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【質問 No. 22948】 仮主語構文と、そうでない文の見分け方について y 2023-09-20 14:21:19
 東大入試例題の長文で、

 Is it our ability to create works of art -- literature, music, paintings, etc.?

という文があり、私は、これを仮主語構文ととらえ、「文学や音楽や絵画といった芸術作品を創ることが、私たちの能力であろうか?」と訳しました。ところが問題は、it が何か、わかるように訳せ、というものでした。つまり、itは、この文章の前に書かれている内容(長いので省きますが)を受けていて、to以下を指すものではなかったのです。答えは、「動物と人間を区別する要素は、文学や音楽や絵画といった芸術作品を創ることが、私たちの能力であろうか?」でした。

 ということは、この文は、仮主語構文ではない、ということになりますか? 文字通り、前の文を受けて、「それは、文学や音楽や絵画といった芸術作品を創りだす我々の能力であろうか?」になりますか? だとしたら、仮主語構文と、そうでない文は、どうやって見分けるのでしょうか?

 よろしくお願いします。


【回答】
 ご質問の英文だけを見せられたら、to create が「真主語」で、it が「仮主語」となる構文と想定するのが当然ですが、it が、文脈の中の特定のものを指す場合は、to create は、out ability を修飾する形容詞用法の不定詞と、解釈することになります。つまり、この英文は、そうした両方の解釈を可能にする構文からできている、ということになります。このように、2つの構文と解釈できる英文に出会ったら、そのどちらであるかを決めるのは、この文の背景にある状況、または、文脈によって判断するしかありません。それが、「どうやって見分けるか」という質問に対する答えになります。


【質問 No. 22947】 process の解釈について Brian 2023-09-20 13:55:11
 よろしくお願いします。

 Many European companies are promoting foreign language training for their staff. In addition, globalization has encouraged many more people to travel for both business and pleasure, another process that promotes language learning.

 ここでの process の解釈を、単に「過程」としたのでは、少し変な気がしたのですが、より適切な解釈は、ありますでしょうか。
 


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「ヨーロッパの多くの企業では、従業員のための外国語研修を推進しています。さらに、グローバリゼーションにより、より多くの人々が、ビジネスと観光の両方で、旅行するようになっており、これも、外国語学習を推進する手立てとなっています」ということで、process とは、いろんな意味を持つ単語で、「過程、工程、作業、方法、手順」などの意味を表します。ここでは、外国語学習の一つの手掛かり、という意味で、通常、それらすべてを含む語として、「プロセス」という言葉が使われます。


【質問 No. 22946】 as it was は、挿入句?、それとも・・・ 初学者 2023-09-20 12:15:15
 Critics acknowledged his precipitous fall from grace had been unjust, based as it was on shifting preferences rather than artistic merit, and a string of revivals followed.
 訳: 「彼の人気が急激に凋落したことは不当で、芸術的価値というより、実際は好みの変化に基づいていたと批評家は認め、その後も、再演が続々と行われた」

質問: Based as it was on .. の下りで、なぜ、as it was based on ... という形にしないで、based を先端に持ってきた「倒置」の形になっているのでしょうか?

 これは、本来は、Critics acknowledged his precipitous fall from grace had been unjust, based on shifting ... だったのが、分詞構文の形にするために、based にして、そこに「挿入句」として、as it was が入った形なのでしょうか?


【回答】
 ご質問の based <as it was> on shifting preferences とは、as it was based on shifting preferences と言い換えてもいいところで、「それは、事実として、好みの変化によるものだ、ということで」という意味になりますが、本当のことを言えば、as は、「擬似関係代名詞」で、based on shifting shifting preferences を受けて、「事実、その通りなのだが、好みの変化によるものだったのです」という解釈になります。つまり、as it was (based on shifting preferences) が、based (    ) on shifting preferences の中に、挿入された構文なのです。なお、as it is は「事実、そうなのだが」という意味ですが、as it were となると、「言わば」という「仮定法」の表現になります。


【質問 No. 22945】 If gambling is open to the general public, について zoro 2023-09-20 09:33:50
 おはようございます。昨日の転記ミスについては、申し訳ありませんでした。以後、気をつけるようにします。今回は、以前添削して頂いた文章から、質問があります。

 If gambling is open to the general public, there will certainly be some people who may become <addicted>(→addicted to) it.

