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【質問 No. 24979】 「叙想法」という用語について siho 2024-06-14 14:26:43
 ご回答、ありがとうございました。今回は、新規の質問というわけではありませんが、以下の点について返信いたします。

 前回の質問の冒頭に、先生から、次のような発言がありましたので、ご返信いたします。

 先生は、「叙想法」という言葉は、日本における英文法書では、「死語」となっている、という点です。私が、この言葉を目にしたのは、明治時代に書かれた「英文法書」でした。どこかで、誰かが、まだ、この言葉を使っている、とでもおっしゃるのでしょうか?」とありましたが、手元の、安藤貞雄『現代英文法講義』におきまして、「叙想法」という用語が用いられております。

 その理由として、「英文法では,「仮定法」という用語がよく使用されるが、この叙法で述べられた文が、すべて仮定を表しているかのような誤解を与えるので、本書では、細江(1933)に従い、より適切な名称として、「叙想法」を用いる」(2016年、第11版より)


【回答】
 英語の Subjunctive の訳としての「仮定法」という言葉は、「広辞苑」にも載っていますが、「叙想法」という言葉は、載っていません。これは、「叙想法」という言葉は、死滅した、という考えから、掲載していないものと、考えられます。さらに、やや古いですが、安藤貞雄・小野捷共著「英語学概論」(英潮社、1991) でも、「仮定法」という言葉が使われており、「叙想法」という言葉への言及はありませんでした。その上、“叙想” という言葉さえ、広辞苑などには、載っていません。こうしてみると、「叙想法」という用語は、その後、安藤貞雄の反省に基づいて、かつて用いられていたものを、再発見して、用いるに至ったものと、考えられます。

 ここで私見ですが、「仮定法」に相当する他言語の用法には、「接続法」(subjunctive mood) という言葉が使われており、「広辞苑」によると、ヨーロッパ語などで、動作・事柄を、事実としてではなく、願望・推測など、話し手の主観を交えて叙述する動詞の「法」の一つで、通常、従属節中に用いる。英文法では、普通、「仮定法」という、とあります。また、「法」(Mood)には、インド・ヨーロッパ語で、文の内容に対する話者の心的態度を示す動詞の語形変化、とあり、「直説法」、「仮定法」、「命令法」、「祈願法」がある、などの記載があります。

 以上のことから、私が助言させていただくなら、やはり、「叙想法」ではなく、一般化している「仮定法」という言葉を使うことが、誤解を避ける方法のように、感じられます。



【質問 No. 24978】 英文の解釈について zoro 2024-06-14 06:51:19
 先生、前回のご回答、ありがとうございました。本日は、Rogue Waves から、質問があります。

 In the first, multiple waves are thought to overlap with each other, eventually combining into a much larger one. The second theory is based on a more complex idea of energy being transferred through waves, with the energy building exponentially to create massive waves.

(私訳)「1つ目は、複数の波が、お互い重なりあっていると考えられ、ゆくゆくは、さらに大きな波になるという理論である。2つ目は、エネルギーが、巨大な波を造り出すために、急激に蓄積し、エネルギーが、波を通じて移動するという、さらに複雑な理論だ」

 rogue waves とは、「巨大波」のことです。自分は、理科にはとても弱いので、最後の、building の訳し方がわかりません。また、with 以降は、「with プラス 名詞 プラス ing」の形になっているのでしょうか?

 本日も、よろしくお願い致します。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「最初の理論では、複数の波が、互いに重なり合い、最終的には、より大きな波に結合すると、考えられています。2番目の理論は、エネルギーが波を通じて伝達され、エネルギーが指数関数的に増大して、巨大な波を生み出すという、より複雑な考え方に、基づいています」ということで、the idea of energy being transferred とは、「エネルギーが、移動する、という考え」という意味で、with the energy building exponentially とは、「エネルギーが、指数関数的に増大する中で」という「付帯状況」を表す構文で、おっしゃる通り、「with + 名詞 + -ing」の「付帯状況」を表す構文で、「名詞が、ing する、中で」という意味を表します。


