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【質問 No. 24244】 分離の of について けん 2024-02-29 14:22:27
 先生、質問させて頂きたいです。

 rob A of B で、「A から、B を奪う」という構文がありますが、これは、なぜ「目的語」の A が「〜から」という意味になるのか、よく分かりません。

 They robbed her of her bag. 「彼らは、彼女のバッグを、盗んだ」という英文を、They robbed a bag of her. と出来ないのは rob という動詞が「人」しか目的語を取らないから、でしょうか?  

 よろしくお願いします。


【回答】
 ご質問の rob という動詞は、「rob + someone + of something」「人から、物を、強奪する」というパターンをとりますが、そのほかにも、deprive someone of something というのもあり、同じパターンですが、こちらの意味は「誰々から、何々を、剥奪する」という意味で、rob ほど悪質ではなく、中立的な意味を表します。いずれも、近い意味の steal 「盗む」のパターンが、steal something from someone という、分かりやすいパターンであるのと異なり、特殊なパターンとなっています。

 ところで、ご質問は、rob については、何故、直接の目的語が、物ではなく、人なのか、ということですが、元々、rob の方は、They robbed the man. 「彼らは、その人を、襲った」という、人を目的語にする表現だったのですが、そこへ、「何かを」という「直接目的語」として、of the man を、付け加えたものなのです。そして、この of は、off が、of に変わったもので、「(その人から)物を」という意味になったものなのです。



【質問 No. 24243】 being の意味について s 2024-02-29 07:10:45
 Greeberg Wholesalers, a company known for being the area's largest distributor.

 この文章に、なぜ、being が必要なのかわかりません。無くても、通じるように感じます。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「この地域の一番大きな販売業者であるとして知られている会社で、グリーンバーグ卸売業者」という意味で、for being ~ とは「~ であるとして、(知られている)」における be 動詞が、前置詞 for の後で、動名詞となったものです。


【質問 No. 24242】 a lot of の意味について きはらたかひろ 2024-02-29 07:00:56
 ある英語の小説を読んでいて、こういうくだりが出てきました。

 “That’s right,” Egidio said, and swung around in the swivel chair. He held the automatic in his right hand. With only a glance McBride automatically classified it: a .45 Colt automatic, service issue. A lot of gun.

この場面で扱われている銃は1丁だけなので、gun が正しいと思います。しかし、そうだとすると a lot of という形容詞が付いているのは、おかしくないでしょうか? それだと、文法的には guns が正しい表現のように思えます。ここでの a lot of は、どういう意味なのでしょうか?


【回答】
 私も、a lot of gun については、考えさせられました。そこで、safari で検索すると、以下のような回答が、出ていましたので、拝借させていただきます。

 「a lot of gun」という表現は、ここでの「a lot of」が「many」を意味するのではなく、むしろ「common」や「significant」を意味すると解釈することができます。つまり、この文中での「a lot of gun」は、その銃が特別で、重要な存在であることを、強調していると考えられます。一般的な表現としては、「a lot of gun」は珍しい表現かもしれませんが、この文脈では、「a lot of」が「common」や、「significant」を意味すると解釈することができます。



【質問 No. 24241】 Here の使い方について あや 2024-02-29 06:40:37
 先生、いつも、お世話になっております。以下の例文について、質問です。

1. Somebody here can sing <a>(→an) Italian song.
2. The people here are very poor.

 副詞である here が、名詞・代名詞を修飾しているように見え、文法が、分からなくなりました。解説を、お願いできますでしょうか?


