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【質問 No. 25380】 It was long thought that the organisms living there, について zoro 2024-08-15 05:13:46
 先生、ご回答、ありがとうございました。本日は、A life in Mexico's Underwater Caves から、質問があります。

 It was long thought that the organisms living there, including tiny crustaceans, fed primarily on dead plant material and other decaying organic matter that sinks down <from> the fresh water layer above.

(私訳)「そこに住んでいた、小さい甲殻類を含む、有機体は、主に、死んだ食物物質や、淡水層上部に沈む、その他の腐った有機物質を食べていたと、長らく考えられていた」

 この from は、なぜ、必要なのでしょうか?

 よろしくお願い致します。



【回答】
 ご質問の英文の後半(and other decaying ... 以下)の意味は、「水面に浮かぶ淡水層から、海水の底部に沈んだ、その他の腐敗した食物物質」ということで、sink down from ~ で、「~ から、下に沈む」という意味の、「~ から」にあたるのが、from なのです。つまり、この海水は、上層部に淡水が存在する、ということなのです。


【質問 No. 25379】 指揮命令者について 舞人 2024-08-14 17:58:59
 「指揮命令者」を、辞書で引くと、commander と出てきます。この言葉は、軍隊で使用されるイメージがありますが、会社組織でも使えますか? 他に、適当な言葉があれば、教えてください。

【回答】
 「指揮者」は、指揮される人から見れば、俗語で boss と言いますが、commander は、おっしゃる通り、軍隊での「指揮官」を指します。一般の会社などの「指揮命令者」は、manager 「部長」、director 「重役」などが使われますが、社長は、勿論、president と言います。大学の学部長などにあたる役職は、administrator と言い、学部長そのものは、Department head と言います。一般社会の「リーダー」は、もともと英語から来たもので、leader と呼ばれ、group leader などと言います。委員会の長は、ご存知のように、Chairman/chairwoman でしたが、今では、chairperson と言います。


【質問 No. 25378】 英語学習の教材について カオマンガイ 2024-08-14 14:23:28
 もう1件、質問がございます。連続での質問で、失礼いたします。自身では、十分に価値判断をする事は、難しいので、実践的なトレーニングを行うに当たって、先生が良いと感じる学習素材(例えば、文法ドリル・いわゆる解釈の本・読解用のテクスト・英作文関連の本・単語帳・辞書など)を教えて頂きたいです。

 教材の実名を、そのまま伝えることに支障のある場合は、名をぼかして、又は、教材選定の基準を教えて頂きたいです。 動詞の学習の方法論に関しては、本当に悩んでいたので、実践練習をバリバリやりたいです。宜しくお願い致します。(各教材をやる上での注意点なども、ございましたら、教えて頂きたいです)

 ところで、「イソップ物語」など、内容的に楽しめるものを、というのには、語学の学習が厳しい鍛錬でしかなかった私にとっては、意外な、学習を楽しめそうな発想でした!



【回答】
 英語は、楽しくなければ、覚えられません。私の英語学習の発端は、終戦直後に中学生になった私は、学校の帰りなどに、公園などにたむろしていた、当時のアメリカ人兵士でした。私の楽しみは、当時2円で、「英会話」の小冊子を買い求め、いくつかの文章を、暗記しておいて、彼らと英語で交流することでした。そのうちに、とある親切な、若い兵隊さんと仲良しになり、彼の部屋に案内されて、カップケーキをもらって、それを食べながら、例の小冊子を頼りに、彼と、いろいろな話をしたものです。今でも懐かしく思い出す兵隊さんで、名前を Eskebel と言いましたが、彼自身で、「私の名前は、スケベーです」、などと冗談を言う人でした。つまり、私の英語学習は、奇しくも、話し言葉からでした。それが、今日の私に、つながっているのです。

