【質問 No. 24087】 主語が単数でも、複数の目的語を取ることが、できるか? |
みわ |
2024-02-13 06:12:45 |
「会社法」 第四百二十三条 「取締役、会計参与、監査役、執行役、又は会計監査人(以下、この節において「役員等」という)は、その任務を怠ったときは、株式会社に対し、これによって生じた損害を、賠償する責任を負う」
Article 423: If a director, accounting advisor, company auditor, executive officer <or>(→, or) financial auditor (hereinafter in this Section referred to as "Officers, Etc.") neglects their duties, they are liable to such Stock Company for damages arising as a result thereof.
主語が単数形の羅列で、動詞は三単現の -s を伴っても、目的語を修飾する代名詞は、複数形になりますか? 従属節の主語が「単数形」の羅列でも、主節では「複数形」になりますか?
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【回答】
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ご質問の文章では、単数の名詞が、主語として、複数羅列されていますが、それらの名詞は、いずれも or で結ばれているので、文法的には、あくまでも「単数の主語」なので、動詞も「三単現」の -s が付くことになります。それが、neglects で、問題は、その後の their duties となっている点なのですが、ここは、正しくは、their ではなく、his or her とすべきところですが、最近の傾向では、his or her を their としてしまう傾向があるのです。法律上の用語としては、誤解を避けるために、このような場合には、his or her とすべきですが、最近では、そうした男女の区別を嫌がる傾向があるので、their としてしまうようなのです。
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