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【質問 No. 23280】 had better という表現について kazu 2023-10-30 18:15:03
 改めて、中学英語を見直して、思ったのですが、You had better bring your umbrella with you. 「傘を持っていきなさい」という文章ですが、何故、「had better+動詞の原形」という形を使っているのか、という疑問が生まれました。何故、have の過去形 had を使っているのか、何故、better という単語を使うのか、疑問なので、教えてください。お願いいたします。



【回答】
 ご質問の You had better bring your umbrella with you. とは「あなたは、傘を(身につけて)持ってきた方が、いいですよ」という意味で、had better do で「した方が良い」という熟語なのです。熟語ですから、そのまま覚えてしまった方が、いいのです。この熟語には、深い訳がありますが、それを知ったからと言って、英語が上手になるわけではないのです。私も、この表現を、そのまま覚えてしまいました。第一、日本語で、「傘を持って行った方が、いいですよ」と言うときに、なぜ、「持って行った」という風に、「過去形」で表現するのか、ご存知ですか? おそらく、ご存知ないと思います。それと同じで、英語でも、丸ごと覚えてしまった方が良い表現がいくつもあります。それらの熟語(又は、慣用表現)を、できるだけたくさん覚えた人が、英語ができる人なのです。


【質問 No. 23279】 in which の使われ方について ワニ 2023-10-30 18:03:09
 The clearest evidence for the role of color in sexual attraction among butterflies <come>(→comes) from studies of species in which males and females have distinctly different appearances.

 この文章で in which が使用されている理由が、分かりません。

 よろしくお願いします。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「蝶の間に見られる性的魅力に於ける色の役割を示す、最も明らかな証拠は、オスとメスでは、明らかに異なる外観を持っているという、種の研究(の証拠)から来ています」ということで、in which の先行詞は、種の研究で、<その研究の中で> オスとメスが明らかに異なる外観を持っている(という証拠から、来ている)、というところの「その研究の中で」を表すのが in which なのです。つまり、males and females have distinctly different appearances <in the studies of species> という時の in なのです。例えば、「水と油は、交わらないという事実がある」を英訳すると、There is a fact <in which> water and oil do not mix. となりますが、その時の in which は、<in the fact> を表しているのです。



【質問 No. 23278】 the most private of thought processes の of ?について Brian 2023-10-30 15:21:00
 The immigrant, in particular, is often faced with a situation in which the new language begins to supplant the native one. Outside one’s home and community, the new language is usually required. But in the most private of thought processes, such as the ones described in Skutnabb-Kangas’(1981) last definition, the speaker must choose between two languages.

 3文目についてです。意味は、「しかし、スカナブ・カンガス(1981)の最後の定義で述べられているような、最も個人的な思考過程においては、話者は、二つの言語から選択しなければならない」としました。

@ the most private of thought processes の of の役割がわかりません。

A the ones は、the most private of thought processes を指しているのですか。


【回答】
@ the most private of thought processes とは、「思考過程のうちで、最も個人的なもの」という意味で、of は、Mt. Fuji is the highest of all the mountains in Japan. 「富士山は、日本の全ての山の内で、最も高い(山)です」における最上級の後の of なのです。ですから、ご質問の場合は、the most private thought processes としてもよいものなのです。

A the ones は、thought processes を指します。ただし、as the ones は、as those というほど 「限定されない」 思考過程を指すのです。例えば、My baseball gloves are worn out; I need to get <new ones>. 「私の野球グローブは、すり減ってしまったので、新しいのを買う必要があります」における new ones に相当するのです。



【質問 No. 23277】 being の品詞は? YT 2023-10-30 15:02:03
 Self-consciousness exists in and for itself when, and by the fact that, it so exists for another; that is, it exists only in being acknowledged.

 being の品詞についてですが、私は、「名詞」で、形容詞の acknowledged が、後から being を修飾しているように解釈しました。合っているでしょうか?


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「自意識というものは、それが他者のために存在し、まさにその事実によって、それ自体に中に、かつ、それ自体のために、存在するものなのです。すなわち、自意識は、(他者から)認められることにおいてのみ、存在するのです」ということで、in being acknowledged とは「認められることの中に(存在する)」という意味で、be acknowledged が、in の後にくるので、「動名詞」になったものなのです。being は、通常の「名詞」ではなく、動詞を名詞化する「動名詞」なのです。


【質問 No. 23275】 完全自動詞の grow up について Brian 2023-10-30 12:48:20
 Many people grow up bilingual, perhaps because their parents are native speakers of two different languages, or because the language of their family and community differs from the regional or national language.

