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【質問 No. 23370】 will の持つ可能性(確率)の示唆と、可能性の副詞の共起について 浜田 2023-11-10 14:05:47
 Sawada によれば、<will は未来の will(futurate will)と、推論の will(inferential will)に分類されるが、事実性条件に従うのは後者である。(39a) に含まれている未来の will は、(39b)のように、低い可能性を表わす副詞と共起できる。
(39) a. He will be sick tomorrow.
   b. He will possibly/perhaps be sick tomorrow.

 「認識の法助動詞、その意味するもの -- can, may, must, will を中心として」(林 高宣)*>
 (https://ir.lib.shimane-.ac.jp/ja/list/shimane_creators/H/fd282e5bdafdf383510e1447f4e515cf/item/6075)

 これについて、質問させてください。

(1) つまり、will possibly に関しては、その確率(可能性)は、possibly の持つニュアンスである → 「もしかしたら」 (30%程度)になる、ということでしょうか?

(2) では、39a の場合、ただ未来を表していて、その確率については、何ら示唆しえないのでしょうか。 will は may や might よりの可能性が高いと習ったと記憶しており、調べてみると、そのように記述するものもあります。
 (https://www.voanews.com/MediaAssets2/classroom/article_media/efl7_teacher.pdf)

 それとも、will 単独であれば、高い可能性を示すが、will に可能性を表す副詞が共起するときには、その副詞の持つ可能性のニュアンスになって、will 自体は、可能性を示さないということでしょうか。






【回答】
 私も引退して、二十年以上になるので、最近の言語学会の動きなどには、疎くなっております。質問者のおっしゃっているのをみていると、昔懐かしい論理の展開が垣間見られて、懐かしい思いですが、現在では、主に、受験英語程度の質問にお答えしているだけで、その後の研究には、追いついていませんので、残念ながら、ご質問に積極的に関わることに躊躇せざれを得ないのです。ご質問の中で、おっしゃっていることは、理解はできますが、判決(?)を提示するところまではいきません。こちらが、なるほどと、感心させられるのみで、高みからのお答えは、できない状態です。どうか、ご容赦の程をお願い致します。



【質問 No. 23369】 なぜ、未来を指す仮定法過去は使えないのか?(追加質問) ジョン 2023-11-10 18:28:51
 I don’t think he will stop by my office. But if he (     ) while I’m out, give him more information about that. (聖マリアンナ医科大学の入試問題から)

 <この問題で、@ の came を選ぶと、そんなことはり得ないが、という意味になってしまいます。それに対して、B の should come には、「万が一、~ だとしたら」という、現実性が残っている表現なので、OKなのです>という回答をいただきました。ありがとうございます。

 ここで came を使って、「そんなことはり得ないが、外出中に、彼がもし来たら」としてはいけない理由は、前文「オフィスによるとは思わない」からして、彼が来る可能性がほぼ0とは思っていないからですか? それとも、主節が命令文だから、条件節に現実性のない仮想的な条件は、来れないからですか?


【回答】
 確かに、おっしゃるように、そんなことはあり得ないが、として came を使わない理由は、オフィスに寄るとは思わないから、という含みもあると思いますが、後に続く「命令文」があるから、というのにも、その理由の幾らかはあると思いますが、とにかく、「万が一、~ ならば」という時には、If ~ should ... という構文が使われる、という英米人の「無意識の感覚」があるからだ、と思われます。英語は、理屈で覚えるよりも、感覚で覚える、と言われるように、英語表現全体に、「慣用」(general practice = common usage) というものがある、という風に、覚えてください。


【質問 No. 23368】 that と this について 明石 2023-11-10 18:13:28
 以下の A と B の会話文について、質問があります。

A: Carlo, it's time for you to come clean. You can't bullshit your way 2 out of this.

B: Sal, I swear, I don't have the slightest idea 3 what you're talking about.

A: That's not the way to play this, Carlo. I'm going to give you one last chance to spill the beans.

