>. 「彼女は、美しいというよりも、優雅である」という風に、than の後に「形容詞」が来ることもあるのです。ですから、ご質問の場合も、expected を「形容詞」と考えることも可能なのです。


【質問 No. 23560】 文法について すんた 2023-12-02 18:33:29
 いつも、お世話になっております。

 英作文の問題で、

「 彼に関して一番印象的だったのは、彼がいつも微笑みを絶やさないということだった」というものがあり、解答例が、

 What impressed me most about him was that he always smiled. 

となっていました。most は「最上級」の単語だと思うのですが、the が無い理由など、文法的に説明していただきたいです。よろしくお願い致します。


【回答】
 ご質問の most が「最上級」なのに、the が無い理由は、この比較級は、「副詞」の much の比較級なので、the をつけないのです。much - more - most と、活用します。


【質問 No. 23559】 地名で組織を表すことがあるか? 風呂敷 2023-12-02 15:27:54
 永田町=政界・政治家、霞ヶ関=官界・官僚、桜田門=警視庁など、ある地名で、特別な組織・集団を表すことは、英語にもありますか?

【回答】
 英語でも、Washington 「ワシントン」といえば、「アメリカ政府」を指し、the White House 「ホワイト・ハウス」といえば、「大統領官邸」を指し、Pentagon 「ペンタゴン」(五角形の建物)と言えば、「米国国防総省」を指し、the Wall Street 「ウォール街」と言えば、「米国金融市場」を指す、という風に、地名や、建物の特徴なので、その中身を指すことが、よくあります。


【質問 No. 23558】 wear と be wearing の違い・使い分けについて y 2023-12-02 15:14:58
 put on と wear の違いは、「動作」と「状態」の違いというのは分かっていますが、wear と be wearing の違い・使い分けは、どうしたらいいのでしょうか?

 「私は、その日、着物を着ていました」というのを、wear が状態を表し、be wearing にする必要はない、と考えるなら、I wore a kimono that day. でしょうが、しかし、I was wearing a kimono that day. というような表現も聞きます。どう使い分ければいいのでしょうか。長年疑問に思っていましたが、特に最近、I'm wearing pants! が流行っているので、このタイミングとばかり、質問いたしました!

 よろしくお願いします。


【回答】
 おっしゃる通り、put on ~ は「~ を身につける、着る」という動作を表し、wear ~ は「~ を着ている、~ を着て出かける」という状態を表します。しかし、時には、He is wearing a new suit today. 「彼は、今日は、新しいスーツを着ている」という風に、進行形で使うことがあります。それは、一時的な現象として、表現するためなのです。


【質問 No. 23557】 you have this guy の意味と giving it a go の役割について enigma 2023-12-02 15:04:50
 こんにちは。お世話になります。

 A hotelier in New York offers 25 grand to the first person who can fly from New York to Paris nonstop. It attracts various well-known names, and then, suddenly, in 1927, you have this guy, only 25 years old, a completely unknown, giving it a go. And he does it.
 
 二番目の文章の you have this guy の意味が分かりません。また、giving it a go が、どのような役割を果たしているのかも分かりません。 

 よろしくお願いします。


【回答】
 ご質問の、It attracts various well-known names, and then, suddenly, in 1927, you have this guy, only 25 years old, a completely unknown, giving it a go. And he does it. の意味は、「それは、様々な、有名な(人の)名前を惹きつけることとなったが、その時、突然、1927 年のこと、わずか25歳に過ぎず、完全に無名のこの若者に、あなた(=彼ら)は、それをやらせることとなったのです。すると、彼は、それをやってのけたのでとは、「この若者に、それを、やらせることになった」という意味で、現在形で書かれているのは、歴史上のことを、あたかも現在のことのように表現する、いわゆる「歴史的現在形」と呼ばれる時制なのです。なお、they とすべきところを、you としている理由も、読者を引き込む手法で、訳は「彼ら(主催者たち)」とすべきでしょう。


【質問 No. 23556】 動名詞の意味上の主語について 香炉峰 2023-12-02 14:44:22
 木村先生、おようございます。昨夜の「get+O+p.p.」に関する明解な解説、ありがとうございました。頭の中かスッキリしました。今回の質問は動名詞の受動態の意味上の主語についてですが、以下のような文は、通常使われますでしょうか。

1. What do you think about <the repair> being fixed at your expenses?

 また、この文の repair の代わりに、me を意味上の主語にした場合は、

2. What do you think about <me> fixing the repair at my expenses?

で問題ないでしょうか。ご教示の程、よろしくお願いいたします。


【回答】
 ご質問の 1. の英文の意味は、「修理が、あなたの経費で行われることについて、あなたは、どう思いますか?」ということで、おっしゃる通り、the repair は、being fixed at your expense の「意味上の主語」となっています。本来、動名詞 being の所有格、即ち、the repair's being fixed ... とすべきところですが、文語文では、about の目的語として、主格が使われているのです。

 一方、2. への書き換えで、the repair の代わりに、me を使えば、「私が、自前で、修理をすることについて、どう思いますか?」(= それでも、構いませんか?)という意味になります。問題は、ありません。 