【質問 No. 24977】 if 節について トーマ 2024-06-14 06:26:16
 以下の質問について、ご回答を、お願いします。

@ 「彼は、もし明日雨が降ったら(降る確率が高い)、試合は中止になるだろうと言った」 (発言したのは一ヶ月前=「明日」を過ぎている)」
A 「彼は、もし明日雨が降ったら(降る確率が高い)、試合は中止になるだろう言った」 (発言したのは3時間前=「明日」を過ぎていない)」

 上記の二つの文を、間接話法で、確率が高いため、仮定法を使わない「if節」の文で、He said that if ... の構文を使って、英訳していただけますか? また、何故、そのようになるのか、理由も添えていただけると、ありがたいです。


【回答】
@ He said that the game would be canceled if it rained the following day.

A He said that the game would be canceled if it rains tomorrow.

 翻訳された英文を見て、自分で、よく考えてみてください。



【質問 No. 24976】 although/despite の使い分けについて(再質問) たまひこ 2024-06-14 05:59:30
 「質問 No. 24974」の質問で、英文の誤記がありましたので、再質問します。正しい英文は、以下のとおりです。

 Ken decided to continue working at the company ( ) the fact that his salary was so low.
 1. although 2. except 3. regardless. 4. despite

 今回は、選択肢を、全て出しました。回答は、やはり 4. despite が正解になっています。

 よろしくお願いします。


【回答】
 前回の質問では、カッコの後が、rapidly around the world となっていたので、どうしても解釈不能だったので、質問のし直しをお願いしたのでしたね。諦めずに、再投稿していただき、ありがとうございます。

 ご質問の英文の意味は、「ケンは、サラリーが、非常に低いという事実にも関わらず、その会社で働き続けることを、決心した」ということを“意図”したもので、おっしゃるとおり、despite が正解になります。ご質問の although は、接続詞なので、although his salary was so low という風に、副詞節にしないと、使えないのです。



【質問 No. 24975】 英文の解釈について あい 2024-06-14 05:40:32
 お世話になっています。 

 It is possible that grade inflation comes from governments, appalled by college dropout rates as high as 40 percent, having used graduation rates as a benchmark in funding decisions for post-secondary institutions.

 It is possible の文の、コンマからの文の意味が、うまく繋げられず、理解できません。

 よろしくお願いします。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「成績インフレは、大学中退率が40%に達することに愕然とした政府が、高等教育機関への資金提供を決定する際のベンチマーク(基準)として、卒業率を利用したことによるものである可能性がある」ということで、from government, appalled by college dropout rates..., having used graduation rates のところは、「大学中退率に驚いた政府が、卒業率を利用したことから(来ることが、原因である可能性がある)」という構造になっているのです。


【質問 No. 24974】 although と、despite の使い分けについて たまひこ 2024-06-13 18:39:21
 Ken decided to continue working at the company (    ) rapidly around the world.

 上記の英文で、カッコ内に入る単語の選択肢として、despite と although がある場合、なぜ、despite が適切で、although が不適切なのか、教えていただきたいです。また、「接続詞」が、このカッコ内に入れない理由も、知りたいです。


【回答】
 ご質問の英文には、despite と althought 以外にも、選択肢があったはずです。despite は「前置詞」ですから、その後に来るのは「名詞(句)」でなければなりません。ところが、rapidly around the world は、「副詞句」ですから、該当しません。although は、「接続詞」なので、その後に来るのは、「主語と動詞」を備えた「節」でなければなりません。したがって、despite, althought 以外の選択肢が必要になります。すべての選択肢を羅列して、もう一度、質問してください。


【質問 No. 24973】 叙想法過去について siho 2024-06-13 18:27:05
 お久しぶりです。以前、一度質問させていただきました。その節は、ありがとうございました。

 今回の質問ですが、叙想法過去で、

 「私が君なら、彼女に気持ちを伝えるのだが」と言うために、

 If I were you, I would tell her (your / my) feelings.

