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【質問 No. 25308】 副詞の前の前置詞 in here について ファインマン 2024-08-02 06:01:06
 いつも、お世話になります、今回も、よろしくお願いします。

 What's going on in here?

という英文を見かけたのですが、here は「副詞」で、前には前置詞を付けないと習ったのですが、実は、この英文以外にも、here の前に、in が付いたものを見たことがあります。一体、どういう訳で、in がついているのでしょうか?

 よろしく、お願いいたします。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「ここで、何が起こっているのか?」ということですが、この場合の here は、「ここに、ここで」という意味の「副詞」ではなく、「狭い場所」を指して「ここ」(this place)という意味の「名詞」なので、前置詞がつくのです。It's cold <in here>. 「(部屋などで、) ここはさまうね!」、I am <out> here. 「(中にいる人に)ここにいるよ」、It's raining <over here>. 「(遠くにいる人に)こちらでは、雨が降っています」などのように、使われます。


【質問 No. 25307】 「なぜ、omelette は、日本語でオムレツとなるか?」(関連) ヨッシー 2024-08-02 05:48:30
 お世話になります。「質問 No. 25283」の「なぜ、omelette は、オムレツとなるか?」という、他の方の質問に関連して、一言。これは、卒業論文の役には立たないでしょうが、こんなことを考えました。

 以前(「No.15882」)で、paw を「パウ」と発音するTV番組について、先生から、「日本の小学校でのローマ字教育のために、“綴り字発音”が横行している」というお話を頂きました。

 ローマ字読みの例ですが、最近「アド・フラウド」と新聞にあったので、「アド・クラウド」の間違いか、と思い調べたところ、ad fraud 「(ネットにおける)広告詐欺」のことでした。Fraud 「フロード」は、まだ、お目見え間がないのですから、メディアには、いまからでも、「フロード」と改めて欲しいものだと思います。

 ローマ字読みではない例もあります。空港で働く人のことをグランド・スタッフといっていますが、これは ground staff ですから、正しくは「グラウンド・スタッフ」でしょう。英語のできる人の集まっている JAL や、NAA などの HP にも、「グランド」となっており、これは、嘗ての日本人が、現在ほどは、英語が上手ではなかった時代からの習慣なのでしょうか。そうだとすれば、いまさら修正は難しいかも知れません。

 数年前に次の報道がありました。「A選手は、今後、チームに帯同する予定です」 これは日本語として、明らかにおかしいのですが、(私の知る限りの)各メディアは、全て同じ文言でした。なぜ、このようなことが起きるのか。
それは、ニュース・ソース(某体育協会)が、そのようにプレス・リリースしたからに相違ありません。(政府の発表を鵜呑みにして、垂れ流すメディアの姿勢そのもの?)

 相似例を挙げます。市販薬を大量に摂取することの健康被害を over dose といいますが、これも各メディア全て 「オーバー・ドーズ」と報道しています。日本語では、語尾はあまり強く発話されませんから、bag が「バック」、news が「ニュース」となるのは、やむをえないかも知れません。しかし、ドースを、わざわざドーズとするのは、なぜか? これも某体育協会と同じで、某政府機関(明らかに、厚生労働省と思われますが)のリリースを、そのまま垂れ流した結果ではないでしょうか。(回答欄に続く)




【回答】
 音声を文字化するのは困難で、外国語の音声を文字化するのは、より困難であることは、理解しているつもりですが、もう少し思慮深くあって欲しい、と思うのは私だけでしょうか。こんなところからも、日本人の英語下手は、直していった方がいいのではないか、と愚考いたしました。
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[回答] 「ローマ字読み」という、この問題は、ご指摘のように、今後も、続いていくものと、思われます。それに、輪をかけるように、日本のテレビなどでも有名なアメリカ人でさえ、間違いと知りながら、award [アオード」を、「アワード」と言っている状況ですから、中々直りそうもありません。

 今回は、ヨッシーさんから、色々な貴重な礼をいただきましたが、front [フラント]を「フロント」としてきた例なども含めて、英単語の「日本語化」が進んでいるわけで、この癖がつくと、正しい英語の発音が学べなくなる恐れがあります。若い頃、プロレスを見ていて、実況アナウンサーが、「背骨折り」の技を、「バックブリーカー」と連呼していたのを思い出しますが、これも、正しくは、「バックブレーカー」なのです。「綴り字発音」という現象の一つです。

 このような、間違った発音を普及させていくと、日本人の英語は、分かりにくいという問題に発展しかねません。それでなくても、英文解釈はできるのに、英会話は苦手、という人が、結構多いのが、日本の現状なのです。これも、音声を重視した、つまり、話すことを重視した、英語教育に、転換していかなければ、日本人特有の英語恐怖心が、続くことになります。テレビ番組に、Why did you come to Japan? というのがありますが、この表現そのものが、外国人に対して、失礼になるものですが、これを見ていると、世界中から来る外国人のほとんどの人が、流暢な英語を話していることに、気付かされます。このように、国際化が進む中で、国際語の重要な一つである英語が、今後も、益々重要になる中で、日本の英語教育が、喫緊の課題の一つであることは、間違いありません。なんとか、この現状を、打破していかなくてはなりません。



