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【質問 No. 23221】 had better do の had が「過去形」の理由について あっちゃん 2023-10-23 15:42:41
 NHKラジオ講座での一文です。

 We had better clean up the kitchen before Mom <get's>(→gets) back.
 「お母さんが戻ってくる前に、キッチンを片づけた方がいいですよ」

 この <had better> については、「〜した方がいいですよ」と、「そうしないと困ったことになる」という切迫感がある提案・お薦めという解説でした。しかし、なぜ過去形の<had>になるの解説がなかったのでわかりません。過去形であると「控え目」な提案・お薦めとなりますが、切迫感があるのに「控え目な提案」はないと思います。それとも仮定法と関係があるのでしょうか?

 よろしくお願いします。


【回答】
 ご質問の had better do ~ は、「~ した方がいいですよ」という意味ですが、日本語で、なぜ、「~ する方がいいですよ」と、現在形で言わないのか、という質問を受けたら、あっちゃんは、どう答えますか? それと同じ質問を、あっちゃんは、私にしていることを、思い出してください。日本語で、「した方がいい」という時の「した」という「過去形」は、「仮定法」の過去形で、「~ しないよりは、した方が良い」という意味の「仮定法過去」なのです。ですから、had better do ~ とは「~ した方が、ベターですよ」という「仮定法過去」の形をとどめた「慣用表現」なのです。


【質問 No. 23220】 英文の意味について Brian 2023-10-23 09:41:47
 よろしくお願いします。

 It is true that many boys pick up less social cues than their female counterparts. That <girl>(→girls) make more serotonin and oxytocin, so they are calmer and more interested in emotional connection. Boys mature more slowly than girls and girls have more of their cerebral cortex defined for verbal function. (中略) Boys, on the other hand, have more of their cerebral cortex defined for spatial relationships.

 3文目について、more of と of がついているのは、なぜですか。much more money などと表現しますが、much more of money という表現は、聞いたことがないです。defined for という表現も、調べても出てきません。defined as なら、いくらでも出てくるのですが・・・。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「男の子は、女の子より、社交上の(無言の)合図に気づくことが、少ないということは、本当です。また、女の子の方が、神経伝達物質のセロトニンと、オキシトシンホルモンを、より多く分泌するので、男の子よりも、穏やかで、情緒的関係に関心が強い、というのも、本当です。男の子は、成長が遅く、女の子の方が、言語機能に特化した大脳皮質の量が多い。一方、男の子は、空間関係に特化した大脳皮質を、より多く持っている」ということで、more ~ と、more of ~ との違いは、前者は「より多くの ~」という形容詞ですが、後者は「~ を、より多く(持っている)」ということで、後者の more は、名詞的に使われているのです。例えば、He has taken <more> stolen money. 「彼は、より多くの、盗んだ金を、取った」と言うよりも、He has taken <more of> the stolen money. 「彼は、盗んだ金のうち、より多くを取った」とした方が、論理的で、英語らしい表現になるのです。

 また、be defined as ~ は、「~ と定義されている」という意味ですが、be defined for ~ とは、「~ に特化している」という意味なのです。



【質問 No. 23219】 worth の用法について Yuuki 2023-10-23 06:36:28
 Clearly, he had decided at some point that I was not worth masking his flaws for.

 英文の意味が、いまいち理解できません。for の目的語が、何になるのかも、教えて頂きたいです。

 よろしくお願いします。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「明らかに、彼は、ある時点で、私が、彼の欠点を、隠してもらえるような、頼りになる人間ではないことに、気付いたのです」ということで、worth の使い方は、What is worth doing at all is worth doing well. = If a thing is worth doing, it is worth doing well. 「少しでもやってみる価値のあることなら、立派にやる価値がある」というふうに、It is <worth> doing. 「それは、やる価値がある」というふうに、worth は「形容詞」ですが、目的語を取る、珍しい言葉なのです。さらに、ここでは、I was not worth masking his flaws for. となっているのは、I was not worth masking his flaws for him. 「私は、彼のために、彼の欠点を隠してくれる(ほどの)価値のある人間ではなかった」という文の for him の him が省略された構文なのです。例を挙げると、He is not worth praying for (him). 「彼は、祈ってあげる価値がない」という時の for なのです。English is hard to study (English). の場合と同じく、study の目的語が省略されるのは、主語が English だから、というのと同じなのです。それが、He is not praying for (him). の him の省略につながっているのです。