という文章は、If gambling is open to the general public, there may certainly be some people who become addicted to it. としても良いですか? 「ギャンブル中毒になる人がいる」という事実を、may 「いるかもしれない」1語で表しました。

 本日も、よろしくお願い致します。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「もし、ギャンブルが、一般大衆に解放されれば、必ずそれに中毒になるかもしれない人が、出てくるでしょう」ということで、there will be の方に、may を移して、who may を、 who will としても、意味に大差は出てこないと、思われます。


【質問 No. 22944】 リスニングについて なつめ 2023-09-20 06:41:30
 はじめまして、よろしくお願いします。

 こんなことをお聞きしていいのかわかりませんが、質問失礼いたします。リスニングがとても苦手で、どうすれば聞き取れるようになるかわかりません。何か、リスニングのコツなどはありますか? あれば、教えていただきたいです。お願いします。


【回答】
 リスニングが苦手とおっしゃっていますが、外国語を、聞いて理解することは、一般的に大変難しいのです。書き言葉は同じでも、話し言葉は、人によって、スピードも違いますし、発音も、文章も違いますから、初めから、外国人の言っていることを、すぐさま理解できる人は、先ず、いないでしょう。やはり、英文を正しく理解する勉強から始めて、徐々に、リスニングの教材で、練習する以外に、方法はありません。ただし、大学受験に出てくるような、複雑な構文を含む英文を、聞いて理解することは無理なので、英会話などの教材を使って、または、ラジオの英会話番組を利用して、会話調の英語のリスニングから始めることを勧めます。


【質問 No. 22943】 疑問符で終わる肯定文について ルンバ 2023-09-20 06:30:07
 I think the first thing our listeners will want to know is what does a forester do?

 この文章ですが、なぜ、文法的に正しいのか、2点分からないところがあります。(受験英語レベルの知識しかなく、申し訳ありません)。

@ この文章は「肯定文」だと思うのですが、クエスチョンマークで終わっています。肯定文において、どういった場合に、クエスチョンマークで終わることが許されるのでしょうか。また、もしも疑問文である場合ですが、やはり文末のクエスチョンマーク、あるいは、その直前の文(what does a forester do)の形で疑問文と判断するのでしょうか。

A is 以下は(受験英語で言うところの)間接疑問文に該当するように思えるのですが、what a forester does.と変形させることなく、what does a forester do? と、疑問文の語順のまま使っています。これはどういったルールが適用されて、この形が許されているのでしょうか。また、この文章において、~ is what a forester does.と書くことは、誤り、または、避けるべきなのでしょうか。

 最後に、@ や、A のケースについて、詳細に言及している文法書をご教示いただけないでしょうか。復習してみたいと思います。


【回答】
 ご質問の英文は、our listeners とあることから、ラジオでの発言と思われます。そこでの言葉を、言われた通りに、表記したのが、ご質問の英文なのです。ですから、表記の仕方に問題があるのです。これを、正しく表記すれば、I think the first thing our listeners will want to know is, "What does a forester do?" とならなければなりません。つまり、最後の疑問文は、独立しているのです。話し言葉では、この種の混淆文は、ごく普通にみられるものなのです。ちなみに、この直接疑問文を、間接疑問文にして、表記しますと、I think the first thing our listeners will want to know is what a forester do. となります。しかし、このように、正しく、表現した文章は、書き言葉としてはOKでも、話し言葉としては、インパクトを欠くものとなってしまうのです。


【質問 No. 22942】 「大概(≠大半)の人は」の英訳について 260点頑張ろう 2023-09-20 06:13:03
 「質問 No. 22929」では、質問の日本語が悪かったため誤解を招きました。訂正して、再投稿します。

 If most people have a sense of crisis, they are motivated to change quickly.

 この英文は、「大概(比率して多数)の人は、もし、危機感を持てば、(各々で)変わろうとする」という和文を、自分で英作文したものです。

 英文を、再翻訳してみると、「ほとんどの人が(危機感を)持っていれば」となり、「ほとんどの人」がこの感覚を持っていれば、大多数の人類は変わる、と言っているような文意にも取れます。つまり、社会全体の多くの人が、同時に危機感を持てば、全員が変わるが、一人しか危機感を持たなければ、何も変わらない、といった誤解が生まれます。このように誤解される余地がないようにしたいのです。

自分の表したい文意は「大概(比率として多数)の人は、もし危機感を持てば(各々で)変わろうとする」です。


【回答】
 「大概の人は、もし、危機感を持てば、変わろうつする」を英訳すると、

 If the majority of people had a sense of crisis, they would be motivated to change quickly.

