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【質問 No. 22319】 「第5文型」の「補語」の用法について ボケ防止老人 2023-07-09 13:10:12
 よろしくお願いします。2023.7.6 の「ラジオ英会話」に、次の文があります。

1. I want you to wear a suit. 「あなたに、スーツを着てもらいたい」
2. I want you to listen more. 「あなたには、もっと聞く耳を持ってもらいたい」
3. I want you home by midnight. 「夜12時までには、家に帰ってきてほしい」
4. I need you ready in ten minutes. 「10分で、用意してもらう必要があります」

 述語動詞 want の場合、「補語」は、to不定詞を使用する、と認識していましたが、上記のように、原形不定詞も使用できるようですが、その使い分けが理解できません。また、want と関係の深い need についても、原型不定詞が使われています。

 「原形不定詞」を使用できるのは、助動詞の後、使役動詞の後、知覚動詞の後、慣用表現と理解しています。また、want、need は、使役動詞ではないと理解しています。述語動詞 want、need と「目的格補語」(to不定詞・原型不定詞)との関係について教えてください。


【回答】
 「使役動詞」は、make「強制」、let「許可」、have「依頼」の3種類を指しますが、「使役動詞」と同じパターン(S V O C)で使われる動詞は、通常「不完全他動詞」と呼ばれる動詞で、「目的補語」を取らないと、成り立たない動詞なのです。今回、ご質問の want, need などがその例で、1. と 2. における want は、目的格補語に「to不定詞」を取る例ですが、3. と 4. については、home と ready は「原形不定詞」ではなく、home と ready の前に、to不定詞の to be が省略されているのです。ですから、このように、「目的格補語」には、1. ~ 4. を通じて、to不定詞が使われる、という認識で、大丈夫なのです。つまり、3. と 4. の例は、例外ではない、ということです。


【質問 No. 22317】 医療記事について ゆう 2023-07-09 06:22:42
 先生、どうか今回も、宜しくお願いします。

 An experimental cancer treatment initiative is to get a 3m funding boost to trial new drugs and therapies.

 Manchester Experimental Cancer Medicine Centre (ECMC) works with local NHS facilities to give people access to state-of-the-art treatments and has pioneered work in blood testing. It is now planning clinical trials for patients with rare cancers.

 Prof Caroline Dive said she was "delighted" as the money will "benefit people in the North West and beyond."

 Manchester ECMC is a collaboration between Cancer Research UK, The Christie NHS Foundation Trust, and the University of Manchester.

 質問が二つあります。最初の文章の主語は、An experimental cancer treatment initiative だと思うのですが、initiative を主語として訳した場合、どのように訳すのが適切ですか?
 もう一つは、3行目の has pioneered work in blood testing とありますが、ここでの pioneer は自動詞ですか? それとも他動詞なのでしょうか?



【回答】
質問1: の英文の意味は「実験的癌治療戦略は、新薬と治療法を試すために、300万ポンドの資金増強を得ることである」ということです。

質問2: の英文中の has pioneered work in blood testing とは「血液検査の作業を初めて行った」ということで、pioneer は、他動詞で、work を目的語としているのです。



【質問 No. 22316】 hear と、私訳の正誤について 田口 典子 2023-07-08 13:53:52
 木村先生、前回は、ありがとうございました。この度、お尋ねしたいのは、次の通りです。(「くまのプーさん」の第8章からです)

 "Well, if you listen, Piglet, you'll hear it."
 「いいかい、もし君がちゃんと聞けば、(自然と)聞こえるだろうよ=聞けばわかるよ」と理解しました。

 前段に、「詩だよ」(My song)、「何の詩?」(What song?)、「これだよ」(This one)、「どれ?」(Which one?)と、短いやり取りがあります。(私は、プーが、さっさと自分の詩を披露したくて、しびれを切らしたのだと思いました) もしかして、 hear には、see=「(見て)わかる」のように、「聞いて)わかる」というような意味があるのかもと思い、質問いたしました。

 また、プーの台詞のすぐ後に、ピグレットが言う台詞は、

 "How do you know I'm not listening?" を、「どうやってわかるの、僕が聞いてないって?」と理解しました。

 この理解でよいか、ご教授いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。


【回答】
 ご質問の、Well, if you listen, Piglet, you'll hear it. とは、「ピグレット君、あなたに聞く気があれば、聞こえるのだよ」ということで、listen とは「耳を澄まして、意識的に聴く」という意味であるのに対して、hear は「その気がなくても、自然に聞こえてくる」という意味なので、その違いをうまく利用して、あなたには、人の言葉を聞く意志がないのよ、と言おうとしているように、感じあられます。


