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【質問 No. 24056】 for that long a time の語順について まつ 2024-02-08 05:32:58
 「フレンズ」というドラマのセリフで,

 We haven't known each other for that long a time.

とあり、that を否定するので、long a time という語順になる、という解説を読みましたが, 文法の働きが分からず、ほかに例文があれば、合わせてご教示いただければ、幸いです。

 宜しくお願いいたします。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「私たちは、そんなに長い間、お互いを知っていたわけではありません」ということで、副詞 that の代わりに、よく使われる such を使って表現すると、for <such> a long time という語順になります。しかし、that と同じ意味の副詞 so を使うと、for <so> long a time となります。so の代わりに、that を使うのは、どちらかと言うと、略式の口語体になります。

 以上、見たように、「そんなに長い間」は、正しくは、for <such> a long time とするか、for <so> long a time とするかの、2通りの言い方になりますが、それが、口語体では、for <that> long a time という形になる、ということなのです。



【質問 No. 24055】 A deeper problem 以下の文は、いわゆる「C V S」の倒置文か? ムツ 2024-02-08 05:09:36
 いつも、ご回答頂き、誠にありがとうございます。本日も、ご教示頂けますと幸いです。

 But speed reading? Techniques that aim to guide eye movements so that we can take in more information from each glance seem doomed to fail. (中略)
 A deeper problem, however, is that the big bottleneck in reading isn't perception (seeing the words) but language processing (assembling strings of words into meanings).

 以上の文は、速読に対する批判的主張の文になります。この2番目の段落の第1文目、A deeper problem, however, is that the big bottleneck in reading isn't perception (seeing the words) but language processing (assembling strings of words into meanings). について質問があります。

 この文は、いわゆる「C V S」の倒置文で、珍しく C が「名詞」のパターンでしょうか? そう考える理由は、4点ほどあります。
 第1に、主語に不定冠詞 a がついているなら、真っ先に「総称」が浮かびますが、「総称」と解するには、文脈上無理があると考えるからです。
 第2に、読み手には不特定の導入の働きをする不定冠詞は、通例主語の位置に置くなら、There 構文の主語にして置かなければならない、と思うからです。
 第3に、補語につく様な a (He is a lawyer.の a)は、主語としては不適切であるからです。
 第4に、いわゆる「C V S」倒置は、情報構造的に補語に旧情報、主語に新情報を置くところ、A deeper problem は、本文が速読に対して批判的文脈であることを踏まえると、旧情報的であり、その後に文字数の都合で載せられませんでしたが、主語と考えられる That節の but 以下の内容が展開されていることから、主語だと考えられる That節は、新情報にあたり、「C V S」倒置の情報構造と合致すると考えるからです。

 このように考え、A deeper problem は「補語」」ではないかと考えました。先生から見て、このような考え方は適切でしょうか? 今回も、稚拙な長文の質問となったことをお許しください。本日も、よろしくお願い致します。


【回答】
 ご質問の箇所の英文の意味は、「しかしながら、より深刻な問題は、読書における大きな障害は、知覚(単語を見ること)ではなく、言語処理(単語の文字列を、意味に組み立てること)である、ということなのだ」ということで、私自身、これまで、この種の構文に接する度(たび)に、A deeper problem(S) is(V) [that ...](C). という風に、解釈してきて、何の不思議も感じなかったのですが、今回、ムツさんからの質問を受け、ハタと考え込んでしまいました。なるほど、言われてみれば、さもありなんかな、と唸(うな)ってしまいました。

 私も、よく考えてみるとき、この文は、It is <a deeper problem> that the big bottleneck ... という風に補うことができる構文であることを考えると、おっしゃるように、A deeper problem(C) is(V) [that ...](S). という構造から、「倒置文」であるように、感じ始めました。その理由として挙げられたものも、いちいちごもっともで、同意せざるを得ない、と感じるようになりました。ですから、ご質問に対して、この考えは、適切だろう、とお答えすることにいたします。 



【質問 No. 24054】 ready の使い方について nkom 2024-02-07 18:13:07
 いつも、的確なご回答、ありがとうございます。今回は、ready の使い方について、ご教示いただけますと幸いです。

 私は、仕事で、ネイティブの方に作業用のテキストファイルを送ることが多々あります。その際、「ファイルの準備ができ次第、お送ります」と言いたい場合、次の言い方で、問題ありませんでしょうか。

 As soon as a file is ready, I will send it to you.