 少々脱線しましたが、これも英語学習にとっては、重要な要素を含んでいるので、無駄話とは、ならないと信じ、お話ししました。若い時に、英語を話すネイティブスピーカーと知り合いになれたことは、戦後の食糧不足や、さまざまな不適切な状況の中で、幸いなことでした。このような経験をしたことで、英語の学習も、物語を楽しみながら、という方法を、それと知らずに体験することになったわけです。「イソップ物語」や、ラフカディオ・ハーンの「怪談」、チャールズ・ラムandメアリーの「シェイクスピア物語」、それに、新約聖書の「福音書」などが、私の英語学習の教科書でした。わからないところは、学校の先生に聞いたりして、楽しく勉強ができました。

 その後、大学入試の問題があり、それに向けては、私は英語はわかるのですが、それを上手に日本語に訳すことが、苦手であることに気づきました。それからというもの、英文解釈の参考書、英文法の参考書、英作文の参考書という風に、一冊の本を、約二週間で読み終える、という目標を立て、次々と、読みこなしていきました。そういうことを通じて、正式な日本語に訳したり、英作文をしたり、スピーチコンテストで、賞を貰うほどになりました。大学は、一流大学を目指しましたが失敗し、地元の大学で、英語・英文学を専攻しました。参考書の具体的な名前などは、省略しますが、いずれも当時名著といわれた参考書を選びました。



【質問 No. 25377】 単語全体の学習に関して カオマンガイ 2024-08-14 13:08:56
 先生のアドバイス通り、動詞だけでなく、全体的に実践すること、(文法ドリル・いわゆる英文解釈のテキスト・読解や、作文)の中で確認し、刷り込んでいく、という方法で学習を進めていこうと考えます。
 
 ところで、単語の学習(動詞に限らず)に関してですが、以上のように、実践的に反復して刷り込む事が、実用の中で必要な知識を刷り込むのに、最適である事を想えば、単語帳での単語学習はフレーズ形式で、単語のニュアンスに集中し、英⇔日の単語カードの反復と、音声を使用した復習(お風呂で、日→英を、ニュアンスを感じながら音読してます)という現在のやり方は、良いのでしょうか?
 
 先生のお考えを、お聞かせ願いたいです!


【回答】
 ご質問の文言にも、気づく限りで、修正してあげていることにも、関心を持ってください。

 おっしゃるように、単語や、熟語にのみ集中せずに、できるだけ短文の方で、コンテクスト(文脈)と共に、音読、暗唱することが大事です。おやりになっている学習法は、大変適切と感じます。そのまま、諦めずに、続けてください。



【質問 No. 25376】 前置詞 to, on, at の違いについて マリー 2024-08-14 06:26:44
 お世話になっております。

 以下の英文は、それぞれ前置詞の to, on, at を変えているものですが、どれも文法上使用可能でしょうか? また、ニュアンスに違いは、あるでしょうか? ご教授お願いいたします。

1. Who is to the left of Mary?
2. Who is on the left of Mary?
3. Who is at the left of Mary?


【回答】
1. は、「メアリーの左にいる人は、誰ですか?」という意味で、to は原則として「方向」を示すので、「メアリーの左の方向にいるのは、誰ですか?」となります。

2. は、「メアリーの、左にいるのは、誰ですか?」ということで、on は原則として「位置」を示すので、「メアリーの、左側にいるのは、誰ですか?」となります。

3. は、2. と同じ意味になりますが、「位置」をより正確に述べる時に、使われます。



【質問 No. 25374】 動詞の学習法について カオマンガイ 2024-08-14 06:11:03
 「副詞に限定された形容詞による名詞限定」の質問にご返信いただきありがとうございました。”改悪”となったり、“リズム”が悪くなるとの解説に、凄く納得させられました。

 本日は、動詞の学習に関して疑問があります。英語の動詞には、取る要素のパターンが、ある程度決まっています。(例えば、自動詞/他動詞の区別、必須の副詞を取る、that節を取る/取れないなど、があります)

@ どのような要素を取るかということについては、1つ1つ愚直に暗記していく(動詞まわりの構造を意識しながら)のが、最善でしょうか?
A それとも、動詞のみでの説明の足りなさから、自身で説明を加えていくようにすれば良いのでしょうか? (例えば、I persuade him to eat vegetables. なら、persuade him のみの状態に、説明の足りなさを実感し、to不定詞名詞用法を足す、というように)