とした場合、ここで用いる「所有格代名詞」について、疑問が生じました。直観的には、「私は、あなたである」としたところで、feelings は、私とあなたに、それぞれ固有のものであり、 your を用いるのが、自然に思われます。
 しかし、実際に、tellする動作を行う状況を想定すると、動作主は、紛れもなく私であり、動作主自身の feelings を伝えることになるでしょう。

 以上、高校生のような疑問で恐縮ですが、こよの件を、どのように解釈すればよいか、 my / your の、どちらを使うのが自然なのかについて、ご意見を、いただければと思います。

 よろしくお願いいたします。


【回答】
 先ず、最初に申し上げますと、「叙想法」という言葉は、日本における英文法書では、「死語」となっている、という点です。私が、この言葉を目にしたのは、明治時代に書かれた「英文法書」でした。どこかで、誰かが、まだ、この言葉を使っている、とでもおっしゃるのでしょうか? これは、真面目な質問です。

 それは、さて置き、ご質問の英文についてですが、「もし、私が、あなたなら、自分の気持ちを、彼女に、伝えることでしょう」を英訳すると、If I were you, I would tell her <my feelings>. とするのが、最も適切である、と申し上げます。なぜならば、「もし私があなたなら、私の気持ちを、伝えるでしょう」となるからです。ここで、your feelings を使う可能性があるとすれば、If I were you, I would advise you to tell her <your (true) feelings>. といった表現になるだろう、と思います。



【質問 No. 24972】 英文の並び替え問題から さん 2024-06-13 09:54:15
 「コーネル方式は、自由なアレンジが可能で、どのような勉強法にもマッチする、ノート術なのだ」

 上記の和文に合うように、語句を、並べ替えなさい、という問題です。どのように、並べたら、いいでしょうか? 教えてください。

1. any part of the Cornell note-taking system
2. you're learning
3. no
4. how
5. matter
6. the material.
7. you can use


【回答】
 ご質問の和文にあった英文は、次のようになると思われます。

 You can use / any part of the Cornell note-taking system / no / matter / how / you're learning / the material.

 この英文の意味は、「あなたは、教材を、どのようは方法で学習していても、コーネル大学のノート作成方式のどの部分でも、使用することができます」となります。
 



【質問 No. 24971】 「現在進行形」の表す範囲について 阪神 2024-06-13 09:00:02
 「私は、夏休みの間、レストランで、パートタイムで働いています」
 T am working part time at the restaurant during the summer vacation.

 この英文に、now がないのに、なぜ、現在進行形なのですか? また、この英文では、なぜ、現在進行形がつかわれているのですか?


【回答】
 「現在進行形」(be + -ing)とは、「現在行われている動作」を表す表現形式で、now の “あるなし” は、関係ありません。また、この英文は、現在、まさに、アルバイトをしている状態を述べたものなので、「現在進行形」が使われているのです。


【質問 No. 24970】 5文型と準補語について ab 2024-06-13 08:53:12
 いつも、ご回答を、ありがとうございます。だいぶ前に教えていただいた、「準補語」についての、質問があります。その時、"Tom got emotional listening to this song."の現在分詞"listening"が、付帯状況の準補語と、教えていただきましたが、「第2文型」以外の文型も、現在分詞などの、準補語を用いて、下記のようにすることは、可能なのでしょうか?

1. He strolled humming a song. (SV +準補語)
2. He cut his hair using a hand mirror. (SVO +準補語)
3. I gave him a present singing a birthday song. (SVOO +準補語)
4. I made him fix the window scolding <for>(→him for) breaking it. (SVOC +準補語)


【回答】
 「準補語」(quasi-complement)とは、非常に曖昧な用語で、元を正せば、様々な形態から派生されたもので、ご質問の 1. の humming a song は、「歌を口づさ見ながら、散歩した」という意味で、「~ しながら」という「付帯状況」を表す「分詞構文」が、コンマを失って、「準補語」という位置付けになったものなのです。

2. の using a hand mirror とは、「手鏡を使って」という「手段」を表しますが、元は、恐らく、by using a hand mirror の by が省略されたもの、という考え方もあるのです。

3. の singing a birthday song とは、「歌を歌いながら」という意味で、while singing a birthday song の while が省略されたものだったかもしれません。

4. の scolding him for breaking it も、while scolding him for breaking it の while が省略されたものと思われます。

 以上のように、様々な“歴史”を持った「分詞」が、取り敢えず、「準補語(らしきもの)」という名称を与えられたものと思われます。



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