 実は、お仕事の打診をネイティブの方に送ったら、引受てくださるという文面の後に、

 Please send it when you're ready.

と書かれていました。それを見て、「ファイルの準備ができたら」とは言わないんだと思った次第です。ファイルを主語にするより、私を主語にして書いた方が、英語的に自然なのかな、と疑問に思いました。

 また、ビジネス上の丁寧な表現をしたい場合、ready はカジュアルすぎますでしょうか? prepare などを使用すべきでしょうか。フォーマルな、丁寧な表現で、「ファイルの準備ができ次第、お送りします」と伝えるベストな英語表現があれば、それも、併せて教えていただけますと幸いです。

 よろしくお願い申し上げます。


【回答】
 先ず、「ファイルの準備が出来次第、お送りします」の、最も自然な言い方としては、As soon as the file is ready, I will send it to you. としても、不自然ということはありませんが、このような場合、相手の方が言ってこられたように、As soon as I'm ready with the file, I'll send it to you. という風に、作成者の「自分」を主語した言い方の方が、慣用的だとは、思われます。その際は、file に the をつけてください。

 また、「準備ができた」を、より丁寧に言う方法として、prepare を使うのは、かえって相手を混乱させてしまう、と思います。つまり、As soon I have prepared the file, I'll send it to you. のようにすると、「準備」に拘(こだわ)った言い方になり、相手を混乱させてしまうのではないでしょうか。つまり、まだ「準備中」なのか、という誤解を与えてしまいます。

 最も普通で、自然な言い方は、最初に挙げた2つの言い方だと思います。



【質問 No. 24053】 which to ~ について N.Y. 2024-02-07 15:08:13
 Stem cell researchers are working hard to find ways in which to use stem cells to create new tissue to replace the parts of organs that are damaged by injury or disease.

 上記の英文の which は「疑問詞+to不定詞」の「どれを〜すべきか」という意味でしょうか。それとも「関係代名詞」でしょうか。仮に、関係代名詞であれば、2つの文に、どのように分解されますか?



【回答】
 ご質問の英文の意味は、「幹細胞の研究者たちは、傷害や病気で損傷した臓器の一部を交換するために、新しい組織を作り出すための方法を見つけるために、懸命に取り組んでいます」ということで、ご質問の find ways in which to use stem cells とは、「幹細胞を作るための方法を見つける」という意味で、in which の which は、ways を先行詞とする「関係代名詞」で、I want to find the best way (in which) to master English. と言えば、「私は、英語をマスターするための、最善の方法を、見つけたいです」という意味になります。その際、in which の役割は、the best way <in which> (I am) to master English の I am が省略されているのです。これを、別な英語で言えば、I want to master English in the best way. 「私は、最善の方法で、英語をマスターしたいです」ということになりますが、その the best way を先行詞とした英語が、the best way <in which> (I am) to master English となるわけです。


【質問 No. 24052】 over の意味について Tanaka 2024-02-07 13:29:24
 Therefore, DOACs are suggested over LMWH in patients with cancer-associated PE

 上記の文章の意味の捉え方について、すっきりせず、質問させていただきます。前後関係から、DOACs は patients with cancer-associated PE への使用には注意が必要、という意味合いになる文脈にあります。この文章では、DOACs と LMWH を比較した内容になっています。結果として、patients with cancer-associated PE には LMWH が薦められる、という内容になると推測されます。

 そこで、この over ですが、over は、「以下の状況を除いて」といった解釈になると考えましたが、そのような意味でよろしいでしょうか? (Longman Dictionary で、over を検索すると、16 PREFERRING if you choose one thing over another, you choose that thing rather than the other. What is your main reason for choosing one restaurant over another? という意味がありました。)

 over は、一般的には、「〜を乗り越える」という意味で説明されることがあり、今回の意味合いと頭の中で関連がつかないせいか、すっきり理解ができずにいます。こちらの文章全体の捉え方や、over の使い方、例文などについてご教授いただけると幸いです。