 しかし、A の方法で学習をする場合は、場合によっては、そのような足りなさの感覚を掴むのに、時間はかかるであろうし、より一層動詞のニュアンスの把握を行わなければならないなと感じます。

 今後は、@、A の方法を併用することも考えています。

 これまでは、リーディングに偏った勉強ばかりしてきました。TOEFL などの4技能系の資格試験に備えて、徐々にアクティブな能力を身に着けたい、と考えています。
 
 先生のお考えを、お聞かせ願いたいです。よろしくお願いいたします。


【回答】
 @ について、動詞の特徴を、“愚直に” 暗記する、という言葉に、引っ掛かります。動詞は、言わば“無限”にあるので、それを、一つ一つ“暗記する”ことは、不可能に近いです。それよりは、動詞の用法について、いくつかのパターンがあるので、自動詞・他動詞の区別によるパターン、自動詞が取り得る前置詞、他動詞が取るべき that 節などのパターン、take care of ~ などの「熟語」のパターン、という風に、いくつかのパターンがあるので、練習問題などを含めて、言わば“旅慣れる”といった勉強法が、有効であると思います。

 Practice make perfect. ということは、“練習は完全を作る”、というよりも、「習うよりも、慣れろ」という意味なので、練習問題をたくさんやっていくうちに、自然に身に付いてくるものなのです。そういうパターンを集めた参考書もありますが、それらを参考にすることは、悪いことではありませんが、自分が自ら、水の中に入って、自分の感覚で、覚えていく、というのが、実は、正しい(自然)な水泳法なのです。全体の中身のないところで、例文だけを覚えようとすることは、例文もつけずに、単語だけを暗記しようとするのと、同じことになり、無駄骨折になりかねません。内容のあるパッセージを取り上げ、それをなん度も音読し、文を成り立たせているパターンを、自然に身につけていくのが、実は、近道なのです。“急がば回れ”という諺がありますが、そのようにして、じっくり身につける学習方法が、実は、最適なのです。短く纏った内容のある、例えば、「イソップ物語」などのような英文を、内容を楽しみながら音読する、という方法などが、実は、非常に有効なのです。ぜひ、実行なさってみてください。



【質問 No. 25373】 繰り返し表現の省略について Yすけ 2024-08-14 05:31:02
 「1967年、スウェーデンは、左側通行から、右側通行に切り替えた」

 この文章を英訳した結果、以下のようになりました。

 In 1967, Sweden switched <over>(→削除) from driving on the left side of <road>(→the road) to driving on the right side of <road>(→the road).

 この文では、先に、「左側通行」を訳した部分"driving on the left side of road"が登場しており、その後に「右側通行」を意味する"driving on the right side of road"が登場しています。この後者の"driving on"と"of road"を省略して、以下のようにしても、問題ないでしょうか?

 In 1967, Sweden switched <over>(→削除) from driving on the left side of <road>(→the road) to the right side.

 よろしくお願いいたします。


【回答】
 英語の傾向として、すでに現れた語句を、同一文の中で繰り返すことは、どちらかと言えば「タブー」で、省略するのが決まりなのです。そのために、日本人からすると、省略に気づくことが難しく、英文解釈の難点の一つとなっているのです。ご質問の英文でも、最後の to the right side (of the road) のカッコは、省略するのが、正しいのです。


【質問 No. 25372】 just now と、just 及び now の違いについて ここぴー 2024-08-13 13:11:50
 He went out just now. は、次の二つの文に、書き換えることができます。

1. He has <just> gone out.
2. He has gone out <now>.

 以上のような例文が、文法書にあり、「just now は、現在完了形と共に使えない」いうことは、理解できました。しかし、just/now を、それぞれ単体にすれば、現在完了形と共に使える理由が、よくわかりません。just now も、just も、now も、日本語訳では、「たった今」と訳されているのに、なぜ、このように使い方が違うのでしょうか?


