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【質問 No. 22584】 副詞の修飾先はどれか? (その4) 英語について考える 2023-08-15 12:55:24
 これまでの丁寧なご回答に加え、【質問 No. 22581】についてのご回答もありがとうございます。解答中に示された、two miles やthis morning は名詞句であるが、副詞的な役割を持つという意味で、副詞相当語になるという意味になるという理解で大丈夫ですかね、つまりは副詞と同じ修飾の役割を取る2語以上の句や節のことを、副詞相当語句と呼ぶのでしょうか?であれば副詞句は副詞相当語句に該当すると思ったのですが、very fastはなぜ2語以上で副詞の役割を持つのに副詞句ではないのでしょうか。副詞句ではないのならvery fast という“かたまり”にはranを修飾している副詞で副詞句ではないという感じなのですか?2語以上のかたまりとして動詞を修飾しているので副詞相当語句、副詞句としての役割を持つと思ったのですが、前回の回答中にそうではなくveryを伴った副詞であると書かれていたので、そこが調べた定義と相反するように見えて分からないです。何卒ご教示お願いいたします。

【回答】
 two miles や、this morning は、「名詞句」ですが、文の中での機能は、「副詞」に相当するので、「副詞相当語」と呼ばれます。しかし、very fast は「副詞句」ではありますが、「副詞相当語」ではありません。「副詞相当語」とは、two miles のように、本来「名詞句」に過ぎない語句が、文中で「副詞」として使われている場合は、「副詞相当語」(Adverb equivelent) と呼ばれるのです。


【質問 No. 22583】 「もし、無限の時間があったなら」の英訳について 英作文マスターへの道 2023-08-15 12:47:32
 自由英作文を書く中で、

 「もし無限の時間があったら、人々は目標を達成するために努力できないかもしれない」

と書きたい場面があり、この中の「もし無限の時間があったら」という部分について質問です。自分は、if they had infinite time と書いたのですが、deepL write という添削機能があるアプリや、chatgdp に、自分の英作文を添削してもらったところ、どちらとも、if they had an infinite amount of time と直されていました。私が書いたものだと、何がいけないのでしょうか?


【回答】
 ご質問の「もし、無限の時間があったら」を、if they had infinite time と英訳しても、間違いではありませんが、infinite time だけでは、日常の言葉としては、何か物足りず、意味も曖昧になりかねないので、「無限の量の時間」という風に、time に修飾語をつけた方が、英語らしく響き、わかりやすい、ということだと思います。


【質問 No. 22581】 副詞が修飾する先はどれ?(その3) 英語について考える 2023-08-15 10:40:11
 【質問 No. 22576 】 のご回答ありがとうございます。前回の、意味論的な考え方によって、very が程度を表す副詞であるために、動詞 ran を原則的に修飾することができないということよく分かりましが、もう一つ疑問があり、2語以上の副詞が並ぶ場合については、副詞相当語句というものは使用しなければならないのでしょうか? (例えば、前の投稿で自身が述べたような、very が fast を修飾して、fast が ran を修飾する(修飾関係において、副詞相当語句は作らずに使わない) (様態を表す語 fast が ran を修飾しているため、意味論的な問題は起こらない)形のものと、先生が述べられたような、かたまりを作って ran を修飾する I(S) ran(V) [very→fast](M)とは違いはなく、これら二つはどちらとも正しいのでしょうか? それとも、かたまりを作らずに fast が ran を単独で修飾する形は修飾関係的には違和感があるのでしょうか。もしそうなのであれば、何故、違和感があるのかについてを教えていただきたく存じます。また、I(S) ran(V) [very→fast](M)という構図では、修飾は副詞句によって行われているため、fast 単体での修飾先が明示されておらず、「動詞、形容詞、他の副詞を修飾する」という副詞の修飾の原則に則っていないと思うのですが、何故、副詞 fast 単体での修飾先を明示する必要性がないのでしょうか。これらは、どういった考え方に帰着されるのでしょうか。細かい所で疑問が途切れず、誠に恐縮ですが、何卒ご教示賜りますよう、お願い申し上げます。


【回答】
 前回の説明では、言及しませんでしたが、very fast の構造は、[(very) fast](M) となるところを、→ で示したことがアダになったようです。I ran very fast. において、very は fast を修飾していますが、fast は very を伴った形で、ran を修飾しているのです。 fast が ran を修飾していることは、いうまでもありません。

