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【質問 No. 24890】 書き換えについて zoro 2024-05-31 15:10:11
 英文の書き方について、質問があります。

1. During this era, graves became less elaborate, suggesting a possible flattening of the society's hierarchy.

2. During this era, graves became less elaborate, which suggested a possible flattening of the society's hierarchy.

 ..., suggesting ... の部分を、2番のように、書きかえることは、可能でしょうか?

 よろしくお願い致します。




【回答】
 2. の書き換えでも正解ですが、本来、この部分は、“後付け” の説明になるので、次のように、現在形が適切ではあるのです。
 → During this era, graves became less elaborate, <which suggests> a possible flattening of the society's hierarchy.



【質問 No. 24889】 Mission Impossibe についての質問について 岐阜HK 2024-05-31 06:06:50
 【質問 No. 24887】の、Mission Impossible についての質問に対して、一言申し上げます。

 私も、「家事だいすきマン」さんと同様の疑問を抱いたことがあります。しかし、公式ホームページなどで綴りを確認してください。正しくは、Mission Impossible ではなく、Mission: Impossibleです。コロンが入ります。(ちなみに、家事だいすきマンさんの質問文では、MSSION IMPOSSIBLE となっており、I が欠けています)
 このことから、「Mission: Impossible」 は 「Mission(任務)、それは Impossible (不可能なもの)」と理解しています。そして、コロンはありませんが、やや似た表現として、テレビ番組のタイトルであった「プロジェクトX」ではないかと思います。これも「プロジェクト(計画・企画)、その名もX」というような表現だと思います。いかがでしょうか? 先生のご意見を賜りたいと存じます。


【回答】
 私も、今から半世紀前に、ハワイ在住中に、毎週テレビで放映されていた「ミッションインポシブル」という番組を、子どもたちと一緒に、見ていました。その当時でさえ、題名が「Mission: Impossible」という風に、コロンで区切られていることに気づきませんでした。今回、岐阜のHKさんからのご質問で、初めて知った次第です。

 そこで、考えさせられたのですが、何故、これらの2語が、コロンで繋がれているのか、私の感想では、やはり、Mission Impossible という風に、コロン無しで繋いだ場合と、大差はないのでは、と思った次第です。このシリーズの提供者は、何を考えて、これらの2語を「コロン」で繋いだのか、何か深い意味があったのかもしれませんが、一般の視聴者は、それほど深くは考えずに、Mission Impossible と理解していたのではないか、と想像しております。事実、毎回、手に汗を握らされる、際(きわ)どい探偵もので、危険を顧みずに、トム・クルーズ演じる役柄に、ヒヤヒヤ、ドキドキさせられながら、テレビを見つめていたものでした。岐阜のHKさん、貴重な情報を、ありがとうございました。



【質問 No. 24888】 <英詞>(→英詩)の構造と和訳について ab 2024-05-31 05:41:01
 いつも、ご回答を、ありがとうございます。今回、初めて英詩を、和訳してみたのですが、自然な訳が、全くわからないので、訳の添削と、原文の構造について、ご教示いただきたいです。

 こちらは、ロバート・フロストの "NOW CLOSE THE WINDOWS" という作品なのですが、よくわからない英文の構造が、たくさんありました。その中でも、特に気になったのが、 and if there is, Be it my loss. と、It will be long ere ~ の部分です。この二つは、どのような文構造で、意味は、何なのでしょうか? また、これらの文末にある、コロンやセミコロンの、意味はなんなのでしょうか?

[原文/和訳]
Now close the windows and hush all the fields:
「今すぐ窓を閉め、その全ての野をなだめよう」→「さあ、窓を閉めて、すべての野原の音を消そう」
If the trees must, let them silently toss;
「木々がしなければならないのなら、それらを静かに揺れ動かさせよう」→「木々が揺れたいなら、静かに揺れさせておこう」
No bird is singing now, and if there is, Be it my loss.
「今、鳥はさえずることはない、もし、そうであっても、---?」→「今は、鳥は鳴いていないが、鳴いていたなら、私が聞かないことにしよう」
It will be long ere the marshes resume, It will be long ere the earliest bird:
「いずれ沼地が、再び元に戻るであろう、いずれ最も早い鳥---?」→「沼地が正気を取り戻すまでには、まだ早い。最初の鳥が囀(さえず)るまでには、まだ時間がある」
So close the windows and not hear the wind, But see all wind-stirred.
「だから、窓を閉め、音を聞かずに、巻き上がった全ての風を見よう」→だから、窓を閉め、風の音を聞かないことにしよう。でも、すべてのものが、風に揺り動かされているのを、見ていよう」


【回答】
 原文の方に、直接、修正を加えさせていただきました。微妙な違いに気づいてください。なお、私の訳は、散文調であって、韻文にはなっていません。内容がわかったなら、韻文訳を試みるのも、良いでしょう。