【質問 No. 25305】 travelers について もさ 2024-08-01 16:50:18
 もう一つ、質問があります。

 Frequent travelers may apply for our loyalty program and receive a twenty percent discount.
 「頻繁に利用する乗客は、ロイヤリティプログラムが適用され、20%割引になります」

 traveler は「旅人」ではなく、「乗客」の意味としても、使われるのでしょうか? passenger との違いは、ありますか?!


【回答】
 ご質問の traveler とは、「旅行者」という意味で、passenger とは、「乗客」という意味ですが、ここでは、旅行者が「乗客」として、扱われているので、文脈による意味なのです。


【質問 No. 25304】 コンマと、upon の用法について もさ 2024-08-01 16:44:47
 お世話になります。よろしくお願いします。

 The fee is now 15 dollars for 24 hours, payable upon departure from the garage.
 「料金は、24時間で15ドルで、車庫から出るときに、支払いができます」

1. payable の前のコンマは、文法的に、どんな意味を、表しているのですか?
2. また、「upon depature from〜」の意味として、「〜から出発するとき」とあるのですが、upon は on と同義だと思っていたので、なぜ、このような訳になるのか分かりません。また、on と upon の違いを、教えてください。


【回答】
1. の payable の前には、(which is) が省略されているのです。

2. の upon とは、on の古い形で、同じ意味を表します。また、(up)on departure とは、「出発時に」という意味です。Call me <on arrival>. と言えば、「到着したら、電話をください」という意味になります。on arrival は、as soon as you arrive と書き換えてもいいものです。



【質問 No. 25303】 関係代名詞whichについて N.Y. 2024-08-01 16:33:57
When a widget's state changes, the widget rebuilds its description, which the framework diffs against the previous description in order to determine the minimal changes needed in the underlying render tree to transition from one state to the next.
 (https://docs.flutter.dev/ui)

1. diffs は他動詞でしょうか。何の省略形か、お教え頂きたいです。
2. which 前後で、二つの文に分けると、元の文章は、どのような形でしょうか。


【回答】
 ご質問の英文の内容は、私には、手の届かない、超専門的なもので、お答えするのを、お断りするのが、正しい選択と、考えております。実は、ご質問の文は、次の文章の続きで、おそらくコンピュタープログラミングの分野に属するものと、推測されます。ご質問だけに、お答えします。

Building user interfaces with Flutter
UI
 Flutter widgets are built using a modern framework that takes inspiration from React. The central idea is that you build your UI out of widgets. Widgets describe what their view should look like given their current configuration and state. (ここから、質問文が始まります)

1. diffs とは、私の想像では、differentiate 「区別(識別)する」という動詞の省略形と思われます。この動詞は、関係代名詞 which を目的語とする他動詞で、which(O) [the framework](S) diffs(V) against the previous description という構造で、「それ(its description)を、そのフレームワークが、前の説明に照らして、識別する」という意味になります。

2. の質問については、1. の説明で、わかっていただきたいと、思います。which の先行詞が、its description であることが分かれば、前の文章と、後の文章の関係が、おわかりいただけると思います。



【質問 No. 25302】 ハイフンについて オカノマン 2024-08-01 15:34:57
 先生、先日は、挿入についての解説、大変勉強になりました。ありがとうございます。

 今回は、下記の英文について、質問があります。

 These tools and events ensure that more of your time is spent on strategic and money making activities.

 ここでの money making という部分は、「収益を生む」という意味だと思うのですが、通常、辞書などでは、money と making の間が、ハイフンで結ばれている、と思うのですが、このハイフンが、あるのと、ないのとでは、何か意味合いが違うのでしょうか? また  moneymaking というのが、一般的な辞書には、記載されているのですが、上記の英文のように、money と making を分けている理由について、知りたいです。

 よろしくお願いします。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「これらのツールや、イベントは、あなたのより多くの時間を、戦略的活動や、金儲けのために、費やすことができることを、確実にします」というのが直訳で、これらのツールや、イベントの存在によって、あなたの時間が、戦略的活動や、金儲けのために、より多く使えるようになります、ということです。

 そこで、ご質問の money making か、money-making か、それとも、moneymaking とすべきか、ということですが、money making とは、「お金儲け」という意味の「名詞句」ですが、money-making とすると、「ハイフネーテッド・ワード」(ハイフン付き語)と呼ばれる「形容詞句」に昇格し、moneymaking と“合体”させると、一個の「形容詞」となるのです。これを、ご質問の例に当てはめると、money-making という風に、ハイフンをつけて、「形容詞化」するのが正しいのですが、ネーティブのすべての人が、この規則を守ることはなく、各自が、思い思いに、自分のやり方で、やっているので、いろいろな形が存在することになるわけです。ですから、例えば、「教室」は、class room, class-room, classroom という、3つの形式が、混在しているのです。



