【質問 No. 22922】 「S V O C」の文型を作る動詞について |
たま |
2023-09-17 18:56:15 |
You will find English easy.
の find の代わりに、例えば、think, know, notice, understand, realize などを置き換えることは、文法的に可能でしょうか? 意味が変わるのは、もちろん承知していますが、「S V O C」の、しかも C が「形容詞」の場合、この文型を取ることの出来る動詞なのかどうか、調べても、はっきりしないのです。know と think は、to be を省略して置き換え可能な気がしますが、notice は、知覚動詞のため、補語には分詞しか来ないのか、形容詞も有りなのか、分かりません。understand, realize については、SVO しか取らない気がします。整理して、教えて頂けると、大変助かります。
|
【回答】
|
ご質問は、余りにも“大雑把”なので、答えにくいのですが、まず、動詞の種類から、始めなければなりません。
ご存知のように、英語の動詞には、自動詞と、他動詞があり、自動詞は、完全自動詞と不完全自動詞に分かれ、完全自動詞は、S + V の文型を作り、不完全自動詞は、補語をとって、S + V + C の文型を作ります。
一方、他動詞には、やはり、完全他動詞と不完全他動詞があり、完全他動詞は、S + V + O の文型を作りますが、授与動詞に限って、S + V + O + O の文型を作り、不完全他動詞は、補語をとって、S + V + O + C という文型を作るのです。
ところで、今回のご質問は、不完全他動詞として使われる動詞には、どのような動詞があるか、というもので、ほとんど、どのような他動詞でも、S + V + O + C のパターンを取る限り、不完全他動詞として扱われるのです。ところが、目的補語になれる品詞は、名詞、形容詞、現在分詞、過去分詞、不定詞などがありますが、それを取り上げるとなると、限りがありませんので、代表的なパターンで、説明しますと、make/force/oblige, let/allow/permit, have/ask/request といった「使役動詞」があり、その他、call, name, keep, find, think, leave などなどと、このパターンを作る動詞は、種々雑多なのです。しかし、質問者が挙げた understand, realize などが、このパターンで使われることは、まず、ないと思われます。とは言え、ほとんどの他動詞は、目的補語をとる、このパターンとして、使われうことが可能なのです。そのことは、文脈から、判断することになります。しかしながら、どの動詞が「不完全他動詞」として扱われているかは、実際の英文の場面で、判断するのです。
| |