【質問 No. 22315】 医療記事から(再度) ゆう 2023-07-08 06:29:38
「No. 22313」で、質問をさせて頂いた者です。

 <この英文の The CBC has been built at NHSBT's base in Filton, in North Bristol, and replaces a smaller, ageing unit in nearby Langford. が訳せません。教えて下さい>という、私からの質問に対して、次のように、お答えをいただきました。

 「CBC は、(イギリスの)北ブリストル市のフィルトンという場所にあるNHSBTの本拠地に建てられており、近くのラングフォードの、小規模の、古い建物と入れ替えるものとなります」

 ただ、後半の日本語訳の意味が理解出来ないのです。自分の国語力の問題なのかもしれませんが、もしお答え頂けるなら宜しくお願いします。


【回答】
 先ず、最初にお願いです。質問欄のタイトルに、「お願いします」というのは、やめてください。具体的な内容を、タイトルとして載せていただかないと、質問タイトルからの検索ができなくなりますので・・・。

 さて、今回のご質問ですが、恐らく、replace の使い方に疑問があったのだと思われます。それに、私の回答の表現にも、舌足らずのところがありました。お詫びして、再度説明しますと、replaces a smaller, ageing unit in nearby Langford とは、「近くのラングフォードにある、狭く、老朽化しつつある建物の<代わりになるものです>」ということなのです。つまり、これまでの建物を、より新しく、広いものにしたい、ということなのです。



【質問 No. 22314】 「仮定法」の形について 大学受験生 2023-07-08 06:16:12
 いつも、大変お世話になっております。大学受験問題集からです。

 A stout old lady was walking with her basket down the middle of a street in Petrograd to the great confusion of the traffic and with no small peril to herself. It was pointed out to her that the pavement was the place for foot passengers, but she replied: "I'm going to walk where I like. We've got liberty now." It did not occur to the old lady that if liberty entitled the foot passenger to walk down the middle of the road it also entitled the cab driver to drive on the pavement, and that the end of such liberty would be universal chaos. Everybody would be getting in everybody else's way and nobody would get anywhere. Individual liberty would have become social anarchy.

 if liberty entitled the foot-passenger が仮定法の条件節になっていて、it also entitled the cab driver と、and that 以下の the end of such liberty が共に仮定の影響を受けていると思うのですが、it also entitled の方に「過去の助動詞」がついていないのは、なぜでしょうか。解説には、entitled = were to entitleとだけ、書いてありました。


【回答】
 この文の筆者は、if liberty <entitled> the foot passenger to walk down the middle of the road (and if) it also <entitled> cab driver to drive on the pavement, という風に、「仮定節」を2つ設けて、(and that) the end of such liberty <would be> universal chaos. という「仮定法表現」としたのではないか、と思われますが、もし、そうならば、and that は“余分”になります。でも、この筆者の頭の中では、そのような構想を持っていたと思われるのですが、やはり、おっしゃる通り、おかしな「仮定法」になってしまっています。しかし、こうした“おかしな”形の「仮定表現」が、現実にはあるのだ、ということを認識して、英語を読む必要もあるのです。ネイティブは、必ずしも、文法の規則通りには、話したり、書いたりしてくれませんので、その辺は、前もって、認識しておいた方がよい、と思います。


【質問 No. 22313】 ゆう → 医療記事から ゆう 2023-07-07 15:56:13
 以下の医療記事について、質問です。宜しくお願いします。

 Such advances in biotherapies offer new hope for patients for whom all other treatment options have been exhausted.
 The CBC has been built at NHSBT's base in Filton, in North Bristol, and replaces a smaller, ageing unit in nearby Langford.
 Dr Lilian Hook, NHSBT's director of cell, apheresis and gene therapies said: "The CBC is basically a factory - it manufactures the building blocks (or components) needed to produce gene therapies.
 "Researchers and developers can ask us to manufacture the specific components they require.
"This will enable cutting-edge research with the potential to develop cures for some critical diseases which can currently only be treated and often ultimately prove fatal."