【質問 No. 23555】 英語の「解読読み」について ぴろしき 2023-12-02 14:26:09
 英語教育についてのお考えをお伺いしたく、質問します。

 昨今、日本の英語教育における文法偏重の読解が批判されているのを目にします。「S V O C M」に分け、文型を特定し、文法の知識を総動員して英文を解読する読み方は、かえって英語力を低下させる悪習だという論調です。「書き下し読み」と揶揄されることもあり、これは後ろから順々に訳すことを揶揄した言葉ですが、本質的には解読読みが批判されているのだと思います。

 私自身は、初めに塾で本格的に英語を習った時に、まさに文法をとても重視した教えを受け、英語が大学受験の得意科目になるくらいには読めるようになりました。そのため、私にとっては、それ以外の読解はあり得ず、文法の盤石な理解なくしては、安定した読みは存在しない、という感覚です。

 しかし、昨今の文法偏重教育への批判の高まりを見て、そのような考えは、所詮、「私がそのような教えを受けたから、そう考えている」に過ぎないかもしれない。文法重視の読み以外の道も、もしかしたら存在するのかもしれない、と不安になることがあります。

 先生のお考えを、聞かせていただきたいです。


【回答】
 まず、英語を覚える方法として、@ English as a native language, A English as foreign language、B English as a second language という違いによって、英語習得の質や、内容に違いが生まれると思います。@ は、言わずと知れた「母国語を母語として」習得することで、日本における英語教育とは、全く異なるプロセスの中で、生得的に習得するわけで、全く言語そのものを持たない幼児が、様々な状況の中で、故意、または、自然に、体得している過程を意味します。例えば、幼児は、生まれた瞬間から、周囲の環境の中で、多量の言語素材を耳にながら、成長し続け、一才を過ぎる頃から、自分に必要な言語音として、例えば、Mama gone. Ah, mama come. Happy, happy. といったように、与えられた母語の構造を理解していく、と言われています。

 ところで、この幼児の言語理解能力は、如何にして生成されるか、というと、数限りない音声のカオスの中から、言語に必要な、主語・述語を発見することができるのか、という疑問は、謎ではありますが、最近の言語理論では、無数の音声を聞きながら、それを状況と結びつけながら、言語を発生させるのは、人間の脳だけが持っている「生得」的なものである、と言われています。その証拠に、他の種の動物は、同じ環境に置かれても、言語を発生させることができないのです。

 こうして、人は、成長するにつれて、英語の骨組みを体得し、それを自らも使うことを学ぶようになります。つまり、自分の言語の“文法”を、教えられなくても、体得していくのです。かなり成長してから、新しい環境の中で、第二言語として、英語を覚えていく場合は、10歳以前ならば、native ability を身につけることが可能でも、それを超えるね例の数に応じて、第二言語といえども、near-native ability は身につくけれども、年倍になるにつれて、難しくなると言われています。

 そこで、本題の外国語としての英語学習に話を移しますと、もはや、生得的に英語を体得する能力は、大体10歳くらいから、衰えていくと言われ、外国語としての英語学習ということになります。その場合には、大人として、理屈、すなわち、英文法を学ぶことによって、英語の真髄を後天的に学ぶ必要が生じるのです。もちろん、できれば、ネイティブスピーカーによる、ふんだんな英語聞かせは必要ですが、その上で、理屈として、英語を学ぶという状況に置かれるわけです。これが、私たちが、今行なっている英語学習法で、一通り、英文法を学んだのちに、あるいは、それと同時に、英語を聞き、読みながら、英語を覚えていくということになるのです。尻切れトンボになりますが、これで、ご質問に対する回答とさせていただきます。



【質問 No. 23554】 「get + O + 過去分詞」の訳し方について 香炉峰 2023-12-02 05:54:56
 いつも、お世話になっております。今回の質問は、次の英文についてです。

 We shouldn't get our priorities mixed up.

 こ英文の訳が、「優先すべきことを混同してはいけない」となっているのですが、直訳すると、「私たちは、私たちの優先すべきことを、混同させてはいけない」となるのでしょうか。つまり、priorities と mixed up の関係は、priorities が mix up される関係(受身の関係)ですが、和訳としては、能動的に訳されている、と理解してよろしいでしょうか。ご教示の程、よろしくお願いいたします。


【回答】
 ご質問の英文を、直訳すると、「私たちは、優先事項を、混ぜ合わせてしまうべきではない」となりますが、その真意は、「優先事項を、ごちゃごちゃにしてしまっては、いけない」ということで、ここでは、優先事項の順序を、間違えてはいけない、ということを言っているのです。「混同する」という訳は、その辺の事情を曖昧にしてしまうので、「優先事項の順序を、間違えてはいけない」とすべきだろう、と思います。なお、構造としては、get(V) [our priorities](O) [mixed up](C) の意味は、「優先事項を、混ぜ合わされた、状態にする」という「受動態」なのですが、日本語としては、おっしゃる通り、「能動態」とした方が響きが良くなるので、そうしたまでなのです。


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