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【質問 No. 23379】 三単現の -s について( 再度) 中年匿名 2023-11-11 12:46:05
 「ご質問が “皮肉” や、“揶揄” でないことを祈ります」とありましたが、もちろん、皮肉でも揶揄でもありません。東後勝明の話は、たしかラジオ英会話テキストの前文に書かれていたもので、東後は、かつての恩師を皮肉っていたのです。ですので、先生の説明「always は、「副詞」であって、私が言う「述語動詞」ではありません」は皮肉を取り違えています。

 「is は、be 動詞に -s がついたもの、すなわち、「(be + 三単現の -s) = is」 という公式により、述語動詞 be が is になったもの」というのは驚きです。こういう説は、聞いたことがありません。単純に考えれば、be+s=bes となりそうな気がしますが、なぜ、is なのでしょうか。


【回答】
 驚きの「(be + 三単現 の -s) = is」という公式は、化学変化を示すもので、古代から中世にかけて、英語は、動詞などが「人称、時制、数など」などに応じて、変化(活用)する言語だったのです。したがって、次のような活用が、現代英語にも、人称代名詞などだけに残っているのです。
a. 一人称: I <be> a boy. → I <am> a boy.
b. 二人称: You <be> a girl. → You <are> a girl.
c. 三人称: He/She/It <be> a boy/a girl/a dog. → He/She/It <is> a boy/a girl/a dog.

 このように、人称に応じて、be動詞が、am, are, is という風に、活用しており、現代英語においても、be動詞と have 動詞には、人称によるこの変化が残っているのです。他の「一般動詞」では、もはやこうした活用はなくなり、「三人称・単数・現在形」にだけ、例えば、go → goes という風に、-s または、-es が語尾につくだけとなって残っている、というわけです。ですから、「三単現」の法則は、それに慣れていない日本人などには、とても難しく、高校生になっても、一般動詞に -s をつけることを忘れてしまう者がいる、ということです。

 以上の経緯から、「(be + 三単現の -s) = is」という公式の意味が、お分かりいだだけたものと、思いますが、いかがでしょうか? なお、このような考え方は、生成文法理論から導き出されたもので、言語の変化を「深層構造」にまで遡って考えることが、一般的になってきているのですが、まだ、日本の学校文法にまでは、達していない考え方なのです。



【質問 No. 23378】 「スタッフ・係・職員」などの名称について y 2023-11-11 09:26:42
 「スタッフ・係・職員」の単語には、attendant / clerk / staffer などがありますが、これら3つは、すべて同じように使えますか? それとも、単語同志の相性で、この単語にはこれ、というものが存在しているのでしょうか? もし、そうなら、選び方が難しいです。

 例えば、1. ホテルのスタッフ、 2. ガソリンスタンドのスタッフ、 3. お寺の職員、を例にとった場合、1. は a hotel attendant / a hotel clerk /a hotel staffer、2. は an attendant of a gas station / a clerk of a gas station / a staffer of a gas station、3. は a temple attendant / a temple clerk / a temple staffer などと、どの単語を使っても大丈夫ですか? その他にも、いろんな職員がいますが、これら3つの単語の使い分けはありますか? これら3つ以外に、「スタッフ・係・職員」を表す使い勝手がいい単語はありますか?

 よろしくお願いします。


【回答】
 ご質問の「スタッフ、係、職員」の “総称” は、一般には、集合体としては、staff と呼ばれ、個々のスタッフは、staffer/staff member と呼ばれます。しかしながら、どういった職場・場所かによっては、それぞれ呼称が異なります。すでに、質問者も挙げているように、次のような区別が行われているようです。

1. 「彼女は、最近、ホテルの職員になったばかりだ」は、She has recently joined the staff of the hotel.
2. 「30人の職員を管理している部長」は、the manager in charge of 30 staff (members)
3. 「職員以外、入室禁止」は、Admittance to staff members only.

