【質問 No. 24230】 現在完了は、過去形に対して、背景的理由になるか? |
ムツ |
2024-02-27 06:18:11 |
いつもお世話になっております。以下の文は「目を見て話すよりも、目をそらした方が説得できる」ことを主張する文章の一部になります。文中の their は、「目をそらした方が、反対している意見に対して賛成しやすいことを示したデータ」のことを指しています。
この文章において、第1文目のthat節内は、「過去形」が用いられていますが、第2文目の主節で「現在完了形」が用いられています。今回の質問は、第2文目は、第1文目の前提・根拠になっているか、というものです。すなわち、第2文目を、第1文目の理由のように読んで「  ミンソンが言うには、彼女もチェンも、完全に彼らの結果に驚いている訳ではなかった。なぜなら、動物の習性を研究している人々が証明したところによると、「犬のような多くの種族は他の種族を見つめ、それから攻撃することによってコントロールするからだ」と読むのは有りなのでしょうか? どうにも「証明された」から、「驚かなかった」という因果関係が見えるのですが、そうだとするなら、この読みを根拠づける文法的理由は、何でしょうか? これに関連して、現在完了(の結果用法)は、しばしばその後に現在形で表される事象の理由の根拠・理由となる含みを持ちますが、過去形に対しても同じ含みを持つことは、あるのでしょうか? お答えいただけますと幸いです。よろしくお願いします。
Minson says that she and Chen weren't totally surprised by their results. Those who study animal behavior have proved that many species, like dogs, control others by staring them down and then attacking. "The intuition that drove our research was that when someone disagrees with you and they look you in the eye in a prolonged, direct manner, it gives you the feeling of someone trying to dominate you," says Minson."Our reaction may be instinctive."
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【回答】
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ご質問は、非常に込み入っていて、理解するのが難しいですが、この原文を検索した結果では、Minson と Chen という2人の共同研究者は、犬の観察から得られる結果、すなわち、犬は、相手の目を見て攻撃すること、を示した観察は、必ずしも、人間の「アイコンタクト」の証拠にはならない、ということを証明しようとしていることが、わかりました。しかし、そのことは、引用された部分だけからでは、分かりかねます。ただ一つ、ヒントになる点は、第一文の「過去形」は、自分たちの研究結果には、あまり驚かなかった、と過去形で言っていることは、次の「現在完了形」で述べられた「犬の観察」に賛成しているわけでないことを表してはいるのですが、それだけでは、原因・結果といった「結論」を、導き出す根拠として、伝わってはきません。時制の形からでは、解決できない問題だ、と思います。
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