 質問が長文になり、失礼します。よろしくお願いいたします。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「従って、ガン関連の PE (肺塞栓症) を患う患者には、LMWH (低重量分子ヘパリン)よりも、DOAC (直接的口から飲む血液凝固治療)の方が、有効であると推奨されている」ということで、ご質問の over とは、rather than ~ 「~ というよりも、むしろ」という意味の前置詞です。例えば、I like A over B. と言えば、「私は、B よりも、A を好む」という意味になり、better than ~, rather than ~ と同じ意味になります。


【質問 No. 24051】 品詞分解について mmm 2024-02-07 06:17:26
 He scanned the classified ads looking for a new job.
 「彼は、新しい仕事を探すために、求人広告に目を通した」

 この文章について、scan が<自動詞>(→他動詞)で、the classified ads が「目的語」だと思います。残りの
looking for a new job は、どのような品詞と考えれば、よろしいでしょうか。この文章は「S V O」でしょうか? ads の後ろに、looking と続くことが、良く分かりません。


【回答】
 ご質問の英文の構造は、おっしゃる通り、He(S) scanned(V) [the classified ads](O) [looking for a new job](M). の各要素から成る「第3文型」で、looking for a new job は、「付帯状況」を表す「分詞構文」で、「新しい仕事を探しながら(探すために)」といった、付帯的な状況を表すのです。


【質問 No. 24050】 「多い、少ない」などの表現について y 2024-02-06 14:56:39
 語句のリストの中から選んで、(       ) を埋める問題があり、以下は、模範解答です。これを、それぞれ、→ の後の語句に変えても、大丈夫でしょうか?

1. There was almost (no change → little change) in car sales by <honda>(→ Honda) between 1998 and 2004. → (大丈夫ですが、一般的表現ではありません)

2. During all the years recorded (most → highest) car sales came from Toyota. → (大丈夫でしょうが、most は「ほとんどの」という意味で、highest は「一番に売れた車」というニュアンスです)

3. Dogs have a (higher → more) preference for chasing cats than for any other activity. → (これも、大丈夫でしょうが、higher は「質」の問題で、more は「量」の問題なので、違和感はあります)

4. Cats have a (similarly → similar) high preference for both sleeping and chasing mice. → (大丈夫ですが、similarly は、high を修飾していますが、similar と言うと、「同じような、高い好み」という意味が強いです)

5. It is clear that the (highest → most ) preference for chasing cats is with dogs. (highest preference は「一番の好み」という意味で、most preference は「最も多い好み」という意味になります)

6. Cats' interest in swimming is far (lower → less) than that of dogs. (lower の方が落ち着きますが、less でも可能でしょう)

 4. は、なぜ、similarly になるのかわかりません。preference にかかるから形容詞、と考えたのですが、これはhigh にかかるから副詞、と考えて、similarly になるのでしょうか? → (その通りです)

 よろしくお願いします。


【回答】
 質問者にとっても、回答者にとっても、回答欄でお答えすると、紛らわしくなるので、質問欄に、直接回答しました。総じて、全く同じ意味の言葉というものは、存在しませんので、言い換えると、微妙にニュアンスが変わってしまうのです。ですから、言い換えをするよりも、こういう場合には、このような形容詞などを使うのだな、という風に、覚えることが大事なのです。言い換えると、何かが変わってしまうのです。気を付けてください。


【質問 No. 24049】 文構造と、和訳について たまも 2024-02-06 10:35:07
 以下の英文の構造がわからないので、訳も曖昧になってしまいます。ご指導ください。

 It is possible that grade inflation comes from <governments>(→the government), appalled by college dropout rates as high as 40 percent, having used graduation rates as a benchmark in funding decisions for post-secondary institutions.

 「成績のかさ上げは、中等教育後の教育機関への助成金給付を決定する基準として、卒業率を利用してきたため、40%もの大学の退学率に愕然とした政府からもたらされた可能性がある」


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「成績の嵩上げは、大学生の中退率が40%にも達することに愕然とした政府が、高等教育機関への助成金を決定する基準として、卒業率を利用したことが原因である可能性がある」ということで、先ず、押さえておかなくてはならない構文として、the government, (     ), having used graduation rates as a benchimark というところで、government が、having used の「意味上の主語」となっている点で、その意味は、「政府が、基準として卒業率を利用したこと」という意味になることを、理解しなければなりません。また、appalled by college dropout rates とは、(being) appalled by college dropout rates という、理由を表す「分詞構文」(又は、「後置修飾句」)になっている点も、しっかりと押さえておく必要があるのです。


【質問 No. 24048】 Where の用法について bn 2024-02-05 15:18:38
 質問、失礼致します。以下の文に関して、example of に続く where の用法が理解できずにいます。

 Tropospheric composition is an excellent example of where we did not initially appreciate the manifold consequences of human activity on <environment>(→the environment).