 そのほかにも、いろいろな職員が存在し、次のような例が挙げられています。
4. 「市の職員」は、city officials
5. 「事務職員」は、a white-collar worker
6. 「彼女は、その市の職員だ」は、She works for the city (office).
7. 「職員会議」は、staff meeting
8. 「職員室」は、teachers' room (学校の教員室)、staff room (会社など職員の部屋)
 
 質問者が挙げている例をお借りすると、次のようになります。
9. ホテル関係では、a hotel attendant / a hotel clerk /a hotel staffer
10. その他: a gas station attendant/clerk/staffer
11. お寺関係では、a temple attendant / a temple clerk / a temple staffer

 なお、残念ながら、英語では、これらすべてを統合した「職員」の名称は、一般的な staff を除いては、見つからないようです。該当職場によっても、変わると思われます。



【質問 No. 23377】 tax payable の語順について シャン 2023-11-11 06:59:26
 文例ではありませんが、金融庁の「勘定科目の取り扱いに関するガイドライン」の日英対訳表の1ページの一つ目の項目「未払金」が、payable Accounts ではなく、Accounts payable の 語順になるのは、どうしてですか?
 https://www.fsa.go.jp/singi/edinet/20070427/02-4.pdf




【回答】
 ご案内の「添付 -- 英語名称に関する設定例(アルファベット順)」を開いてみましたら、「~ 未払金」として、accounts payable -- *** という風に、掲載されているのを見つけました。この項目の意味は、「*** への未払金」ということで、例えば、$3,000 payable to Company A という風に記載され、「会社Aに対する未払金$3,000」という意味で、このように、payable に to Company A といった尾鰭(おひれ)がついて長くなった形容詞句は、名詞の後に回って、Accounts <payable to ~> という風に、後置修飾となるのです。それが、<payable> accounts という、通常の語順とは、異なる理由です。




【質問 No. 23376】 三単現の -s について 中年匿名 2023-11-11 09:31:36
 「彼がいつ来る予定か、分かりますか」を英語に直す問題について、
 Do you know when he is going to <comes>?

 先生の解答は、「最後の come に -s がいらないのは、when he <is> going to come? という風に、is がすでに「三単現」の -s を付けているので、その後の to 不定詞には、-s はつかないのです。三単現の -s は、その文の「述語動詞」につくことになっているのです」

 まさか?! He always come to school on time. の come に -s が付かないのは、always にすでに -s がついているからだ、と中学教師に教わったと、東後勝明が書いていました。

 is の -s は「三単現の -s」ですか。初めて知りました。ということは「原形」は i ですね。





【回答】
 ご質問の He always comes to school on time. の always は、「副詞」であって、私が言う「述語動詞」ではありません。この英文の「述語動詞」は come なので、come に-s をつけるのです。ですから、Do you know when he is going to come? の when he is going to come. の「述語動詞」は is で、これは、be 動詞に -s がついたもの、すなわち、「(be + 三単現の -s) = is」 という公式により、述語動詞 be が is になったものなのです。

 以上、真面目なご質問と受け止め、真面目にお答えいたしました。ご質問が “皮肉” や、“揶揄” でないことを祈ります。



【質問 No. 23375】 「三人称・単数・現在」の -s の付け方について さっちゃん 2023-11-10 18:41:07
 「彼がいつ来る予定か、分かりますか]を英語に直す問題で、私は、

1. Do you know when he is going to <comes>?

と答えました。解答は、最後の come に -s は、いらないとのことでした。you が主語なので、つかないのでしょうか。

 しかし、他の問題で、「彼がどこに住んでいるか、知っていますか」を、

2. Do you know where he lives? で、動詞に -s をつけています。

 この違いを知りたいです。中学レベルの英語になりますが、ご指導お願い致します。


【回答】
 1. については、when he <is> going to come? とい風に、is がすでに「三単現」の -s を付けているので、その後の to 不定詞には、-s はつかないのです。三単現の -s は、その文の「述語動詞」につくことになっているのです。

 2. の場合は、where he <lives>? という風に、主語 he の後に、その述語動詞が来ているので、-s が付きます。



【質問 No. 23374】 tax payable の語順について シャン 2023-11-10 18:05:35
 「未払い税」は、payable tax ではなく、tax payable なのは、どうしてですか?


【回答】
 ご質問の名詞句は、どちらも「支払い可能な税金」という意味で、文例がないと、意味の区別ができません。


【質問 No. 23373】 分詞について kazu 2023-11-10 18:01:36
 いつも、大変お世話になっております。

1. Look at the broken window.
2. Look at the window broken by him.

 1. と、 2 の、それぞれの訳し方と、それぞれの使われ方について、教えて頂けますか? お願いいたします。


【回答】
1. の意味は、「破れた窓を、みてください」ということで、broken は、過去分詞で、ここでは「形容詞」として、名詞 window を、前から修飾しています。

2. の意味は、「彼によって破られた窓を、見てください」ということで、broken (by him) は、形容詞として使われた過去分詞の broken が、その前の window を後置修飾しているのです。 



【質問 No. 23372】 英作文添削のお願い kate 2023-11-10 17:53:01
 先生、お世話になっています。また、添削して頂けましたら、ありがたいです。どうぞよろしくお願いします。

1: 「人口が増えすぎると、経済に悪い影響が出ることが、統計で示されています。
  When the population grows too much, statistics show it has a negative impact on the economy.