 この英文の The CBC has been built at NHSBT's base in Filton, in North Bristol, and replaces a smaller, ageing unit in nearby Langford. が訳せません。教えて下さい。


【回答】
 「タイトル欄」に、名前を書き込まないでください。

 ご質問の英文の意味は「CBC は、(イギリスの)北ブリストル市のフィルトンという場所にあるNHSBTの本拠地に建てられており、近くのラングフォードの、小規模の、古い建物と入れ替えるものとなります」ということで、英文の難易度から言うと、最も基本的で、優しい構文で書かれた、比較的訳しやすい文章です。



【質問 No. 22312】 抽象名詞の用法について よしこ 2023-07-07 13:41:41
 いつも、ありがとうございます。

 advice は「抽象名詞」ですので、冠詞はつきませんが、「彼は、私に、アドバイスをくれた」と表現するときには、

 He gave me advice. で大丈夫でしょうか?

 よろしく、お願いいたします。


【回答】
 「彼は、私に、アドバイスをくれた」の英訳は、He gave me advice. で、間違いありませんが、余りにも単純すぎる例なので、They gave me <some good advice> about buying a house. 「彼らは、私に、家を買うことについて、よいアドバイスをくれた」のように、中身をつけて覚えた方が、役立つと思います。


【質問 No. 22311】 倒置について よしこ 2023-07-07 13:33:55
 いつも、ありがとうございます。

 「倒置」の説明の個所に、次の英文例があります。

1. Not only <does he draw> illustrations but he also writes novels.

 こちらの文章の「倒置」が、かからない文章として、

2. He not only draws illustrations but he also writes novels.

とありますが、以下のように、does をつけないと、文章として成り立たないように思えるのですが、違いますでしょうか?

3. He does not only <draws>(→draw) illustrations but <he>(→削除) also writes novels.)

 よろしく、お願いいたします。


【回答】
 「A だけでなく、B もする」を英訳する場合、not only A but also B という公式を使いますが、この構文の only の意味の中には、「否定」の意味が含まれているので、<does not> only <draw> などのように、動詞を二重に否定する必要はないのです。つまり、3. は、He not only <draws> but also <writes> novels. という風に、A = draws, B = writes の関係がすでに成り立っているのです。


【質問 No. 22310】 it の用法について kei 2023-07-07 05:59:15
1. Practicing riding a bicycle is hard, but once you can ride <one>, it becomes easy.

 これは、ある学生が書いた英文なのですが、自分であれば、特に考えずに、one は it にするのですが、one=a bicycle なので、正しいと思いました。it は、頭の中にある特定の自転車、one は、不特定の自転車なのか、と思ったのですが、

2. I bought this pen at a stationery store. It is sold at convenience stores too.

における It は、自分がすでに買った、特定の一本であり、それがコンビニエンスストアで売られているということになります。これは誤った文ではないと思うのですが、単純なことに疑問点が出てきたので、ご教示いただけますと幸いです。


【回答】
 一般に、既出の物を指す場合は it を用い、類似の物を指す場合は one を用いる、というのが決まりなのですが、具体的な用法となると、そう簡単ではないのです。例えば、1. の文で、Practicing riding a <bicycle> における a bicycle は、「一台の自転車」という意味ではなく、「自転車と言うもの」を指す“総称”としての自転車なので、それを、同じく、“総称的”に受ける場合は、it であって、one ではないのです。従って、1. の文における one は it とするのが正しいのです。

 同じように、2. の文における it も、ここでは、具体的に「私が買ったこのペン」を指すのではなく、“総称”としての it なので、これで正しい文章と言えます。



【質問 No. 22308】 so we shan't have so much to carry について 田口 典子 2023-07-06 18:48:12
 木村先生、先日は、ご回答いただき、ありがとうございました。今回お尋ねしたいのは、次の文章です。

 "(I think that we ought to eat all our Provisions now, ) so that we shan't have so much to carry."

 クリストファー・ロビンが、探検隊のみんなに、食事休憩を提案する時の文です。(カッコ)の後、so that 以下がわかりません。「そうすれば、重い荷物がなくなるから」と、翻訳本にのっていますが、shall not have ... to carry で、そのような意味になるのか、と思い、質問いたしました。
 
 よろしくお願いいたします。



【回答】
 ご質問の英文の意味は「私たちは、携帯食糧の全てを食べてしまうべきと思います。それは、これからの持ち物が、それほど多くなくて済むためです」ということで、so that ... とは、「... するために」という意味を表し、we shan't have so much to carry で、「私たちが、それほど多くを、運ぶ必要がなくなるように」という意味になります。なお、shan't とは、won't としてもよいところで、やや古風な言葉遣いになっています。


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