 私は、ここに入るなら、関係代名詞の what が、適切では無いのか、と考えており、また関係副詞としての用法で検討しても、先行詞を特定出来ませんでした。稚拙な文章で、大変恐縮ですが、この文における where の用法をご教授頂けると、幸いです。


【回答】
 ご質問の英文お意味は、「対流圏の組成は、我々(人間)が、初めから、環境に及ぼす人間の活動の様々な影響を、正しく理解しなかった(点の)好例である」ということで、問題の where は、ここでは、先行詞を含んだ関係副詞で、「... する場所(場合、点)」という意味を表し、例えば、Home is where the heart is. と言えば、「家庭は、心の居場所である」という意味になり、That's whare you are wrong. 「そこが、君の間違っている点だ」などのように使われます。この用法での where は、同じく「先行詞」を含む関係代名詞の what と共通しているので、「関係副詞」と呼ぶよりも、「関係代名詞」と呼んだ方が良いとも、考えられる言葉なのです。


【質問 No. 24047】 a number の訳し方と、それにつながる幾つかの問題について ムツ 2024-02-05 13:08:33
 先日は、ご回答誠にありがとうございました。お陰様で、霧が晴れた様な気分であります。

 以下の文は、とあるテキストにあった「第二次大戦の最中にあった、ペットへの大殺処分」に関する文章の1文になります。こちらの文について、お伺いしたい点が、3点ほどあります。

 During the first four days of World War II, over 400,000 dogs and cats -- some 26 percent of London's pets -- were put to death, a number six times greater than the number of civilian deaths in the UK from bombing during the entire war.

@ まず、テキストの訳によれば、a number 以下 は、「その数は、戦争全期間中の<英語>(→英国)での爆撃による民間人の死者数の6倍であった」といった感じで、a number を、そのテキストでは、「その数は」と訳していました。これは a number が書き手には特定的だから、「その数」と訳せるのでしょうか? 又は、その他の理由によるものでしょうか?
A 次に、こちらの文は独立分詞構文 a number を<主語>(→意味上の主語)にする独立分詞構文でしょうか? over 400,000 dogs and cats との「同格的」にも見えたのですが、私の不勉強なら、申し訳ないのですが、that 節の同格が離れるが如く、このように離れた同格(仮にもそうなら、greater 以下は「形容詞の後置修飾」でしょうか)は見たことがないので、独立分詞構文なのではないか、と考えました。
B 最後に、仮に独立分詞構文なら、係る分詞構文の主語の位置に読み手から見て不特定の名詞句が来るのは、何故でしょうか? 主語の位置には、読み手にも特定しやすい名詞が来ることが多い以上、気になりました。自分の中では、この a number について、over 400,000 dogs and cats という名詞句が先行している以上、予想しやすいため旧情報的で、読み手にも特定しやすい為だから、と予想しております。
 長文になってしまい、申し訳ございません。本日も、ご教示頂けますと幸いです。どうかよろしくお願い致します。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「第二次世界大戦の最初の4日の間に、ロンドン市内の約26%に当たる、40万匹以上の犬や猫が殺処分にされたが、この数は、大戦の期間中に、爆撃によって死亡した英国の一般人の死亡者数よりも、6倍もの数であった」ということで、ご質問の a number は、40万匹の犬や猫の数を、あらためて取り出した「同格」としての役割を担ったもので、その前に、which was を補うと、分かりやすくなります。もし、この部分を、「独立分詞構文」とするならば、(with) <the> number (being) six times greater than ... という構文になり、a number が、being 以下の「意味上主語」となるはずです。それが、with <a number> ... となるとすれば、不特定の主語となり、独立分詞構文の主語としては、相応しくなくなります。「同格」だからこそ、a number が、不特定のまま、ポンと置くことができるのです。


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