【質問 No. 24887】 MISSION IMPOSSIBLE の語順について 家事だいすきマン 2024-05-30 18:01:06
 映画のタイトルで、MSSION IMPOSSIBLE というものがありますが、なぜ、この語順なのですか? 映画のタイトルでなくても、日常でも、この語順で使うことはありますか? 私は、impossible mission が「不可能な使命」だと認識していますが、何か、私が理解していないと思われる、英語の知識があれば、教えてくださると、うれしいです。

【回答】
 Mission Impossible とは、「不可能と思われるような任務」という意味で、A mission which is impossible の which is が省略された表現なのですが、略して Mission Impossible となったもの、という風に、理解してください。

 しかし、そのように、持って回ったような言い方をしないで、何故、Impossible mission としないのか、という疑問が起こると思います。英語では、形容詞は、名詞の前に付く場合と、名詞の後ろに付く場合が可能で、どちらにしても良いのですが、リズムの関係から言うと、Impossible mission と言うより、Mission impossible とした方が、安定したリズムパターンになるのです。つまり、短い単語を前に置き、長めの単語を後に置く、というのが、英語のリズム、および、語順としても、最適と考えられているのです。
 
 同じような例に、men and women と言うのに、何故、ladies and gentlemen と言うのか、という問題も、女尊男卑の精神からではなく、gentlemen and ladies とするよりも、ladies and gentlemen とした方が、安定した語順と、リズムになるからなのです。



【質問 No. 24886】 There is life after death. の可否について @ 2024-05-30 14:58:25
 前回は、質問に答えていただき、ありがとうございました。

@ There is life on another planet somewhere.
A There is life after death.

 @ の文は、合っていると思うのですが、A の文で、「死んだ後でも、人生は続く(天国のような場所がある)」という意味をもたせる場合、この書き方で合っているのでしょうか? 私は、A の書き方だと、「死んだ後の人生」が物理的に存在する、と感じ、違和感を持ちました。

  A の文の可否と、もしダメな文だったら、別の書き方を教えていただきたいです。

 どうぞ、よろしくお願いいたします。


【回答】
 @ の英文の意味は、「どこか、別の惑星に、生命体が存在する」ということで、何ら問題はありません。

 A の英文の意味は、「死語にも、命は、存在する」ということで、そのように、信じている多くのクリスチャンたちなどの間では、可能な文と思われます。これが事実であるかどうか、ということよりも、英文として、成り立っている、ということです。



【質問 No. 24885】 dates back を含む英文の解釈について nkom 2024-05-30 13:03:15
 いつも、的確なご回答、感謝しております。また、1点、質問させてください。

 以下は、中国の伝統衣装についての記述なのですが、私は、以下のように、解釈しました。

 This type of dress dates back more than three millennia to the Song and Liao dynasties.
 「このタイプのドレスの起源は、3000年以上も前の、宋王朝や、遼王朝の時代にまで、さかのぼります」

 しかし、考えてみれば、宋王朝は9世紀頃の王朝なので、3000年もさかのぼりませんので、つじつまが合いません。となると、私の解釈が間違っているのかと思うのですが、ご解説をお願いできませんでしょうか。

 よろしく、お願いします。


【回答】
 中国人の口癖に、何でも古いものを指して、「3000年の歴史を持つ」という braggadadocio 「大ほら語」がありますが、私は、これは、その手の自慢の言葉で、「非常に古い時代からの」という意味を表す言葉として、more than three millennia という言葉が使われたものと、解釈します。ですから、宗や、寮の時代を指す言葉として、大袈裟に「3千年前」という表現が使われたものと、思われるのです。それ以外、思いつくことはありません。


【質問 No. 24884】 なぜ、have gone to なのか? 森太 2024-05-30 06:45:20
 My son will have gone to the zoo four times if he visits it one more time.

 参考書で、この文章を見つけたのですが、ここで、have been to ではなく、have gone to になっているのは、なぜなのでしょうか? 「未来形の経験用法である」と解説には書かれているのですが、「ロイヤル英文法」を見ても、未来完了の経験用法の例文には、

 I’ll have been to Tokyo five times if I go there again.

と、been to で示されていて、gone to になっている理由がわかりません。

 ご教示を、お願いいたします。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「私の息子は、その動物園には、もう一度行けば、4回行ったことになります」ということで、一般に、have gone to は「完了」を表し、have been to は「経験」を表す、となっているので、この英文には、違和感を感じますが、特に、米国の人は、have been to の代わりに、have gone to を使うこともあるようなので、両方とも「経験」を表し得る、と理解すべきでしょう。


【質問 No. 24883】 英文要約添削依頼(解答) zoro 2024-05-30 08:54:40
 ご添削と、ご指摘をありがとうございました。本日も、よろしくお願い致します。

[原文] Throughout history, political systems have profoundly influenced human societies, shaping the way people live, govern, and interact with each other. This evolution of political systems is marked by three significant phases: the development of ancient political structures, the transformation during the Enlightenment, and the contemporary era of global politics.

 Ancient political structures laid the foundation for modern governance. Early forms of government, such as the city-states of ancient Greece and the Roman Republic, introduced concepts like democracy and republicanism. In Athens, for example, democracy allowed citizens to participate directly in political decision-making, a revolutionary idea at the time. These ancient systems, though limited in scope and inclusivity, set the stage for later political thought and development. They introduced the notion of governance by the people and for the people, influencing future political ideologies and systems.
 