のように、なります。質問者は、most people に違和感を持っている、とおっしゃっていますが、most people としても、何の問題もありませんよ! 所詮、和文を、英文にする場合は、寸分違(たが)わず合致する言葉はないのです。大体合っていれば、それで満足するしかないのです。



【質問 No. 22941】 led の使い方について 夜の子 2023-09-20 05:32:06
 If the good process had been <used>(→used,) this change in the design would have led to the factors being reviewed to reflect the change.

 どこで文が切れるか、がわかりません。if から used で切れて、this change から the change で、切れるのでしょうか。意味は、「もし適切なプロセスが適用されていれば、その設計における変更は、その変更を反映させるための諸側面の見直しに繋がったはずである」ということでしょうか。なぜ、led to の後が、動詞の原形でなく being reviewed なのでしょうか。

 よろしくお願いします。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「もしも、適切なプロセスが実行されていたならば、デザインの中にこの変更を加えることで、変更を反映させるように評された、諸々の要件を満たすことになっていたであろうに」ということで、もしも、適切な工程を経ていて、評者から変更するよう言われていた変更を、デザインの中に、取り入れていたらよかったのに、ということのようです。先ず、If ... used, が一区切りで、this change ... factors までが主節で、being reviewed to reflect the change は、factors を後ろから修飾しているのです。


【質問 No. 22940】 和訳のコツについて Brian 2023-09-19 18:24:27
 よろしくお願いします。

 Cultural diversity is increasing globally, especially due to increasing levels of international movement.

 上記の英文の due to 以下が、和訳では、「国際的な移動の増加によって」となっているのですが、なぜ、このような訳になるのでしょうか。直訳すると、「国際的な移動の増加しているレベルによって」と、日本語的に不自然になってしまいます。自然な和訳へのコツは、あるでしょうか?


【回答】
 ご質問の英文を、直訳に近い方法で和訳すると、「文化的な多様性は、特に、増加する国際的な(人の)移動によって、世界的に、増加しつつあります」となります。英文和訳においては、まず、直訳をしてみて、不自然な訳と思われる場合は、意味・内容を重視した「意訳」によって、自然な日本語にするよう、努力する必要があります。しかし、あまり「意訳」が進むと、原文の持つ味わいがなくなってしまうので、理想的には、「直訳+意訳」 = 「名訳」となるように、務める必要があります。あまり意訳しすぎると、「迷訳」になってしまう恐れがあります。




【質問 No. 22937】 TOEFL listening の問題から Shota 2023-09-19 13:21:36
 前回のご回答、本当に参考になりました。ありがとうございます。

 @ A mixture with a composition that varies from point to point is called a heterogeneous mixture. A Italian dressing is an example of a heterogeneous mixture. B Its composition can vary because we can make it from varying amounts of oil, vinegar, and herbs. C It is not the same from point to point throughout the mixture

 この from point to point は、「一つ一つ」という意味でしょうか。調べたところ、「次から次に」という訳が多かったのですが、ここでは意味が合わないと思いました。

 Its composition can vary because we can make it from varying amounts of oil, vinegar, and herbs. It is not the same from point to point throughout the mixture.

 この文章は、「イタリアンドレッシングの配合は、様々な量の油、酢、ハーブによって作られるので、様々である。そして、それは、化合物(ここでは、イタリアンドレッシング)によって、一つ一つ異なる(イタリアンドレッシングは、製品一つずつによって違う)」という意訳で、よろしいでしょうか。

 ご回答、よろしくお願いします。


【回答】
@ 「一つ一つ組成が異なる混合物は、不均一混合物と呼ばれます」
A 「イタリアン・ドレッシングは、不均一混合物の一つの例です」
B 「イタリアン・ドレッシングは、異なる量の油と、酢と、ハーブから作ることができるので、その組成は、様々です」
C 「その組成は、混合物全体で、すべての点で、同じではありません」ということです。

 なお、Shota さんは、「意訳」という言葉を、「和訳」の意味で使っておられるようですが、「意訳」とは、「直訳ではないもの」(=内容を重視して、噛み砕いた訳)を指すので、「意訳」を使わず、「和訳」としてください。



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