【回答】
1. の英文の意味は、「ここにいる誰かは、イタリアの歌を、歌うことができます」ということで、here は、「ここに」という意味の「副詞」ですが、よく「名詞」の後につけて、「ここにいる ~」という風に、前の名詞を修飾することがあるのです。there についても、somebody <there> 「そこにいる、誰か」という風に、名詞を修飾することがあります。

2. の意味は、「ここにいる人々は、大変貧乏です」ということで、上で説明した通り、副詞の here が、一時的に「形容詞」のように、その前の名詞を修飾しているのです。



【質問 No. 24240】 should の使い方について よしこ 2024-02-29 06:29:54
 いつも、ありがとうございます。以下の文章の、英文解釈をお願いいたします。

@ If one had but a single glance to give the world, one should gaze on Istanbul.
 「もし、人が世界を一度しか、眺められないとしたら、イスタンブールを見るべきだ」

 私の解釈は、もともと、この文章は、以下のような文章であるはず、と思いました。

A If one had to give the world but a single glance, one should gaze on Istanbul.

 a single glance を強調するために「倒置」が起きて、&#9461;の順序になったのだと思いました。ただ、仮定法には、If節の中に、should を使う文章はあるようですが、従属節に should を使う事例が、ロイヤル英文法では、説明されてませんでした。空想のことなので、仮定法だと思ったのですが、違いますでしょうか?

 よろしくお願いいたします。


【回答】
 ご質問の 1. の意味は、「もしも、人が、世界に与えるべき、一瞥(べつ)だけしか持っていたとするならば、人は、イスタンブールを、見つめるべきでしょう」ということで、もしも、人が一度しか世界を見ることができないとしたら、イスタンブールを、見るべきだ、ということです。

 なお、この文の前半(従属節)の文型は、If one(S) [had to give](V) [the world](O2) [but a single glance](O1), の各要素から成る「第5文型」で、「倒置」(= 主語・動詞が逆転すること)は、起こっていません。

 また、「仮定法過去形」は、If one <had> ~, one <should> ... の形をとることで、間違いはありません。



【質問 No. 24239】 tall と high の違いについて あや 2024-02-29 06:06:03
 先生、いつも、お世話になっております。以下の例文がありました。

1. What's the opposite of 'tall'? → The opposite of 'tall' is 'short'.

2. What's the opposite of 'long'? → The opposite of 'long' is 'short'.

3. What's the opposite of 'high'? → The opposite of 'high' is 'low'.

(1) tall の対義語は、low ではないのでしょうか?
(2) tall と high の違いを、教えていただけますでしょうか?



【回答】
 ご質問の tall 「背が高い」は、木や、建物、煙突のように、地面から見て「高い」という場合に使い、high 「高い」は、low 「低い」 に対して、使われる言葉で、上を見上げる形で、「高い」という場合に使います。tall には、short が「対立語」になり、high には、low が「対立語」になります。


【質問 No. 24238】 「受動態」の疑問文の文型について(返信) おまめ 2024-02-29 05:51:40
 お世話になってります。おまめです。早速のご返信を、ありがとうございました。また、言葉足らずの、分かりづらい質問の仕方で、失礼いたしました。

 「質問 No. 24237」の質問文について、「<主語>call(s) the skin color of crayons <something>」という示し方が、分かりづらく、大変失礼いたしました。

 質問文について、 @「<主語>call(s)」←Sは三単現のS。A「the skin color of crayons」←目的語。B「<something>」←目的語を説明する補語。(3単現のSと主語のSがややこしかったと思います…) このような意味で、質問をしました。

 先生のご回答とおり、what は目的語を説明する補語とのことで、疑問は解決しました。ありがとうございます。また、「このような形の文に出会ったことが無い」という意味ですが、英語の参考書の例文の中で、「疑問文で、疑問詞がSVOCの文においての補語の役割をする」という文(例文)に出会ったことがなく、質問をしました。

 もう少し、柔軟性をもって、英文法に向き合っていこうと思います。これからも、よろしくお願いいたします!