 The Enlightenment period, spanning the 17th and 18th centuries, marked a significant transformation in political thought. Philosophers like John Locke, Voltaire, and Jean-Jacques Rousseau challenged the traditional notions of governance, advocating for individual rights, liberty, and the separation of powers. This era saw the emergence of social contract theory, suggesting that governments derive their authority from the consent of the governed. The political ideas of the Enlightenment played a pivotal role in shaping modern democracies and inspired revolutionary movements, including the American and French Revolutions.



【回答】
 In the contemporary era, global politics are characterized by a complex interplay of democracy, authoritarianism, and emerging challenges like globalization and digital governance. The rise of international organizations and transnational issues, such as climate change and human rights, has expanded the scope of political science. Today’s political landscape is also influenced by technology and social media, which have transformed political communication and public engagement. These developments present new challenges and opportunities for governance, requiring adaptive and inclusive political systems that can address the dynamic needs of a globalized world.
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[解答](要約) Political systems such as a wide variety of political regulations were very important for the <life>(→lives) of people. Ancient political structures originated from ancient Greece and the Roman Republic, which introduced the concept of allowing people to participate <politics>(→in politics). In the 17th and 18th centuries, there have arisen many philosophies<, insisting>(→that insisted) human rights and liberties. With <introduction>(→the introduction) of digital governance and globalization <by>(→through) technology and social media, it has <given>(→削除) transformed political communication and public engagement. This development continues to require adaptive and inclusive political systems that can handle the huge amount of needs of a globalized world.

 よろしくお願い致します。
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[回答](感想) 自分の言葉で、これだけの要約ができることに、感心しています。今回は、基礎的なミスもなく、上々の仕上がりです。引き続き、頑張ってください。



【質問 No. 24880】 副詞 just のニュアンスについて ab 2024-05-30 06:35:40
 いつも、ご回答を、ありがとうございます。副詞の just に関して、ご質問があります。

1. It just looks good.
2. It looks good.

 この2文の、ニュアンスの違いが、よくわかりません。1. に関しては、副詞 just があることで、それが単純に、「ただよく見える」と、ニュートラルな視点、即ち、客観性のある視点で、語っているのでしょうか? また、そうである場合、2. に関しては、1. よりも話者の主観が入り、それが「よく見える」と、肯定的な要素が少し、多く表されているのでしょうか?


【回答】
1. の意味は、「それは、ともかく、よく見える」といったことで、just は、only,merely, simply などの意味で、口癖で言う人もいるくらいで、それほど重要な意味を表しません。

2. の意味は、「それは、よく見える、それは良さそうだね」といったことで、just がない分、正直な感想を述べている場合と見られます。



【質問 No. 24879】 tough 構文について(再度) naoki 2024-05-30 05:54:20
 先ほど、「質問 No. 24875」で、tough構文に関して、質問をさせていただいた者です。ご回答いただき、ありがとうございました。

 そもそも、このような質問をさせていただいたのは、実は、自分が英語を教える立場の者でして、生徒に、同様の質問をされたからです。確かに、なぜ「不可」なのだろうと思い、「ジーニアス英和辞典」(第5版)を見てみたところ、以下の内容がありました。(原文ママです)
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 [主語が、不定詞の意味上の目的語になる構文]
 主語が不定詞の意味上の目的語になる構文は、人により容認性の判断が異なるので避けた方が無難。
(×) The rock wall is possible to climb. また、
(×) Is the rock wall possible to climb? のような疑問文、
(×) The rock wall is hardly possible to climb. のような否定に準じる文では、容認性が高くなるが、認めない人もいるので、避けた方が良い。反対語の impossible は、この構文で用いられる。
-------------------
 英語も言語なので、「不自然」、もしくは、「実際に使うことがほとんどない」から、「不可」ということなのかな、と思っております。もし可能でしたら、先生のご意見を、うかがえると幸いです。よろしくお願いいたします。



【回答】
 ご質問の背景にある問題は、主語と述語の結び付きの可否については、syntactic incompatability 「統語論上の不適合性」、つまり、文法的に合わないことからくる場合と、semantic incompatability 「意味論の不適合性」、つまり、意味の上で、辻褄が合わないことから来る場合、とがあります。そこで、「ジーニアス英和」の不適合例を見ると、いずれも、「意味論上の不適合性」の問題であることがわかります。つまり、「彼女は、家である」といった例文は、文法的には「可」であっても、意味論的には「不可」とされます。しかし、それが、「譬え」である場合は、「可」とされるわけです。
 以上のことから言えることは、例えば、The rock wall is possible to climb. を、「不可」とする理由は、見当たりません。It is possible for him to climb the rock wall. なら、「不可」とは言えないわけで、それを一般化した、The rock wall is possible to climb. を「不可」とする理由は、あり得ないわけなのです。
 問題は、主語と述語の「不適合性」を論じる場合は、文法上不可なのか、意味の上から不可なのか、を区別して論じる必要がある、ということなんです。



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