 また、very fast という、2つの副詞は、「副詞相当語」と呼ぶことはありません。「副詞相当語」というのは、I walked <two miles> <this morning>. 「私は、今朝は、2マイル(=3キロ)、歩いた(散歩した)」における two miles は「名詞句」ですが、この文の中では、for two miles という意味の「副詞相当語」と呼ばれるのです。同じく、this morning も、これ自体は「名詞句」ですが、文の中での役割は in this morning という意味の「副詞」なので、「副詞相当語」と呼びます。しかし、繰り返しになりますが、very fast は、very が fast に吸収されるので、very fast は「副詞相当語」ではなく、very を伴った「副詞」として扱われるのです。しかも、この very fast は、ran を修飾するという事実に、変わりはありません。



【質問 No. 22580】 truly の位置について 河野 2023-08-15 06:42:26
 You’ll never truly speak English. について、3つ質問したいです。

1、この文の truly は、どこを修飾していますか?

2、truly は副詞の用法(様態、頻度、程度など)の中で、どれに当たりますか?

3、どうして、never truly の順番なのですか? truly never では、ダメでしょうか?


【回答】
 ご質問の英文の意味は「あなたは、将来も、本当の英語を話すことにはならないでしょう」という意味で、

1. truly は、speak English を修飾しています。

2. truly は、「様態」を表しています。

3. You'll <truly> never speak English. とすると、「本当のことを言うと、あなたは、英語を話すようになることはありません」という意味になり、truly は、「文修飾副詞」になってしまいます。



【質問 No. 22579】 英作文の添削依頼(確認質問) zoro 2023-08-15 06:33:15
 先生、ご添削ありがとうございました。私も、ペットの殺戮処分について書いていて、あまりにも、非人道的過ぎるかな、と思いましたが、ここは英語の練習ということで、相当に冷たい内容になってしまいましたが、ご勘弁ください。

 前回の英作文から、質問です。

私の英文: However, I think the opinion that killing of animals should be banned since they are poor sounds fairly irresponsible.

先生の修正文: However, I think the opinion that the killing of animals should be banned because it makes you feel sorry for them is fairly irresponsible.

@ since 以下についてですが、「彼ら(動物達)がかわいそうだ」という言い方は、自然な言い方ではないのでしょうか?

A since を使った方がフォーマルだ、という解説を読んだことがありますが、この場合は、because の方が良いのですか。

 本日も、よろしくお願い致します。


【回答】
@ since は、事実として「~ なので」という意味を表し、because は、条件とし「~ であるから」という意味を表します。同じように聞こえますが、「~ だからといって」という、強い理由を表す場合は、because がより適切なのです。なお、「可哀想だ」を、it makes you feel sorry for them としましたが、後で考えたら、it makes you feel <pity> for them の方が、より適切です。

A 「~ だから」と、強く主張するときには、because の方が、より適切なのです。since は「~ なので」という風に、「既定の事実」を述べるときに使います。



【質問 No. 22578】 過去形について 友愛 2023-08-15 06:16:07
質問1: ネットに、次のような英文がありました。

 When we visited my aunt, she welcomed us warmly.
 「私たちが、叔母を訪ねると、彼女は、暖かく私たちを迎えてくれました」

 この英文の場合、「暖かく迎える」という動作は、すでに完了しているため、過去形を使用します。 また、起こった出来事も、「まず私たちが叔母の家に着 き、そのあと叔母が暖かく迎えてくれる」という出来事が起こります。この2つは同時に起きてはいません」と書いてありました。これは、「when節の内容と同時に起きた」の間違いでしょうか? 他のサイトには、I took a bath when the earthquake occurred. になりますが、これは「地震が起きた瞬間にお風呂に 入り始めた」という意味になり、と書いてあり、こちらは同時に起きたという意味にとれるのですが、同時に起きているのか、同時に起きていないのか、教えていただけないでしょうか?

質問2: 質問1で述べた2つの例文に加えて、似た例文として、When you called me, I played soccer. 「あなたが私に電話した時に、サッカーをやり終えた」と書いてありました。この例文は、主節の過去形が「動作の終了」を意味していて、質問1の 2つの例文は、主節の過去形が動作の始まりを表しています。同じ文構造なのに、過去形が動作の始まりなのか、終わりなのか、意味が違いますが、何が正解になるのでしょうか? (過去形は過去の動作の始まり&#12316;終わりを表すという説明も、他のサイトにはあり、色々と矛盾していると感じたのですが)、どれが正しいでしょうか?