【質問 No. 25301】 間接疑問文の使い方について(英文添削の依頼) おまめ 2024-08-01 10:25:11
 本日、2回目の質問になりますが、どうぞよろしく、お願いいたします。

 間接疑問文が「名詞節」として、主語や目的語、補語の機能を果たすことは、理解していたのですが、使い方に自信が持てず、自分なりに、英作文をしてみました。添削をしていただけると、幸いです。

@ [What is expensive](S) [does not always satisfy](V) you(O).
 「高価なものが、いつも満足させてくれるとは限らない」

A You(S) [should consider](V) [what you have accomplished](O) [your precious experience](C).         
 「自分が達成したことは、貴重な経験だと見なすべきです」

B [The criminal](S) told(V)[the police](O) [why he had committed the robbery](O).
 「その犯人は、なぜ強盗を犯したのかを、警察に話した」

 どうぞ、よろしくお願いいたします!


【回答】
 英文に間違いはありませんが、A の your precious experience は、わかりやすくするために、<to be> your precious experience という風に、as の意味を表す to be を加えた方が、誤解されにくくなります。文型の要素としては、[to be your precious experience](C) であることに、変わりはありません。


【質問 No. 25299】 「so + 倒置文」について zoro 2024-08-01 06:53:06
 先生、ご回答、ありがとうございました。練習用の「要約問題」の文章から、質問があります。

 Similarly, in the realm of technology, innovations in areas like artificial intelligence and data science have revolutionized industries and daily life. However, they also raise significant concerns about privacy, job displacement, and the potential for misuse of information. Environmental science has made strides in addressing issues like climate change and conservation, but these efforts often face resistance due to economic interests or political agendas.

[解答](要約) Similarly, in the realm of technology, innovations in areas like artificial intelligence and data science <was>(→were) groundbreaking <occurrence>(→occurrences), but <there>(→they) cause problems such as <loss>(→the loss) of <anonimity>(→anonymity), job loss, and <mistreat>(→the mistreatment) of information, so does environmental science in <possible>(→certain) <problems>(→respects).

 最後の1文を、「も、また、そうだ」という意味で、要約してみたのですが、この使い方は、正しいでしょうか? これでは、情報が足りずに、舌足らずになってしまいますか?

 本日も、よろしくお願い致します。


【回答】
 語彙の使い方を除けば、これで十分と思われます。倒置文については、so does environmental science <in certain respects> とすれば、もっとはっきりします。


【質問 No. 25298】 What does it matter? の What について 【質問 No. 25294】について おまめ 2024-08-01 06:35:22
 いつも、お世話になっております。本日も、よろしくお願いします。

 【質問 No. 25294】の、他の方の質問に、What does it matter anymore? という英文がありましたが、この場合、what は、文型的に、どのように機能しているのでしょうか? 例えば、What do you want? という英文ですと、what は「他動詞」(want)の「目的語」として機能し、What(O) [do you](S) want(V)? となると思います。ですが、matter は「自動詞」なのでは思い、what の機能について、混乱してしまいました。

 どうぞ、よろしくお願いいたします!


【回答】
 What does it matter? 「それは、どれほど、重要なのか?」における what は、「副詞」で、how much 「どれほど多く」といった意味で、文型としては、What(M) it(S) [does matter](V)? となり、How important is it? と、言い換えることができます。matter という動詞は、「重要性を持つ」という意味の「自動詞」なのです。It doesn't matter at all. と言えば、「それは、全く、重要性を持たない」→「それは、どうでも良いことだ」という意味になるのです。


【質問 No. 25297】 those aiming to establish の意味について tt 2024-07-31 13:27:00
 いつも、お世話になっております。

 He will talk about his experiences which should help those aiming to establish their own company.
 「彼は、自分の会社を設立しようと目指す人々の助けとなる、彼の経験について、話をします」

 ここでの those は、「人々」と訳して、問題ないでしょうか? また、ここの help の用法は、「help 人 ing」(人が、~ するのを、助ける)という、構文でしょうか?



【回答】
 ご質問の help those (who are) aiming to establish their own company とは、「彼ら自身の会社を、立ち上げようとしている人々を、助ける」ということで、aiming の前には、who are が省略されているので、aiming ... は、those (people) を先行詞とする関係代名詞が省略されている、と考えてください。ですから、ここの help は、おっしゃるような、「help + those + to establish」(人々が、立ち上げるのを、助ける」という構文とは、違います。 help は、単に「助ける」という意味の動詞に過ぎません。


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