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【質問 No. 23554】 「get + O + 過去分詞」の訳し方について 香炉峰 2023-12-02 05:54:56
 いつも、お世話になっております。今回の質問は、次の英文についてです。

 We shouldn't get our priorities mixed up.

 こ英文の訳が、「優先すべきことを混同してはいけない」となっているのですが、直訳すると、「私たちは、私たちの優先すべきことを、混同させてはいけない」となるのでしょうか。つまり、priorities と mixed up の関係は、priorities が mix up される関係(受身の関係)ですが、和訳としては、能動的に訳されている、と理解してよろしいでしょうか。ご教示の程、よろしくお願いいたします。


【回答】
 ご質問の英文を、直訳すると、「私たちは、優先事項を、混ぜ合わせてしまうべきではない」となりますが、その真意は、「優先事項を、ごちゃごちゃにしてしまっては、いけない」ということで、ここでは、優先事項の順序を、間違えてはいけない、ということを言っているのです。「混同する」という訳は、その辺の事情を曖昧にしてしまうので、「優先事項の順序を、間違えてはいけない」とすべきだろう、と思います。なお、構造としては、get(V) [our priorities](O) [mixed up](C) の意味は、「優先事項を、混ぜ合わされた、状態にする」という「受動態」なのですが、日本語としては、おっしゃる通り、「能動態」とした方が響きが良くなるので、そうしたまでなのです。


【質問 No. 23553】 a thread to follow back to the person I was before という阜サについて 寅年のトラちゃん 2023-12-02 09:22:43
 こんにちは。お世話になります。

 次は、英文雑誌 TIME で見た文です。

 When I catch myself faltering, fumbling in the dark for a thread to follow back to the person I was before, the thing that often keeps me from despair is talking with my mother.

 文中の a thread to follow back to the person I was before という表現について、下記の二つの解釈の、どちらが正しいのでしょうか。それとも、下記の二つの解釈以外に、正解があるのでしょうか。

解釈A: 「以前の私へと戻っていくための糸」
 これは、I’m trying to follow back to the original source of the rumor. の例文のように、<follow back to ~> を一つの idiom と考えた場合の解釈です。

解釈B: 「以前の私の方を目指して、たどっていくべき糸」
 これは、<follow back to > を一つの idiom とは考えないで、a thread to follow の部分を、「たどっていくべき糸」と解釈した場合です。

 私は、上の「解釈A」が良いのではないかと思うのですが、ひょっとしたら、「解釈B」もあるかもしれないとも思っており、悩んでいるところです。

 どうぞ、よろしくお願いいたします。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「自分が迷っていることに気づいて、元の自分に戻るため辿るべき糸を求めて、暗闇の中で手探りしているときに、私をしばしば絶望から救ってくれるものは、母と話すことです」ということで、ご質問の a thread to follow back to the person I was before とは、「元の自分に戻るために辿るべき糸」という意味で、解釈A: でも、解釈B: でも、どちらも内容としては、同じことを言っているので、両方とも正しい解釈であると思います。















【質問 No. 23552】 仮定法について よしこ 2023-12-02 05:07:00
 いつも、ありがとうございます。以下の文章について、質問があります。

1. If it had not been for the fossil record, we would have not been known about the existence of dinosaurs.

 問題は、訂正したうえで、和訳しなさい、とあります。問題集の答え:

2. If it had not been for the fossil record, we would not have been known about the existence of dinosaurs.
 「化石記録がなかったら、恐竜の存在は、わからなかっただろう」

 ですが、以下のように訂正し、和訳しても、間違いではない、と思いますが、いかがでしょうか?