【回答】
 英語は、「時制」の使い方が難しいですが、最初の When we <visited> my aunt, she <welcomed> us warmly. の場合は、「訪ねた」のが先に起こって、「迎えてくれた」のが、その後に起こったことなので、両方とも、「過去形」で、問題はありません。これが、もし、逆で、My aunt <welcomed> us warmly, when we <visited> my aunt. とすると、やや違和感を感じますが、この程度の「過去形」の使い方は、よくあります。本来は、..., when we <had visited> my aunt. とすべきですが、これも、わざとらしく響くので、あまり好まれません。

 次に、I took a bath when the earthquake occurred. についてですが、これも、took と、occurred が、書かれた順序に起こっているので、問題はありませんが、正しくは、I <was taking> a bath when the earthquake <occurred>. と、過去進行形にすべきところです。

 同じく、Whe you called me, I <played> soccer. も、..., I <was playing> soccer. とすべきところです。



【質問 No. 22577】 sameとme too の違いについて ピクパク 2023-08-15 05:49:07
 same と、me too の違いって、何でしょうか? また、他に同意を意味するフレーズはありますか?

【回答】
 ご質問の趣旨は、相手が、「昨夜は、YouTube を見て、夜更かしをしてしまった」 I stayed up late last night watching YouTube movies. と言ったのに対して、「私もそうでしたよ」と答える英語は、(It was the) Same with me. 又は、Me too. と言う場面の話のように思われます。その他に、同じような表現としては、I did, too.
とか、Same here. などがあります。



【質問 No. 22576】 副詞句が修飾する先はどれか?(その2) 英語について考える 2023-08-15 05:36:09
 前回(【質問 No. 22575】)へのご回答、ありがとうございます。英文の構成要素のルールに則って、文中の英文解釈を行うことで、意味を考えることができ、また、修飾語については、補語や目的語などの、文中の構成要素には関わらない要素であって、形容詞は「名詞」を修飾し、副詞は「動詞、形容詞、他の副詞」といったように、文中の修飾関係の把握には、品詞が関わってくることは理解したのですが、I(S) ran(V) [very→fast](M). のみがな成立するのか、が分からないです。(この修飾関係そのものが正しいことは分かります)

 単純に考えれば、上に述べたような、「副詞は動詞、形容詞、他の副詞を修飾する」というルールに則るのであれば、fast も very も、同じ副詞なので、単体で ran を修飾出来るはずであったり、被ることがなくとも very がfastを修飾してかたまりをつくらずに、fast が ran を修飾すれば、上のルールを満たしていると思われるのに、なぜ、very のみが fast を修飾して、very fast のかたまり全体が副詞相当語句として ran を修飾する、という形のみにしぼられるのでしょうか。上のルールに則るのならば、very が fast を修飾して、fast が句ではなく単体として ran を修飾することができない理由について、納得できないです。I ran very fast. という文章が「第一文型」であるという所が、そのような修飾の構図にしなければならない所以になっているのでしょうか? そのあたりについて、ご教示をお願いしたく存じます。宜しくお願いします。


【回答】
 ご質問の He ran very fast. において、very が fast だけを修飾し、動詞(ran)を修飾できないのは、何故なのか、についてお答えしますと、He ran very. という文が、何故、成り立たないか、という理由にあるからです。つまり、副詞には、fast, slowly などの「様態」(how)を表すものの他に、very, awefully などの「程度」(degree)を表すもの、といったように、修飾先が限定されるという制限があるからなのです。このように、「程度」を表す副詞 very は、他の副詞を修飾することはできるが、動詞を修飾することはできないのです。この問題は、文法(Syntax)の問題というよりも、より哲学的な「意味論」(Semantics)の問題なのです。He ran very. が、何故、ダメかの問題は、文法的には可能なはずの語が、意味論的に不可能となる例なのです。


【質問 No. 22575】 副詞が修飾する先はどれか? 英語について考える 2023-08-14 16:56:34
 英語を学んでいて、疑問に思う部分があるので、質問します。ごく単純な文章ですが、

 I ran very fast.

