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【質問 No. 22841】 with の用法について naoki 2023-09-09 12:01:57
 先生、こんにちは。with の用法について質問です。AIについて述べた文章で、以下のような文がありました。

@ With this technology, AI is believed to be nearing the capacity of our brain and to work as if it were a human brain.
 [和訳]を見ると、ここの with は、「この技術があれば」という「仮定」の意味で訳されていました。しかし、同じ文章の中で、以下のような文もありました。

A With the development of AI robots, humans <many>(→may) be able to spend their time on other things.
 この文の場合は、「AIロボットの発展によって」という「原因・理由」の意味になっていました。

 この A は、@ と同じように「仮定」の意味で、「AIロボットが発展すれば」と訳すことはできないのでしょうか。また、with が「仮定」か、「原因・理由」かを見分けるのは、基本的に文脈判断になるのでしょうか。

 長々と、申し訳ありません。よろしくお願いいたします。


【回答】
 前置詞 with には、辞書で見ると、いろいろな用法があるように感じられますが、基本的な意味は「~ と共に、~ と一緒に」ということで、それが文脈の中で、「仮定」や、「原因・理由」などの意味として、“派生”したものなのです。ですから、ご質問の英文の with phrase にしても、直訳すると、次のようになるのです。そこから、さらに「翻訳」としては、前後関係に合った意味に修正していくことになります。

@ は、「この技術と共に、AI は、我々人間の頭脳の力に近づきつつあり、それ(=AI)があたかも人間の頭脳であるかのように、働くと信じられています」と訳してから、再び、With this technology, という部分を修正すると、「この技術のおかげで、」、または、「この技術によって、」、または、「この技術があれば」という風に、一番文脈にあった訳をつけることになるのです。

A についても、同じことで、「AI ロボットの発展とともに、発展に伴って、発展によって」、などなどの訳から、一番“座り”の良さそうなものを選ぶことで解決します。あまり一つだけの訳に拘らないことです。



【質問 No. 22840】 across の用法について N.Y. 2023-09-09 05:00:56
 If you mount that same directory across container restarts, you'd see the same files.
 (https://docs.docker.com/get-started/05_persisting_data/

 across container restarts は、どういう意味でしょうか。翻訳ソフトでは、「コンテナの再起動後に」と訳されていますが、across に、「〜の後に」という意味は、あるのでしょうか。


【回答】
 ご質問の英文を直訳すると、「もし、あなたが、その同じディレクトリーを、コンテナ再起動の箇所に沿って、(横に)開いていくならば、同じファイルが数個見つかるでしょう」となります。ご質問の across とは、「左から、右方向へ、横向きに」という意味なので、travel all across the US と言えば、「アメリカを(西から東へ)横断する」という意味になるのです。


【質問 No. 22839】 This is a hard stop. とは? ふん 2023-09-09 04:39:12
 All persons must leave the exhibition hall by 22:00. This is a hard stop.

 この文の、This is a hard stop. の意味を教えてください。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「来場者のすべてが、午後10時までに、展示会場を、退場しなければなりません。これは、きつい退場告知だな」ということで、stop は、文字の意味は「中止、閉鎖」ですが、ここでは、「退場時間」を指しているのです。


【質問 No. 22838】 this year’s style を、どう訳すか? Brian 2023-09-09 04:29:15
 前回の回答、ありがとうございます。今回も、よろしくお願いします。

 以下のシチュエーションを考慮して、以下の英文の訳し方を、お教えください。

 ある子どもが母親に新しい靴を買ってくれるように頼む。母親は、まだ履けるのに、なぜ、新しいのが必要なのかと問いかける。すると、子どもは、

 Because they’re not this year’s style.

と答える。この、this year’s style を、「今年の型」として、型落ちであることを示すべきか、「今年の流行」とすべきか、どちらが適切でしょうか。


【回答】
 ご質問の英文は、「今年のスタイルではないから」とすれば、問題は解決するのではないでしょうか。日本語になった「スタイル」という言葉は、「型、流行」の両方を指しますが、日本語で「スタイル」とすると、それら2つを混ぜ合わせたような意味になるからです。 


【質問 No. 22836】 行政府トップへの「呼びかけ語」について(IV) おかめ 2023-09-08 10:18:20
 王族・皇族に呼びかけるときは、(女)王・天皇に対しては Your Majesty・陛下、その他の王族・皇族に対してはYour Royal (Imperial) Highness・殿下を使いますが、Your Excellency(皇室で行われる行事の際などに限られる)はどのような王族・皇族に対して使いますか? Your Excellency は大臣や大使だけでなく、王族・皇族に対する呼びかけにも使いますか?


【回答】
 私の貧しい知識だけでお答えするのも、後ろめたいので、ご質問の宛名、呼びかけ、結尾語などについてまとめたものが、研究社「新和英大辞典」の付録(pp. 2090~2091)に、詳しく載っているので、ご覧になってください。


【質問 No. 22835】 間接疑問文について オカノマン 2023-09-08 16:37:10
 It cannot be exaggerated how difficult this condition is.

 こちらの英文で、「受動態」の後に、間接疑問文が置かれていますが、平叙文にした場合、

 One cannot exaggerate <it>(→削除) how difficult this condition is.

