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【質問 No. 24639】 文頭のit と、take の用法について さとし 2024-04-30 19:05:30
 木村先生、はじめまして。画像処理の本を読んでいたところ、構文を取る際に、不明なところがあったため、質問させて下さい。

 The first computers powerful enough to carry out meaningful image-processing tasks appeared in the early 1960s. The birth of what we call digital image processing today can be traced to the availability of those machines, and to the onset of the space program during that period. It took the combination of those two developments to bring into focus the potential of digital image processing for solving problems of practical significance.
 It took the combination of those two developments to bring into focus the potential of digital image processing for solving problems of practical significance.

 上記の文の構造を取る際に、it が「仮主語」で、to以下を指すのか、それとも「代名詞」かなど、また、take の用法についても、take A to B の文で、A の部分に「時間」か、「人」がくる場合は、多く見かけるのですが、この形では初めてだったため、文の構造を取るのに手間取ったため、教えていただきたいのです。さらに、仮主語か、代名詞か、を見分けるには、文脈から推測するしかないのでしょうか?

 長文の抜粋の形になってしまい、申し訳ありませんが、お答えしていただけると、幸いです.


【回答】
 ご質問の最後のパラグラフの英文の意味は、「事実上重要な問題解決のためには、デジタル画像処理の可能性に焦点を当てるために、上述の2つの開発を、組み合わせることが、必要となった」ということで、最初の It は「仮主語」で、「真主語」は、to bring into focus the potential of digital image processing で、for solving problems of practical significance とは、「現実に重要な問題を解決するためには」というのが、一大目標となる部分で、全体としては、It took me two years to acquire my visa for immigration to the US. 「私が米国への移民ビザを取得することが、私に、2年を必要とした」という構文で出来上がっているのです。


【質問 No. 24638】 the way の後の修飾の仕方について 吉住 2024-04-30 18:11:52
 webサイトで調べ物をしているときに、以下の英文を見かけました。

@ “It is the way we write.”
A “It is how we write.”
B “It is the way that we write.”
C “It is the way in which we write.”

【質問A】 関係副詞について学習をした際に、"the reason" と "why" は、同じ文の中で、どちらかを省略、または、両方とも残した使い方があるということを学びました。しかし、@、A の "the way" と "how" は、バラバラでは使えても、同時には使えない理由は、何ですか?

【質問B】 B の英文の that は「同格」の that ですか?

【質問C】 C の英文を、“It is the way which we write in.” と言い換えることは、できますか?

一度に複数の質問をしてしまい申し訳ございません。どうかご教授の程よろしくお願いいたします。


【回答】
 ご質問は、関係副詞に関するものですが、関係副詞には、where, when, why, how の4種があります。これを、関係代名詞で置き換えると、次のようになります。

1. where = in the place in which ... 「... するところに/で」
2. when = at the time at which ... 「... する時に」
3. why = for the reason for which ... 「... する理由で」
4. how = in the way in which ... 「... する方法で」

 以上の4種類の関係副詞のうちで、1. ~ 3. については、あまり問題はありませんが、4. の how については、the way ... とするか、how ... だけとするかのどちらかで、the way how と並べて使うことが、現代英語では、消失しつつあります。これは、どこの言語にも見られる「古代英語」、「中世英語」、「近代英語」、「現代英語」と移り変わってきた、言語の歴史的変化というものなのです。これが、「質問A」に対する回答となります。

「質問B」については、B that は、「同格」の that ではなく、the way <how> ... の how の代わりに使われる「関係副詞」なのです。

「質問C」については、理屈の上では、the way that we write in と書き換えられますが、現実には、the way we write in とするか、堅苦しく the way in which we write とするかしか、方法はないのです。




【質問 No. 24637】 prevent A from B の後の前置詞について y 2024-04-30 16:25:40
 観光ガイドの文書を、考え中なのですが、

 Generally, the upper roof’s eaves are smaller than the lower ones. But here, the length of them is the same. Can you guess why? (上の屋根が下の屋根と同じ長さなのはなぜ?) The reason is that it prevents the lower roof from breaking (     ) snow falling from the upper roof.(雪が落ちて下の屋根が壊れるのを防ぐため)

 最後の文ですが、snow の前に入れる前置詞は、何がいいでしょうか?