【回答】
 ご丁寧に、返信をいただき、ありがとうございました。文型の示し方が、分からない、と言いましたのは、私がよくやる、文型の示し方を、覚えてほしい、ということなのです。私の回答の書き方を真似して、できるだけきちんと、整理して、短く、質問文を書くことを、行なってほしいと思います。


【質問 No. 24237】 「受動態」の疑問文の文型について おまめ 2024-02-28 16:49:24
 いつも、お世話になっております。おまめです。本日も、よろしくお願いいたします。

 What is the skin color of crayons called now after an attempt to avoid a discriminatory term?

拙訳: 「差別的な用語を避けるために、クレヨンの肌色(という表現は)は、今、なんと呼ばれていますか?」

 この英文の構造について、質問です。この英文を「能動態」にすると、「<主語>call(s) the skin color of crayons <something>」という「S V O C」になると思います。この文の what は、C の部分を尋ねている疑問詞を使った疑問文という解釈で正しいでしょうか? このような形の英文に出会ったことが無く、質問をさせて頂きました。

 どうぞ、よろしくお願いいたします!


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「差別的な言葉を避けるための試みの後で、クレヨンの肌色は、今、何と呼ばれますか?」ということで、おまめさんの訳で、いのですが、この前半の疑問文を「能動態」に戻すと、What(C) [do they](S) call(V) [the skin color of crayons](O) から成る「第5文型」となります。(この文型の示し方を、覚えてください) おまめさんの文型の示し方では、よくわかりません。この種の文型を見たことがない、とおっしゃいますが、What do you call it? 「あなたは、それを、なんと呼びますか?」という文には、出会っているのでは、ありませんか?


【質問 No. 24236】 クジラ構文について ken 2024-02-28 16:24:04
 先生、2点質問させて下さい。

1. A whale is no more a fish than a horse is.
 「馬が魚でないのと同様に、鯨は魚ではない」

 この比較級の more は、元々「副詞」の much でしょうか? 「形容詞」の many の比較級だと、a fish はおかしいので・・・。それとも、no more で、1つの品詞として考えるのか・・・。比較級を考えるとき、元の形を気にしてしまいます。

2.  また、than は「~ と比べて、同様に」という接続詞と解説してるのを、見かけますが、比較級の than の品詞は、接続詞でしょうか?


【回答】
1. の A whale is <no more> a fish than a horse is (a fish). という比較表現は、A whale is a fish は、a horse is a fish と比較した場合、その程度(類似度)は、no more 「同等」である、ということから、「鯨は、馬が魚であるのと、同じ程度に、魚である」という陳述の裏の意味で、「鯨が魚でないのは、馬が魚でないのと、同じである」という、実に“持って回った”(皮肉的な)意味なのです。
 ところで、ご質問は、more の品詞ですが、おっしゃる通り、副詞 much の比較級で、ここでは、「程度」を表す「副詞」ということで、合っています。

2. の than の品詞についてですが、Tom is taller than Jack is (tall). という風に、than 以下に、「主語・動詞」がくる場合は、「接続詞」ですが、Tom is taller than Jack. で終わっている場合は、「前置詞」ということになります。



【質問 No. 24235】 so の用法について N.Y. 2024-02-28 05:54:26
 And here's what this graph says, when you start -- so when researchers gave participants a task, it took them a really long time, cause it was new and they were horrible.

 上記は、講演の一部ですが、ここでの so は、どういう役割を果たしているのでしょうか。また、when が続けてあるのは、なぜでしょうか。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「そして、このグラフが示すものは、まず、始めるときに、そう(つまり)、研究者達が参加者達に課題を与えたところ、それ(課題)は、本当に長い時間を(参加者達に)かけることになったのですが、その理由は、それ(課題)が、新しい形のもので、参加者達がひどい状態になったためなのです」ということで、so とは、「そこで、つまり」といった、ほとんど無意味な“独り言”に近い「接続副詞」なのです。また、when you start, so when researchers gave という風に、when を繰り返している理由は、false start というもので、“出だしの、言い間違い”で、競技で言えば、“フライング” に当たるものです。講演の話を、そのまま録音すると、この種の「言い間違い」などが、そのまま録音されてしまうものです。


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