 質問なのですが、That's not the way to play this. の that と this は、何を指していますか? ちなみに、日本語訳では、「遊びじゃないんだよ、これは」となっております。



【回答】
 ご質問の That's not the way to play this. とは、「それは(そのやり方は)、これ(このゲーム?)のやり方ではない」という意味なので、That は、そのやり方を指し、this は、このゲーム(仕事?)を指します。


【質問 No. 23367】 現在完了形neverと従属節の動詞の関係について たかひろ 2023-11-10 13:23:37
 I have never wanted a man and not gotten him.

 この英文について、私は、@ のように解釈してしまいました。しかし、A の解釈が正しいようです。

@ 「私は、男を欲したことがないし、手に入れたこともない」
A 「私は、欲した男を手に入れなかったことはありません」」

 @ と A では、意味が真逆なので、今後、このような構文が出た際に間違えないように、文法的な理解をしたいです。

 私の誤解の原因は、英文の接続の関係が、以下のようだと考えたことだと思いました。

@→I have never wanted a man and I have not gotten him.
A→ I have never wanted a man and I have never not gotten him.

 このように、never が and 以下の動詞句にかかるかどうかが鍵だと思ったのですが、この考えで正しいでしょうか? また、この考えが正しければ、never は、常に従属節の動詞に対しても適用されるのかどうか、についてもご回答いただけますと、幸いです


【回答】
 ご質問の I have never wanted a man and not gotten him. を、Google に翻訳させると、「私は、男性を望んだことも、手に入れたこともありません」という答えが返ってきます。これは、質問者と同じ罠にかかったことを示しています。

 この罠から抜け出す方法は、何でしょうか? それは、never の「射程」に関することで、おっしゃるように、否定語の never が、どこまで及ぶか、という問題に帰結するのです。つまり、never は、and で繋がれた wanted a man と not gotten him の両方を射程に捉えることが決め手となる、ということなのです。そうすると、この英文は、I have never (wanted a man and not gotten him). という構造に気づくことなのです。

 同じ構造を持った英文には、You can't (eat a cake and have it). 「あなたは、ケーキを食べてしまったら、それを持ち帰ることはできません」という諺や、Don't (drink and drive)! 「飲んだり、運転したり、するな!」(飲んだら、乗るな!)という警告の中に潜んでいるのです。

 質問者は、あれこれ考えているうちに、このことに気づかれたようですね。しかし、この否定語の射程が、従属節の動詞まで届くかどうかについては、ちょっと考えが及びません。おそらく、not や、never の射程が届くのは、これまで上げてきた例が示すように、動詞句に限られるものと、考えています。



【質問 No. 23366】 なぜ未来を指す仮定法過去は使えないのか ジョン 2023-11-10 06:37:26
 I don’t think he will stop by my office. But if he (    ) while I’m out, give him more information about that. (聖マリアンナ医科大学の入試問題から)
 @ came  A will come B should come  C had come 

 この問題で、正解は、B です。

 A は、仮定節に will は来ないので、排除できるという所は、大丈夫です。ですが、何故、仮定法過去になる @ came も除外できるのでしょうか?

 「仮定方過去」には、可能性の低い未来を指す用法があると思います。
 http://blue-enzo.cocolog-nifty.com/blog/2014/12/0518--141229-9c.html

 それなら、B 以外にも、@ も可能ではないのでしょうか?


【回答】
 「仮定法過去形」は、動詞の形は過去形で表しますが、内容は、「そういうことは、現実には、あり得ない」と仮定して述べる形なので、この問題で、@ の came を選ぶと、そんなことはり得ないが、という意味になってしまいます。それに対して、B の should come には、「万が一、~ だとしたら」という、現実性が残っている表現なので、OKなのです。


【質問 No. 23365】 英語について 中2匿名 2023-11-10 06:23:44
【質問 No. 23352】 の先生の回答で出してくれた問題の答えは、次のとおりです。間違いがあったら、教えてください。
1. 「彼は、私より、、サッカーが上手だ」 → He plays soccer better than me.
2. 「彼は、クラスの中では、サッカーが一番上手だ」 → He plays soccer the best in his class.
3. 「あなたのクラスで、サッカーが一番上手な人は、誰ですか?」 → Who is play soccer the best in your class.