という文章の修飾関係は、どのような見方が正しいのでしょうか? 副詞は、名詞以外を修飾できる、というルールに加え、句、節も修飾関係を示せることから、

@ very が fast を修飾して、fast が ran を修飾している。(句や節の修飾先は考えない)
A very が fast を修飾し、反対に、fast も very を修飾して、very fast が副詞句を作って、ran を修飾している。
B very が fast を修飾して、fast は ran を修飾し、尚且つ very fast が副詞句を作って ran を修飾している。
C very が ran を修飾して、...
と言ったように、見方次第では、様々な修飾方法が見えてしまうように思えます。

 よく英語では、品詞における修飾関係に加え、「名詞句、副詞節」などのかたまりとして、修飾関係を示すものがあると思いますが、この、句や節という概念が加わったために、ニュアンスとしては、より明確に説明出来るようになった一方で、上記のように、複数の見方ができてしまうようにも思います。
 
 これら修飾関係を示すために存在する用語の扱いは、かなり曖昧で、広範な概念である(どちらとも取れ、間違いではない)のでしょうか? それとも、上に述べたような見方には明確な誤りがあり、正解は、ただ一つしかないのでしょうか。

 また、句や節というのは、文法をより詳細に、明快に説明するための便利な道具であって、本来は句や節というのは、@ のように使わなくても、単語それぞれにある品詞の修飾関係だけで(ややニュアンスに違和感があるが)説明出来てしまうものなのでしょうか?
 
 そのあたりを疑問に思いましたので、これら文法的な修飾関係についての正しい考え方は何であるか、ご教示お願いしたく存じ上げます。


【回答】
 英文の意味は、単語の意味の合計から生まれるのではなく、文を構成する「主語」、「述語動詞」、「目的語」、「補語」という、構成要素から生まれるもので、それぞれの構成要素が、形容詞や副詞といった「修飾語」によって、肉付けされ、全体としてある一定の論理を備えた意味を生み出すのです。その際、「主語」となり得る品詞は「名詞」と「代名詞」、又は、「名詞相当語句」であり、「名詞」を修飾するのは「形容詞」又は「形容詞相当語句」と呼ばれ、「述語動詞」は、当然のことながら「動詞」であり、それを修飾するのは「副詞」又は「副詞相当語句」であり、「目的語」になれるのは、「名詞」、「代名詞」、又は、「名詞相当語句」(名詞句・名詞節)であり、「補語」となれるのは「名詞」又は「形容詞」およびその相当語句(形容詞句・形容詞節)であること、と概略決まっており、そうした構成要素の文中での役割にしたがって、文全体の意味が発生するわけです。英文解釈では、これらの構成要素を、間違い無く捉え、全体の意味に到達することになります。

 その中で、今回のご質問は、「修飾語句」についてのものとなりますが、「修飾語」には、「形容詞」と「副詞」があり、形容詞は「名詞」を修飾し、副詞は「動詞、形容詞、他の副詞」を修飾する役割を果たし、文の構成要素には、関わらないのです。例えば、ご質問の I ran very fast. という文は、I(S) ran(V) [very→fast](M). から成る「第1文型」の構造を備えた文で、副詞 very は、同じく副詞の fast を修飾しながら、全体で動詞 ran を修飾している、という分析になります。英文の意味が分かった、ということは、専門語を知ることとは限らず、文を構成する各要素を、素早く見抜くことにあります。母語話者は、通常、このような分析作業を必要としませんが、英文解釈では、説明の都合上、文型を明らかにし、修飾関係を明らかにするわけです。



【質問 No. 22574】 TOEIC テストのリスニングより 鈴木 2023-08-14 09:21:55
 お世話になります。

 My team ensures that the vehicles our company <desighns>(→designs) are as light as possible.
 「私のチームは、当社が設計する機体が可能な限り軽量であるようにしています」

1. the vehicles our company desighns は、全部で一つの名詞になっているように見えます。「名詞+名詞」と続く使い方は、可能なのでしょうか? 何か、使っている文法があるのでしょうか。

2. ensures と are と、動詞が2つあります。どういった文の構造になっているのでしょうか? that節以下で are を利用しているのでしょうか?  
  

以上、よろしくお願いいたします。


【回答】
 ご質問の英文の意味は「私のチームは、当社が設計した車両が、可能な限り軽量であることを、保証します」ということで、

1. the vehicles (that) our company designs とは「我が社が、設計する車両」という意味で、the vehicles の後に、関係代名詞が省略されているのです。全体としては、関係節を含む「名詞句」となります。

2. ensures that ~ are ... とは、「~ が、... であることを、保証する」という意味を表しているのです。構造としては、[My team](S) ensures(V) [that the vehicles ...](O). から成る「第3文型」となります。



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