 よろしくお願いします。


【回答】
 ご質問の英文に、少し手を加えますと、次のようになります。ご参考になさってください。

 Generally, the roof of the upper eaves is shorter than that of the lower eaves. However, the length of the eaves here in this building is the same as the one below. Can you guess why? The reason for that is that the same length of eaves prevents the one below from breaking by snow falling from the upper roof.



【質問 No. 24636】 probably と、ever について 富井 2024-04-30 16:09:48
 木村先生、英文法問題集の「空所補充問題」にて、不明な点がありましたので、質問させて下さい。

 Did Tom (    ) come?
 1. possible  2. certain  3. ever  4. probably

  この問題の「答え」は、ever でした。和訳は、「トムは、来たんですか?」で、ever のニュアンスは、どこに出ているのか、分かりません。ever がある時と、ない時(Did Tom come?) の差を教えて欲しいです。

 あと、probably は、意味的に合わないという理由で、不可なのでしょうか?


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「トムは、一体、来たんですか?」ということで、ever を使うと、「一体全体」といったニュアンスを加えることができるのです。Did you <ever> visit Paris? と言えば、「あなたは、パリを訪れたことなど、あるのですか?」といった、ニュアンスが加わります。なお、Did Tom come? と聞かれて、(He did) Probably. 「おそらくは、来たんでしょうね」といった意味になりますが、この問題では、Did Tom <probably> come? とは言えません。また、Did Tom <certainly> come? 「トムは、本当に来たのか?」とは言えますが、Did Tom come certain. とは言えません。


【質問 No. 24635】 無生物主語が使える動詞について タケダ ミカ 2024-04-30 15:54:48
 木村先生、はじめまして。二つ質問させてください。

 Using a smartphone for a long time wastes battery.

@ 無生物主語を使う場合に、waste battery, または、waste material などと、waste という動詞を使うことは可能なのでしょうか?
A また、このような動名詞を使った長い主語の文は、不自然に感じるものでしょうか?

 どうぞ、よろしくお願いいたします。


【回答】
 英語では、日本語では、あまり主語とならない無生物を、主語として使うことが、普通に行われています。ですから、ご質問の英文の意味は、「スマフォを長い間使うことは、バッテリーを、浪費します」ということですが、日本人なら、If we use a smartphone for a long time, we will waste battery. と、人間を主語にしたくなりますが、英語では、無生物主語を使って、簡潔な表現にしてしまうのです。


【質問 No. 24634】 「渋滞の中で」の表現について あいうえお 2024-04-30 15:44:45
 「渋滞の中で、車を運転する」という表現で、drive car in traffic jam という表現は、おかしいですか?

【回答】
 「私は、渋滞の中で、車を運転した」と言いたいならば、I drove my car in a traffic jam. と言います。常に、例文をつけて覚えるようにすることです。


【質問 No. 24633】 whenever possible について 香炉峰 2024-04-30 15:39:06
 いつも、お世話になっております。今回の質問は、以下の文の whenever possible の訳です。

 Please note that products that are being returned because of damage should be shipped back to us, whenever possible, in their original packing.