 完全自動詞であるはずの grow up の後ろに、bilingual という「補語」が来ております。解説よろしくお願いします。


【回答】
 grow up bilingual の bilingual を「補語」と判定していること自体、この質問に対する「回答」となります。つまり、grow up bilingual とは、「二重言語者として、成長する」という意味で、「準補語」の役割を果たしているのです。


【質問 No. 23274】 余分な in について Brian 2023-10-30 12:44:09
 For the layperson, it is “the language one counts in, thinks in, dreams in, writes a diary in, writes poetry in”.
 「一般の人にとって、母語は、計算したり、考えたり、夢を見たり、日記を書いたり、詩を書いたりする言語である」

 この文における、余分に思える in は、何か意味をなしているのでしょうか。

よろしくお願いします。


【回答】
 ご質問の英文は、the language <in which> one counts, <in which> one dreams, <in which> one dreams, <in which> one writes a diary, <in which> one writes poetry の in が、関係代名詞の省略により、関係節の最後に回ったものなので、余分なものではないのです。なお、この場合の in は、「~ を使って」という意味です。



【質問 No. 23273】 warn that S+V における「原形」について 平野眞次 2023-10-30 12:35:19
 Israeli Prime Minister Benjamin Netanyahu told the nation Saturday night that the military has opened a “second stage” in the war against Hamas by sending ground forces into Gaza and expanding attacks from the ground, air and sea. Casting the war as a fight for his country’s <every>(→very?) survival, he warned that the assault would intensify ahead of a broad ground invasion into the territory. “There are moments in which a nation faces two possibilities: to do or die.” Netanyahu said. (From AP)

 warn that S+V の形の文章においては、that S + V の V の部分は「動詞の原形」になると教わった気がします。しかしながら、今回の文章では、that S + V の V の部分が 「would+動詞の原形」となっています。これは、なぜでしょうか?

 毎回有難うございます。今回もご教授のほど、何卒よろしくお願い垂オ上げます。


【回答】
 おっしゃる通り、suggest, recommend, propose, warn などの後での that 節では、動詞を「仮定法の現在形」、すなわち、動詞の「原形」にするのは、米国英語で、英国英語では、should を使うというのが、慣用になっていますが、英米共に、略式(Informal) の表現においては、ご質問の場合のように、原形や should の代わりに、直説法の will/would を使うことが多くなってきています。それが、今回のご質問への回答です。


【質問 No. 23272】 shall と should の正しい訳し方について kazu 2023-10-30 12:10:07
1. You shall respect others.
2. You should respect others.
 
 この2つの正しい訳し方を、教えて頂けますか? お願いいたします。


【回答】
1. の意味は、「汝(なんじ)は、他人を尊敬すべし」ということで、宗教や、法律の定めの中で、決められていることを守らなければならない、という意味で、通常の会話などでは、使われることはありません。

2. の意味は、「あなたは、他人を、尊敬すべきです」ということで、やや文語的な表現ですが、You <must> respect others. 「あなたは、他人を、尊敬しなければなりません」というのと同じ意味です。



【質問 No. 23270】 文の構造について Brian 2023-10-30 06:11:02
 よろしくお願いします。

 For the social psychologist, it(=mother tongue) is the language one identifies with and through which one is identified.
 「社会心理学者にとって、母語とは、共感できる言語であり、また、その言語を通して人が誰であるか認識できる言語である」

 英文の構造と、この文章の言わんとしていることがわかりません。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「社会言語学者にとって(=に言わせると)、母語(=自国語)とは、人が自分を(自分であると)認識する言葉(=言語)であり、その言語(=母語)を通して、自分が自分であると、人からも認識されるもの(=言語)でもある、とされる」ということで、母語とは、自分の存在そのものであり、自らを自分と認識し、他からも、自分と認識されるものなのだ、ということです。

 文の構造としては、the language (which) one identifies (oneself) with and (one) through which one is identified (by others) という構造で、identify の使い方の例として、The policeman told the man to identify himself. 「警官は、その男に、自分の名を名乗れ、と言った」、Shall I identify myself? 「私が誰であるかを、教えましょうか?」などがあります。

 また、through which one is identified とは、「人が、自分が何者であるかを、(それを通じて)分かるもの」という意味で、The body has been identified as John Chamberlain. 「死体の身元は、ジョン・チェンバレンと、確認された」のように、使われます。



【質問 No. 23269】 must not ~ 「~ してはいけない」と、don't have to ~ 「~ しなくてもよい」 kazu 2023-10-29 18:42:23
1. 肯定文: You must go home. 「君は、家に帰らないといけない」
2. 否定文: You don't have to go home. 「君は、家に帰らなくてもよい」
3. 禁止: You must not go home. Do not (Don't) go home. 「君は、家に帰ってはいけない」

というように、解釈しても、よろしいでしょうか? 先生が must と have to の違いを教える場合、どういう教え方をしているのか、教えてください。お願いいたします。私には、全然分かりません。


【回答】
1. の must は、「義務・命令」を表し、「~ しなければならない、~ すべきである」という意味で、同じような意味の ought to, should より強い意味を表します。助動詞と共に使う場合は、will <have to> 「~ しなければならにでしょう」となります。例: You must do it today. 「あなたは、それを、今日しなければ、なりません」

2. 上の「義務・命令」の「否定形」は、do not have to do ~, 又は、need not do ~ 「~ する必要はない」を使います。例: You don't have to do it now. 「あなたは、それを、今、しなくてもよいです」

3. 「禁止」を表す場合は、must not do ~ 「~ をしてはならない」となります。例: You must not do it now. 「あなたは、それを、今、してはいけません」



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