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【質問 No. 24987】 so that の構文について 美波佐知子 2024-06-15 11:50:33
 おはようございます。いつも、ありがとうございます。

 This is so they can offer excellent service.
 テキスト訳: 「これは、優れたサービスを、提供できるようにするためだ」

 この文は、so that ~ で、「~ するために」の that が、省略されたものなのか、と思いました。しかし、so that ~ なら、「S V so that S can V」となるはずだ、と思います。

 この文は、本当に、「S V < so that S can V >」で、<...>が、C (補語)なのでしょうか? こんな使い方もあるのでしょうか?

 よろしくお願いします。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、テキストにある通りで、詳しくは、This is (done) so (that) they can offer excellent service. のカッコを省略したものなのです。もし、このように、カッコを補うと、This(S) is(V) done(C) [so that they can offer excellent service](M). という構文で、so that の節は、「副詞節」となります。「補語」では、ありません。


【質問 No. 24986】 dozens はどれくらいか? 2024-06-15 05:45:04
 Record heat wave kills dozens in India.

 dozens は、何人くらいを指しますか? Tens of thousands と、どちらが多いですか?


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「記録的な熱波で、インドでは、数十人が死んだ」ということで、a dozen of eggs と言えば、「12個の卵」という意味ですが、ご質問の英文のように、ただ単に、dozens (of people) と言うと、「何人もの人々」という、漠然とした意味になるのです。なお、tens of thousands と言えば、「何十万人(という数)」という意味になるので、dozens of people とは、比較のできない、多くの人々を指します。


【質問 No. 24985】 simply a noun について 香炉峰 2024-06-15 05:35:22
 いつも、丁寧な解説、ありがとうごいます。今回の質問は、次の英文についてです。

 The quality of the reviews is what makes City Dining magazine a worthwhile read rather than simply a collection of advertisements.

 上の文中、simply a collection of advertisements は、副詞の simply の後に、名詞句が続いていますが、これは、it is simply a collection of advertisements の it is を省略しているのでしょうか。それとも、他の考え方があるのでしょうか。ご教示いただけましたら、幸いです。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「この雑誌のレビュー(広告文)の質の高さが、City Dining という雑誌を、単に広告の寄せ集めというよりも、読む価値のあるものとしているところなのです」ということで、simply は、おっしゃるように、「副詞」ですが、「ただ単に、広告の寄せ集め(というよりも)」といった意味で使われているのです。何かが省略されている、ということではありません。He is simply a school boy. と言えば、「彼は、単に、小学生にすぎない」という意味になるのと、同じことです。


【質問 No. 24984】 英文の解釈について zoro 2024-06-15 05:14:04
 先生、前回の質問へのご回答、ありがとうございました。本日は、The "Daisy Commercial" から、質問があります。

 The firm that created the Daisy commercial, however, believed that people voted mainly based on intuitive impressions, so to persuade the general public to elect Johnson, it played on the public dread of a nuclear holocaust that the ad invoked.

(私訳)「デイジーコマーシャルを作った企業は、しかしながら、 人々は主に、分かりやすい印象に基づいて、投票をすると信じていたため、一般大衆に、ジョンソンに投票をするように、説得をするために、その広告が引き起こした、大惨事の公衆の恐怖を、使った」

 played on を、通り良く、訳すことができません。先生の、訳を教えて下さい。
 
 よろしくお願い致します。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「しかし、デージーのコマーシャルを制作した会社は、人々は、主に、直感的な印象に基づいて投票すると信じていたため、ジョンソンを選出するよう、一般大衆を説得するために、広告が呼び起こした、核による大惨事に対する国民の恐怖を利用した」ということで、ご質問の it played on the public dread of a nuclear holocaust とは、「それ(その広告)は、核による大惨事に対する国民の恐怖を、一般大衆に<呼び起こした>」ということです。


【質問 No. 24983】 文構造について はやと 2024-06-15 04:42:34
 A fight broke out between the brothers over who would become the next emperor.

 この文の構造について、質問です。

 over は「前置詞」で、「に関して」という意味、
 who would become the next emperor は、「間接疑問文」(名詞節)で、「誰が、次の皇帝になるだろう」という意味で、would は、主節が過去形なので、「時制の一致」で、will が would になったもの。
 全体で、「誰が、次の皇帝になるかに関して、兄弟の間で、争いが勃発した」

 以上の理解で、正しいでしょうか?


【回答】
 正に、その通りで、私の方から、付け加えることもありません。


【質問 No. 24982】 同格の of について 2024-06-14 18:25:07
 辞書に、「同格のof」の例として、the neighboring town of Yamato が、「大和という隣の町(大和の隣の町という意味ではない)」と書いてあります。では、「大和の隣の町、と言いたいときは、どう言えばいいのでしょうか?

 よろしくお願いします。


【回答】
 ご質問の the neighboring town of Yamato だけでは、「大和という隣の町」という「同格」の意味と、「大和の隣の町」という「位置関係」を示す意味の、2つの意味があり得ます。文脈によって、どちらかが、決まるのです。ひと繋がりの語句の働きを、単独で決めることは、無理なのです。文章の中と、前後の状況から、判断しないと、結論は出ないのです。


【質問 No. 24981】 疑問詞の品詞と意味について ab 2024-06-14 18:16:15
 以下の3つの文は、すべて、ニュースや番組などの、見出しや、タイトルです。先頭についている疑問詞の、品詞とと、意味について、正解かどうか、教えていただけますでしょうか。

1. How The Military Feeds Hungry Marines. → How は、「疑問副詞」で、意味は、「どのようにして」
2. Why China is winning the EV war. → Why は、関係副詞で、意味は、「~ する理由」
3. What Jumping Spiders Teach Us About Color. → What は、関係代名詞で、意味は「~ すること/もの」