3. If it had not been for the fossil record, we would not be known about the existence of dinosaurs.
 「化石記録がなかったら、(今現在)恐竜の存在は、知られていないだろうに」



【回答】
 1. と、2. の英文は、「仮定法過去完了形」ですが、we would not have known (about the existence of dinosaurs) とするのが、正しい用法となります。「正解」とされる 2. も、1. と同じ間違いが含まれており、been は「削除」しないと、正解にはなりません。また、3. については、we would not know (about ...) という風に、be を削除しないと、正解とはなりません。been や、 be を入れた形は、「受動態」で、ここでは「能動態」とすべきなのです。


【質問 No. 23551】 「どの人?」と尋ねるときの表現について みさき 2023-12-02 04:49:34
 近くに複数人の女性がいて、「あなたの奥さんは、どの人?」と聞くときも、Who is your wife? で良いのでしょうか? Who is your wife? だと、「あなたの奥さんは、誰?」となり、名前や素性を尋ねる文になってしまうのではないか、と思ったのですが・・・。

 それとも、この場合は、Which is your wife? と言っていいのでしょうか?


【回答】
 Who is your wife? と尋ねると、「あなたの奥さんは、何者ですか?」といった意味に取られる恐れがあるので、Which is your wife? と尋ねるよりも、Which lady is your wife? と、lady を付けるだけで、「あなたの奥様は、どちらの方ですか?」という、丁寧な意味になるのです。


【質問 No. 23549】 master of ceremonies について 小諸 2023-12-01 10:09:00
 「司会者」 MC (=master of ceremonies) が複数いる場合、Main MC や、 Assistant MC と言えますか?

【回答】
 テレビのショーなどの司会者は、Master of Ceremonies と言い、それを補助する者を、通常は、Assistant MC とは言いますが、だからと言って、正司会者の意味で、Main Master of Ceremonies とは言わないように思われます。


【質問 No. 23548】 only better について 安室 2023-12-01 05:35:56
 We worry that if we, or our children, are labeled "different," we will have no chance of succeeding in school and will be destined to a life on the lower position.
 We worry that if we do not attend a leading school and earn high grades, the employers we want to work for may not even look at us. We worry that if we answer a personality test in the wrong way, we may not get the job we want. We live in a world that demands we be the same as everyone else, only better, and reduces the American dream to a narrow ambition to be relatively better than the people around us, rather than the best version of ourselves.

 4文目の、only better と、reduce は、どのような意味でしょうか。


【回答】
 ご質問を含む第4文目の英文の意味は、「我々が今住んでいる世界は、我々が他のすべての人と同じであること、ただちょっとだけ優れていることだけ、を求めており、さらに、我々自身の最高のバージョンであることよりも、周りの者たちより、ちょっとだけ上である者になるように、(元々崇高な目標であったはずの)アメリカンドリーム(という理想)を、単なる狭い野心にまで、縮小させているのである」ということで、only better とは「ちょっとだけ上(であることだけを求めている)」という意味で、reduce は「減じる」ということから、「縮小させる、狭いものとする」という意味で、使われているのです。


【質問 No. 23547】 正しい英文解釈の仕方について ころも 2023-11-30 09:48:20
 英文を解釈する際は、何に気をつけ、何を意識して行うと、良いのでしょうか。

【回答】
 英文解釈とは、英文を読んで、その内容を、過不足なしに、理解することを意味しますが、英文というものは、子どもや、学生が書いたものを除けば、大体、大人が書いた英文ということになります。ですから、大人になって、しかも、書いている人と同等の経験や学問をやってきた人たちの、思想や、思いを理解できる基盤がなければ、筆者の真意を汲み取ることは、できません。したがって、英文を書いている人たちと、同じ人生を歩んでいることが、必要となるわけです。
 ところが、通常、英文解釈を行っている人たちというものは、英語を習い始めた人から、高校・大学程度までの人たちのことで、大体において、その程度を超えた段階にあるネイティブスピーカーが、言ったり、書いたりする内容を、理解できることが条件なので、中々そう簡単ではありません。第一に、英単語の数ですが、大人のネイティブスピーカーは、5,6万語を身につけている、と言われていますから、それに匹敵する数の単語を覚えていなければならないことになります。
 また、彼ら独特の発想が、英語の構文に表れているので、その構文をまず、理解しておかなければなりません。それには、英文法の基本をしっかりと身につけることが、第一に求められるのです。聞いて、理解できるためには、発音の初歩を身につけておかなければなりません。その上、英語には、単語の他に、熟語や慣用語句がたくさんありますから、それらも身につけなければなりません。
 こうした作業が必要になるので、まずは、英文解釈の参考書を一冊購入して、最初から終わりまで、しっかりと熟読すること以外に、方法はありません。それをせずに、ネイティブのいる海外へ出かけても、得るところはほとんどなく、二、三年の滞在で得られるものは、僅かで、やはり前もって勉強していなければ、なんの役にも立ちません。
 難しいことを言うようですが、英文解釈の参考書で、基礎からきちんと学ぶことが大事なのです。時々、このサイトで質問するだけでは、足りないと思います。一念発起して、中級程度の英文解釈の参考書、または、英文法、英文解釈、英作文を、三位一体として取り上げている参考書などもありますから、そうしたものを購入して、今から始めてください。
 