【回答】
 文法書の言う通りですが、He has <just now> gone out. とは言えませんが、He has gone out <just now>.   ならば、許容されます。つまり、just now とは、「今し方、たった今」という意味なので、動詞の後であれば、現在完了形と一緒に、使うことが可能となります。He has gone out <now>. が可能ならば、He has gone out <just now>. も可能なのです。just は、now を強調した「副詞」なので、now と just now は、対等の立場にあるのです。


【質問 No. 25371】 後に起こった出来事が、過去完了形となる理由について kate 2024-08-13 12:50:51
 先生、お世話になっています。また、誰に聞いてもわからないので、教えてもらえますか?

 I went there twice last year, but it was the first time in over ten years that I had <visited>(→visited there).
 「昨年、そこに、二回行ったけれども、それは、十年以上ぶりの訪問だった」

 この that の先行詞が、it was the first time in over ten years のようですが、なぜ、10年以上前に訪れた時よりも、後に訪れている去年の方に、had 過去完了が付いているのですか?

 よろしく、お願いします。


【回答】
 この問題を解くためには、It <is> the first time in over ten years that I <have visited> there. 「私が、そこを訪ねたのは、過去10年余りでは、初めてのことです」(→私がそこを訪れたのは、今から10年ぶりになります)という文を見れば、それぞれの時制が、過去に“逆戻り”するだけなので、理解できることと思います。つまり、上掲の現時点からの経験文を、過去の時点に移せば、It <was> the first time in over ten years that I <had visited> there. という文になることが、お分かりいただけると思いますが、如何でしょうか?


【質問 No. 25370】 Where と as before の使われ方、その他について ab 2024-08-13 08:05:50
 いつも、ご回答、をありがとうございます。下記の発言に関して、質問があります。

 The senses make the neurons express signals that go right back to the same part of the brain as before. / Where memory is stored.

1. ここでの Where は「関係副詞」として、the same part of the brain 全体を修飾している、という解釈で正しいでしょうか?

2. as before は、この文では、the same part of the brain を修飾しているのでしょうか?

3. これは関係ない質問なのですが、先生が、前回の見出しの例では、分詞構文など様々な解釈が成立すると、仰られていたのを聞いて、一つ気になることが出てきました。英文を解釈するとき、大きく分けて「文構造や一般的な意味から解釈する」と「文脈や含意から解釈する」の2パターン?があると思うのですが、これらの考え方それぞれに、何か名称(&#12316;論のような)はあるのでしょうか?うt

4. また、先生はこの2つのアプローチのうち、英語を理解する上で、どちらのがより重要だと思いますか?私は、最初、文法や語法などを、徹底的に頭に叩き込むことが、英語を理解するための手っ取り早い方法だと思っていたのですが、最近は、それよりも、発話者の思いや、考え方などを、理解するのも大切なのかなと思い始めております。よく英語は「ローコンテクスト」で、日本語は「ハイコンテクスト」な言語などと言われることがありますが、実際、英語や日本語などの自然言語は、個々人の使い方や思いが重要であって、文法や語法だけでは、説明しきれないのが現実なのかな?と少し思いました。(ですが、文法や語法は言語を説明するのには、とても便利なものだと思います)


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「感覚が、先ず、ニューロン(神経細胞)に対して、信号を送ると、その信号が、以前と同じく、記憶が蓄積されている脳の部位(海馬)に、戻っていくのです」ということで、

1. where は、ここでは、独立した形になっていますが、通常の関係副詞と同じ働きで、the same part of the brain を修飾しているのです。

2. as before とは、前と同じく(記憶が蓄積された時と同じく)、という意味で、signals go back to the same part of the brain (=hippocampus 海馬) as (they did) before の as they did before という意味です。

3. 英文の意味は、単語の意味と文の構造、及び、その文が発せられた背景(文脈)によって、決定されます。どちらか、一方である、とうことはありません。私は、それらを、語句の意味と、文脈の意味との、二つの意味、と考えています。特に、名称は、知りません。

4. 子供が言葉を覚えるのは、その環境と、そこでの体験からで、文法は、大人が言葉について説明する時に必要になるだけです。文法から覚えた言葉は、通常、日常の役には立ちません。大半の日本人は、文法から入ってしまうので、話せないのです。言葉は、話すことから、覚えるのが正しいのです。



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