【回答】
1. の意味は、「軍隊では、どのように、お腹の空いた、海兵隊員たちに、食事を与えるか」ということで、How は、おっしゃる通り、「疑問副詞」です。

2. の意味は、「何故、中国は、電気自動車競争に、勝利しているのか?」ということで、Why は、疑問副詞です。

3. の意味は、「ハエ取り蜘蛛が、色について、私たちに、教えてくれること」ということで、What は、関係代名詞と考えられます。

 総じて、この種の、タイトルなどの文句は、文章ではないので、What, How, Why などの働きは、記事の内容を読んでみないと、分かりません。ですから、これらの疑問詞を、どう解釈するかは、本文の内容によって、決まるのです。



【質問 No. 24980】 英語で、「100点満点」は、どう言うか? 2024-06-14 16:27:29
 日本語で、「100点満点」と言いますが、欧米でも、「満点」は、「100点」ですか?

【回答】
 「私は、今回のテストで、満点を取った」を英語で言うと、I got full marks in the test this time. となり、full marks が「100点」とは限りません。例えば、英検2級の一次試験は、問題の種類によって配点が異なり、Reading は、38問で、650点満点、Listening は、30問で、650点満点、Writing は、たった1問で、650点満点です。合格率は、1級、準1級で、正答率が7割程度、2級以下は、各技能6割程度が合格、といったようになっているのです。日本の試験のように、満点が100点とは、限らないようです。英米でも、これと同じと思ってください。


【質問 No. 24979】 「叙想法」という用語について siho 2024-06-14 14:26:43
 ご回答、ありがとうございました。今回は、新規の質問というわけではありませんが、以下の点について返信いたします。

 前回の質問の冒頭に、先生から、次のような発言がありましたので、ご返信いたします。

 先生は、「叙想法」という言葉は、日本における英文法書では、「死語」となっている、という点です。私が、この言葉を目にしたのは、明治時代に書かれた「英文法書」でした。どこかで、誰かが、まだ、この言葉を使っている、とでもおっしゃるのでしょうか?」とありましたが、手元の、安藤貞雄『現代英文法講義』におきまして、「叙想法」という用語が用いられております。

 その理由として、「英文法では,「仮定法」という用語がよく使用されるが、この叙法で述べられた文が、すべて仮定を表しているかのような誤解を与えるので、本書では、細江(1933)に従い、より適切な名称として、「叙想法」を用いる」(2016年、第11版より)


【回答】
 英語の Subjunctive の訳としての「仮定法」という言葉は、「広辞苑」にも載っていますが、「叙想法」という言葉は、載っていません。これは、「叙想法」という言葉は、死滅した、という考えから、掲載していないものと、考えられます。さらに、やや古いですが、安藤貞雄・小野捷共著「英語学概論」(英潮社、1991) でも、「仮定法」という言葉が使われており、「叙想法」という言葉への言及はありませんでした。その上、“叙想” という言葉さえ、広辞苑などには、載っていません。こうしてみると、「叙想法」という用語は、その後、安藤貞雄の反省に基づいて、かつて用いられていたものを、再発見して、用いるに至ったものと、考えられます。

 ここで私見ですが、「仮定法」に相当する他言語の用法には、「接続法」(subjunctive mood) という言葉が使われており、「広辞苑」によると、ヨーロッパ語などで、動作・事柄を、事実としてではなく、願望・推測など、話し手の主観を交えて叙述する動詞の「法」の一つで、通常、従属節中に用いる。英文法では、普通、「仮定法」という、とあります。また、「法」(Mood)には、インド・ヨーロッパ語で、文の内容に対する話者の心的態度を示す動詞の語形変化、とあり、「直説法」、「仮定法」、「命令法」、「祈願法」がある、などの記載があります。

 以上のことから、私が助言させていただくなら、やはり、「叙想法」ではなく、一般化している「仮定法」という言葉を使うことが、誤解を避ける方法のように、感じられます。



【質問 No. 24978】 英文の解釈について zoro 2024-06-14 06:51:19
 先生、前回のご回答、ありがとうございました。本日は、Rogue Waves から、質問があります。

 In the first, multiple waves are thought to overlap with each other, eventually combining into a much larger one. The second theory is based on a more complex idea of energy being transferred through waves, with the energy building exponentially to create massive waves.

(私訳)「1つ目は、複数の波が、お互い重なりあっていると考えられ、ゆくゆくは、さらに大きな波になるという理論である。2つ目は、エネルギーが、巨大な波を造り出すために、急激に蓄積し、エネルギーが、波を通じて移動するという、さらに複雑な理論だ」

 rogue waves とは、「巨大波」のことです。自分は、理科にはとても弱いので、最後の、building の訳し方がわかりません。また、with 以降は、「with プラス 名詞 プラス ing」の形になっているのでしょうか?

 本日も、よろしくお願い致します。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「最初の理論では、複数の波が、互いに重なり合い、最終的には、より大きな波に結合すると、考えられています。2番目の理論は、エネルギーが波を通じて伝達され、エネルギーが指数関数的に増大して、巨大な波を生み出すという、より複雑な考え方に、基づいています」ということで、the idea of energy being transferred とは、「エネルギーが、移動する、という考え」という意味で、with the energy building exponentially とは、「エネルギーが、指数関数的に増大する中で」という「付帯状況」を表す構文で、おっしゃる通り、「with + 名詞 + -ing」の「付帯状況」を表す構文で、「名詞が、ing する、中で」という意味を表します。


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