【質問 No. 22753】 TOEFL reading 問題から |
Shota |
2023-09-01 18:48:14 |
「No. 22749」への回答、ありがとうございます。社会人受験生にとって、このサイトは、正直他の有料サイトよりも秀でている、と思っています。
Because of industrialization, <but also because of a vast increase in agricultural output without which industrialization would have been impossible>, Western Europeans by the latter half of the nineteenth century enjoyed higher standards of living and longer, healthier lives than most of the world’s peoples.
このカッコ内の文章で、without which 〜 impossible と、否定が二回使われているときの訳の仕方を教えていただけないでしょうか。私は、「産業化という理由、それだけでなく、その産業化ができなかったであろうことなしで(その産業化のおかげでなしえた)産業アウトプットの大きな向上のおかげで」と、二重の否定があったので、肯定の訳にしました。この理解で、正しいでしょうか?
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【回答】
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ご質問の英文の意味は、「工業化のおかげで、また、そのこと無しでは、工業化も不可能であったと思われる農業生産高の大幅な増加のおかげもあって、西ヨーロッパの人々は、19世紀の後半までには、世界のほとんどの人々よりも、高い生活水準と、より長く、健康な生活を享受した」ということで、without which とは、「それ(=農業生産高)なしでは、(工業化も不可能であったろう、と思われる(農業生産高)」という意味で、関係代名詞 which の先行詞は「農業生産高」になります。しかし、ここでは、without which と impossible が一緒になって、「肯定」を表す、ということにはなりません。訳の通り、「それ無しでは、工業化も不可能であっただろうと思われる(農業生産高)」としても、何らおかしなところはありません。
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