 この whenever possible, in their original packing は、「できるだけ元の包装で」と訳すのか、または、「できるだけ早く、元の包装で」と訳すのでしょうか。

 ご教示、よろしくお願いいたします。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「破損の理由で返品される商品は、可能な限り、元の梱包状態で、返送されなければならないことに、ご留意ください」ということで、ご質問の whenever possible とは、whenever (it is) possible の it is が省略されたもので、「可能であるときは、いつでも」、即ち、「可能な限り」という意味になります。また、in their original packing とは「それら(商品)の、元々の包装で」という意味です。
 



【質問 No. 24632】 似た意味の単語の使い分けについて パロット 2024-04-30 15:22:19
 木村先生、いつも、お世話になっております。本日は、以下の問題の解説をしていただきたいです。

問題: 次のAの意味を持ち、B の空所に入る、最も適した語を、ア ~ エ から、選びなさい。

A. to continue to have or keep something
B. Customers should (     ) their receipts if they want a refund.

 ア. manage  イ. own  ウ. reserve  エ. retain

 この問題の答えは、エ の retain でした。解説には、reserve は「(特定の人や目的のために) ~ を取っておく」という意味、とだけ書かれており、私個人としては、それなら reserve でも可ではないのか、と悩んでしまいました。そもそも、私は イ の own を選択し、間違えてしまったのですが・・・。ですので、イ や ウ が適さない理由などを、教えていただけますと、幸いです。

 どうぞ、よろしくお願いします。


【回答】
 ご質問の英文 B の意味は、「買い物客は、返金を希望するならば、領収証を、手元に、保管しなければならない」ということを意図したもので、A. の意味は、「何かを、持ち続ける」ということなので、ア. manage 「管理する」、イ. own 「所有する」、ウ. 「保留する」、retain 「保持する」の中で、最も適した語は、エ retain 「保持する」であることがわかります。


【質問 No. 24631】 when I will get there では、何故、いけないか? 武本 2024-04-30 12:12:05
 お世話になります。

I'll text you when I get there.

 when I get there の部分には、will が無いのは、何故でしょうか? I'll text you when I'll get there. のようにならないのは、何故ですか?

 宜しくお願いします。


【回答】
 英語では、未来のことを述べる時には、未来形を使いますが、例外として、「時」(when)や「条件」(If)を表す副詞節の中では、未来のことでも、「現在形」を使う、ということになっているのです。例えば、次のような例があります。

1. I'll let you know <when I get there>. 「そこについた時に、知らせます」(副詞節)
2. I'll come to your house <if I am finished with my homework>. 「宿題が終わったら、あなたの家に行きます」

 ただし、例外としては、次の例文を参考にしてください。

 I don't know <when my son will come home today>. 「息子が、今日、何時に帰宅するか、分かりません」 
 (when 以下は、「副詞節」ではなく、「名詞節」なので、「未来形」が使われます)
 But I'll let you know <when he comes home>. 「でも、彼が、帰宅したら、知らせましょう」(when 以下は、「副詞節なので、未来のことでも、現在形が使われます)



【質問 No. 24630】 TOEIC の文法について 2024-04-30 10:04:38
 いつも、ありがとうございます。

 I understand how challenging it can be to find clothing that is both fashionable and affordable.

 訳: 「ファッショナブルかつ手頃な値段の衣装を見つけるのが、いかに大変な場合があるか、私は理解しています」

 上記の英文は、how challenging 「いかに大変か」 + it can be to find clothing 「衣装を見つける場合」のように、「how challenging+S+V」の構文の文なのでしょうか? 英文の文構造を、ご解説いただきたいです。

 よろしく、お願いします。


【回答】
 ご質問の英文は、I understand how challenging it <is> to find clothing that is both fashionable and affordable. の it is が、it can be となったもので、it は「仮主語」で、to find が「真主語」という構文です。つまり、「ファッション性があって、しかも、値段が安い衣装を見つけることが、いかに大変であるか、私は、理解できます」という意味になっているのです。it is を it can be としたのは、「いかに大変なものになり得るか」という意味にしたいために、can be を使ったのです。また、この英文に含まれている構文は、How challenging it is to learn English perfectly! 「英語を完璧に身につけるのは、なんと難しいことよ!」という意味の、「感嘆文」が含まれれているのです。


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