となりますか? 間接疑問文の置く位置について、文法的な決まりなどはあるのでしょうか? ご教授願います。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「誰も、この状態が、いかに難しいかを、誇張することができない(いくら誇張しても、誇張しすぎることはできない)」ということで、exaggerate の目的語が、How difficult is this condition? 「この状態は、どれほど難しいですか」という疑問文が、「間接疑問文」の形で挿入された英文ですが、間接疑問文は、通常は、how difficult this condition is という風に、主語の this condition の後に、動詞がくるという形を取るのです。また、ご質問の英文では、It cannot be exaggerated how difficult this condition is. 「どれほど、この状態が、難しいものかは、誇張されることがない」という風に、主節が受動態になっていますが、この中で、It は、how 以下の間接疑問文を指しているのです。しかし、能動態にした場合、One cannot exaggerate how difficult this condition is. であって、exaggerate の後の it は、不要です。


【質問 No. 22834】 前置詞 with について 初学者 2023-09-08 10:48:13
 Robert Gordon, an economist at Northwestern University, notes that the digital age has not inspired the duration or degree of growth *seen with previous technological leaps.
 訳: 「ノースウエスタン大学の経済学者ロバート・ゴードンは、デジタル時代の科学技術的飛躍で見られたような成長の持続や度合いを引き起こしていないと言う」

 ここで seen with という表現がありますが、ここでは、なぜ、with が使われているのでしょうか? 日本語的に考えると、“デジタル時代の「中で見られた」科学技術的飛躍・・” のように、seen in の方が正しいような気がします。(*日本語と英語では、感覚が違うのは承知の上です)

 念のため、Cambridge dictionary を見たところ、with にはいくつか意味があるのですが、その中に 「used to show what is on or in something」というのがありました。

例1. She laid the table with the best china.
例2. Her blouse was spattered with blood.

 今回、私の質問の中で使われている seen with も、これと同じような感じなのでしょうか?


【回答】
 ご質問の英文を直訳すると、「ノース・ウエスタン大学の経済学者ロバート・ゴードン氏は、現下のデジタル時代は、以前の技術的飛躍と共に見られた成長の長さや度合いを、引き起こしていない、と述べている」ということで、seen (together) with previous technological leaps とは、単に「技術的飛躍の中で」、ということでなく、「技術的飛躍があったと同時に、それが長く、強く続いた」と述べているわけで、in や on では表せないニュアンスを含んでいるのです。この with は、compared with ~ 「~ と比較して」における with を連想させるものなのです。


【質問 No. 22833】 一つの文に複数の動詞が入っている場合・・・ 初学者 2023-09-08 09:53:17
 An EPA assessment conducted on the CO2 produced throughout the lifespan of plastic bottles compared whether recycling old bottles or producing new ones resulted in a smaller carbon footprint.

質問: この文章の構造が知りたいです。conducted, produced, compared, resulted と、動詞の過去形が1つの文章に4つも出てきますが、produced, compared と resulted は名詞を修飾するための過去分詞と考えて問題ないでしょうか? 仮に関係代名詞である which を入れてみると、なんとなくそれが正しいような気もしました。Whichを入れた後の文は、以下のようになりますが、どうでしょうか?

 An EPA assessment conducted on the CO2(which were) produced throughout the lifespan of plastic bottles (which were)compared whether recycling old bottles or producing new ones(which were) resulted in a smaller carbon footprint.


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「プラスチックボトル(ペットボトル)の寿命全体を通して排出された C02 に関して行われた経済企画庁の評価が、使用済みボトルをリサイクルするのと、新しく製造するのとでは、どちらが二酸化炭素排出量の排出量削減につながるかを、比較した」ということで、conducted, produced の2つの過去分詞が直前の名詞を後ろから修飾する形容詞として使われており、compared と resulted は、それぞれ「述語動詞」の過去形であることがわかります。そうすると、過去分詞として使われた動詞の過去分詞に、関係代名詞を挿入すると、次のような文章になります。

 An EPA assessment (which was) conducted on the CO2 (which was) produced throughout the lifespan of plastic bottles compared whether recycling old bottles or producing new ones resulted in a smaller carbon footprint.

 さらに、この長い文章の構造を示すと、次のようになります。
 
[An EPA assessment conducted on the CO2 produced throughout the lifespan of plastic bottles](S) compared(V) [whether recycling old bottles or producing new ones resulted in a smaller carbon footprint](O). から成る「第3文型」であることがわかります。



【質問 No. 22832】 zero hours と、zero hour の違いについて のん 2023-09-08 07:05:46
 いつもお世話になっています。

 Midnight is twelve am or zero hours.

 zero hours のhours は、なぜ、-s がついて複数形なのでしょうか? 辞書を調べると、zero hours は「0時間」、zero hour は「時刻の0時」、と書いてあり、余計 zero hour の方が正しい気がしました。zero hours と zero hour の違いについても、教えて欲しいです。

 宜しくお願いします。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「真夜中は、午前12時、または、1時間もたっていない、ということです」ということで、1日の時間は、真夜中から始まって、真夜中に終わるので、「真夜中」は、本当は、「午前零時」のはずですが、この文では、「午前12時」となっています。これは、間違いではないでしょうか? ただし、ご質問は、zero hour か、zero hours か、どちらが正しい言い方か、ということですので、回答は、「zero hours」とするのが正しい、とお答えします。その理由は、英語では、「私は、読む本がない」と言うのは、I have <no book> to read. ではなく、I have <no books> to read. と言う習慣だからです。


【質問 No. 22831】 it、meaning、that について のん 2023-09-08 06:46:36
 いつも、お世話になっています。

 If, however, the person used the same gestures while you were sitting across a table from him trying to sell him a product, it could be correctly interpreted as meaning that the person was feeling negative or rejecting your offer.

@ it could be correctly の it は、<if説>(→if 節)を指していますか?

A meaning that the person was feeling negative or rejecting your offer. の meaning は「動名詞」で、meaning の後ろの that は、meaning の目的語の that 節でしょうか?


【回答】
 ご質問の、@ と A とも、おっしゃる通りで、正解です。


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