【質問 No. 23546】 文型の確認のお願い ころも 2023-11-30 06:12:26
 Peggy said to herself, "I've never been to such a boring, horrible party before, but I might as well look like I'm enjoying myself."

 but 以下の文の構造がわかりません。like の後には「名詞」か、「文」を置くと書いてあり、この場合、「文」だということはわかるのですが、might ~ like を動詞とし、文全体を目的語と見ていいのでしょうか。

 なお、この文の文型は、以下のように考えたのですが、合っているでしょうか。

 Peggy(S) [said to herself](Vi), "I(S)['ve never(M) been to](Vt) [such a boring, horrible party](O) before(M), but I(S) [might as well look like](Vt) [I(S’)['m enjoying myself](Vi’)](O)."


【回答】
 @ I might as well look like I'm enjoying myself の文構造は、I(S) [might as well look](V) like(C) { I(S) 'm(V) enjoying(V) myself(O) }(M). ということで、like は、それ自体の目的語を取る形容詞なのですが、ここでは、I'm enjoying myself という「名詞節」を「目的語」にしているのです。しかし、文型上、like 以下の節(I'm enjoying myself)を、文全体の O とすることは許されないので、私は、like を「形容詞」として、I'm enjoying myself を、便宜上、M としておきました。

A では、@ で、すでに解説したので、前半の構造を見てみますと、以下のような構造が考えられます。

 Peggy(S) [said to herself](V) { I(S) ['ve never been](V) [to such a boring, horrible party(M) }(O).



【質問 No. 23545】 動詞の使い方について AHV 2023-11-30 05:46:17
@ 以下の文で、動詞 solicit を ask にするのは、間違いですか?
 Last month, Olympia Books ran a short online survey to solicit customer feedback.

A 以下の文で、動詞を boasted にするのは、間違いですか?
 Mountain bike enthusiasts have praised the new Explora X2000 for its lightweight design and exceptional durability.


【回答】
@ <solicit> customer feedback は、<ask for> customer feedback としないと、正しい使い方になりません。solicit は「他動詞」なので、目的語を直接取れますが、ask を solicit と同じ意味で使う場合は、ask for ~ としなければなりません。

A <praised> the new Explora X2000 は、<boast of> the new Explora X2000 としないと、成立しません。つまり、praise は「他動詞」ですが、boast は「自動詞」なので、目的語をとる場合は、of または、about を必要とするのです。



【質問 No. 23544】 文型の確認のお願い ころも 2023-11-30 05:27:17
 "The dollar has strengthened against the major currencies. At the current exchange rate, a dollar is equivalent to 120 yen."

 この文の文型を、以下のように考えたのですが、合っているでしょうか。

 "[The dollar](S) [has strengthened](Vi) [against the major currencies](M). [At the current exchange rate](M), [a dollar](S) [is equivalent to](Vt) [120 yen.](O)"


【回答】
 ご質問の英文の構造として、正しいのは、次の通りです。

 [The dollar](S) [has trengthened](V) [against the major currencies](M). [At the current exchange rate](M), [a dollar](S) is(V) [equivalent to 120 yen](C).

注: 前回も言いましたが、複雑な文章を「5文型」に分けるのは、ほとんど意味がありません。それよりも、正しく和訳することが大事なのです。もう、この種の質問は、やめて、正しい英文解釈に進んでください。



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