 よろしくお願いします


【回答】
1. は、これで正解ですが、正式には、than I (do). とします。
2. は、best に the を付けない方が、一般的です。付けても間違いにはなりませんが・・・。
3. は、Who plays soccer best in your class? が正解です。



【質問 No. 23364】 Both について あや 2023-11-10 06:10:27
 いつもお世話になっております。Both について、ご教示ください。

 以下の、2つの例文について、それぞれの both の品詞と、日本語訳を教えていただけますでしょうか?

1. Both of us aren't sitting.
2. We aren't both sitting.


【回答】
 1. の意味は、「我々の両方が、座っているわけではない」(片方だけが座っている)という「部分否定」の意味になり、both は、代名詞です。それに対して、2. は、「我々は、2人とも、座っているわけではありません」という意味で、both は「副詞」として使われています。


【質問 No. 23363】 not anybody と nobody の違いについて あや 2023-11-10 05:57:43
 いつも、お世話になっております。

1. There isn't anybody in this room wearing a hat.
2. Nobody in this room is wearing a hat.

 not anybody は non-specific で、nobody は specific と、説明がありますが、理解ができません。not anybody と nobody の違いを、ご教授いただけますでしょうか?


【回答】
 まず、anyone と anybody の違いですが、anyone は、anybody に比べて、「文語的」に響きます。

 次に、anybody/anyone の否定語は、no one/nobody となり、ご質問の 1. のように、not anybody となると、nobody よりも、強調的になるのです。ですから、1. も、通常の意味では、2. のように、Nobody is wearing a hat. 「誰も、帽子をかぶっていません」と言い、There isn't anybody wearing a hat. 「誰1人、帽子をかぶっている人はいません」という風に、強調する時に言うのです。



【質問 No. 23362】 The の有無による違いについて あや 2023-11-10 05:37:03
 いつも、丁寧な説明をしていただき、ありがとうございます。

@
A: Is Greece west of Italy?
B: No, Greece isn't west of Italy; it's east of Italy. 

A
A: Is Paris in the south of France?
B: No, Paris isn't in the south of France; it's in the north of France.

 @ の文のwest と east には、the がありません。しかし、A の文には、south と north の前に the があります。違いを教えていただけますでしょうか。


【回答】
 英語の「東西南北」は、east, west, south, north の順序ではなく、north, south, east and west の順序で並べるのが一般的で、用法についても、名詞でありながら、副詞のように、the を付けないで用いる特殊な用法があります。(home にも、これと似た用法があり、Hawaii is <home> to Hawaians. のように、無冠詞になります) それが、ご質問の@とAに現れています。

 @ では、west や east が「方角、方向」を表し、無冠詞となり、A では、south や north が「場所」を表し、定冠詞 the がつきます。ですから、@ の Is Greece west of Italy? では、方向を示し、「ギリシャは、イタリアの西の方向にありますか?」という意味になり、A の Is Paris <in the south> of France? 「パリは、フランスの南の場所にありますか?」という意味で、the south という風に、the がつきます。



【質問 No. 23361】 分詞について kazu 2023-11-09 18:34:02
1. Do you know the crying girl?
2. Do you know the girl crying on the bench?

 この二つの英文の訳し方と、使われ方が分からないので、教えて頂けますか? よろしくお願いいたします。


【回答】
1. の意味は、「あなたは、あの泣いている女の子を、知っていますか?」ということで、crying girl は「分詞+名詞」から成り、分詞 crying は「形容詞」として、名詞 girl を修飾しているのです。

2. の意味は、「あなたは、ベンチで泣いている、あの女の子を、知っていますか?」ということで、crying on the bench 「ベンチで泣いている(女の子)」という分詞句が、the girl を、後ろから修飾しているのです。



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