2. 「経済が良くなるには、人々がお金をたくさん貯めて、投資することが大切です。
  To have a better economy, it's important that people to save and invest money.

3. 「でも、成長中の国では、多くの家庭がたくさんの子供を持っていて、生活費が上がってしまうから、お金を貯めたり、投資したりするのが、難しいことがあります」
  However in growing countries, many families have a lot of children, which raises living costs and makes it difficult for them to save or invest money.

4. 「これが、経済発展にマイナスの影響を及ぼす理由です」
  This is why it can have a bad effect on economic development.


【回答】
1. When the population grows too much, statistics show it has a negative impact on the economy.

2. To have a better economy, it's important that people save and invest money.

3. However in growing countries, many families have a lot of children, which raises living costs and makes it difficult for them to save or invest money.

4. This is why it can have a bad effect on economic development.



【質問 No. 23370】 will の持つ可能性(確率)の示唆と、可能性の副詞の共起について 浜田 2023-11-10 14:05:47
 Sawada によれば、<will は未来の will(futurate will)と、推論の will(inferential will)に分類されるが、事実性条件に従うのは後者である。(39a) に含まれている未来の will は、(39b)のように、低い可能性を表わす副詞と共起できる。
(39) a. He will be sick tomorrow.
   b. He will possibly/perhaps be sick tomorrow.

 「認識の法助動詞、その意味するもの -- can, may, must, will を中心として」(林 高宣)*>
 (https://ir.lib.shimane-.ac.jp/ja/list/shimane_creators/H/fd282e5bdafdf383510e1447f4e515cf/item/6075)

 これについて、質問させてください。

(1) つまり、will possibly に関しては、その確率(可能性)は、possibly の持つニュアンスである → 「もしかしたら」 (30%程度)になる、ということでしょうか?

(2) では、39a の場合、ただ未来を表していて、その確率については、何ら示唆しえないのでしょうか。 will は may や might よりの可能性が高いと習ったと記憶しており、調べてみると、そのように記述するものもあります。
 (https://www.voanews.com/MediaAssets2/classroom/article_media/efl7_teacher.pdf)

 それとも、will 単独であれば、高い可能性を示すが、will に可能性を表す副詞が共起するときには、その副詞の持つ可能性のニュアンスになって、will 自体は、可能性を示さないということでしょうか。






【回答】
 私も引退して、二十年以上になるので、最近の言語学会の動きなどには、疎くなっております。質問者のおっしゃっているのをみていると、昔懐かしい論理の展開が垣間見られて、懐かしい思いですが、現在では、主に、受験英語程度の質問にお答えしているだけで、その後の研究には、追いついていませんので、残念ながら、ご質問に積極的に関わることに躊躇せざれを得ないのです。ご質問の中で、おっしゃっていることは、理解はできますが、判決(?)を提示するところまではいきません。こちらが、なるほどと、感心させられるのみで、高みからのお答えは、できない状態です。どうか、ご容赦の程をお願い致します。



【質問 No. 23369】 なぜ、未来を指す仮定法過去は使えないのか?(追加質問) ジョン 2023-11-10 18:28:51
 I don’t think he will stop by my office. But if he (     ) while I’m out, give him more information about that. (聖マリアンナ医科大学の入試問題から)

 <この問題で、@ の came を選ぶと、そんなことはり得ないが、という意味になってしまいます。それに対して、B の should come には、「万が一、~ だとしたら」という、現実性が残っている表現なので、OKなのです>という回答をいただきました。ありがとうございます。

 ここで came を使って、「そんなことはり得ないが、外出中に、彼がもし来たら」としてはいけない理由は、前文「オフィスによるとは思わない」からして、彼が来る可能性がほぼ0とは思っていないからですか? それとも、主節が命令文だから、条件節に現実性のない仮想的な条件は、来れないからですか?


【回答】
 確かに、おっしゃるように、そんなことはあり得ないが、として came を使わない理由は、オフィスに寄るとは思わないから、という含みもあると思いますが、後に続く「命令文」があるから、というのにも、その理由の幾らかはあると思いますが、とにかく、「万が一、~ ならば」という時には、If ~ should ... という構文が使われる、という英米人の「無意識の感覚」があるからだ、と思われます。英語は、理屈で覚えるよりも、感覚で覚える、と言われるように、英語表現全体に、「慣用」(general practice = common usage) というものがある、という風に、覚えてください。


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