【質問 No. 23218】 ご意見を伺います。 池下 2023-10-23 06:10:32
 21日(土)の民放某局で、著名なジャーナリストが司会をつとめる番組で、日本人の英語下手に関して、次のようなやり取りがありました。

タレント(女性): This is a pen. なんて、使ったことがない。
ジャーナリスト: 少なくとも、This is a pen. なんて、要らないよね。見ればわかるんだから。

 私は驚きました。私は巷間よく批判されている、This is a pen. や、My name is Kimura. とかが不要だ、とは思いません。むしろ、それらを使用する機会の欠如こそが、問題ではないか、つまり、教室でしか使わない英語環境こそが、問題ではないか、と思います。

 また、This is a pen. を「見ればわかること」として軽んじることは、それを活用した、This is what you should do today. の理解を難しくしているのではないか、とも思いました。

 件のジャーナリストの話す英語を聞いたことがあります。たしかに上手とは言えない代物でしたが、日本の英語教育に対するそういった謬見が、多少は影響しているのではないか、とさえ思いました。

 先生は、この件について、どうお考えですか?


【回答】
 ご意見、尤もと、感じました。いわゆるジャーナリストなどは、話を誇張しているのだと思います。確かに、彼らが言うことには、一理はあると思われます。それは、かつての英語教育が、This is a pen. My name is Kimura. といった、英語の基本形から始まったことを、揶揄しているのですが、なぜ、それが悪かった、役に立たなかった、と言う結論に、なってしまったのには、理由があるのです。

 私の考えでは、This is a pen. を、ただ鉛筆を見せて、「これは、鉛筆です」とだけ教えたことに対する不満が、あるのだと思われるのです。私も、This is a pen. My name is Kimura. から、英語を始めた1人ですが、おっしゃる通り、これは、英語の基本中の基本であって、これから始めなければ、英文の構造を理解することはできない、と思います。問題は、This is a pen. で終わってしまった、というところにあるのです。本当は、この英語の基本を、色々な品物の名前を英語で教えたのちに、Is this a pen? という疑問文に入り、生徒に、本を見せながら、Is this a pen? と尋ねて、No, it is not a pen. It is a book. といった、英語の基本的な表現を、徹底的に、覚えさせる努力と、忍耐が、教師の側になかった、ということに尽きるのです。

 次に問題なのは、I am a teacher. You are a student. から初めて、これも、上と同じように、Am I a student? と質問し、No, you are not a student. と答えさせ、その後で、Then, what am I? と尋ね、You are a teacher. と答えさせる練習を、口が酸っぱくなるほど、生徒と共に、繰り返し、繰り返し、言いながら、理屈ではなく、生きた言葉としての運用を、徹底的に、覚えさせることが、今までの教育では、足りなかったのだ、と私は、考えています。生徒は、最初は、混乱するかもしれませんが、忍耐強く、何度も、何度も、繰り返して、この種の英語の基本を、身につけさせておけば、日常の会話だけでなく、TOEIC や、TOFLE などの Listening や、面接などで、慌てることもなくなるのです。うろいろしている外国人を見かけたら、Hi, are you in trouble? Let me show you how you can get to the station. などと、気軽に、親切を施すことも、できるようになるのです。そういう意味で、This is a pen. が、いかに応用の効く英語のパターンにつながっているかを、理解するに至るのです。私は、日本の英語教育では、口頭英語の、徹底した練習が、絶対に足りないのが、最大の問題だと、思っています。



【質問 No. 23217】 英作文の添削依頼 zoro 2023-10-22 18:19:14
 英作文をお褒め頂きまして、ありがとうございます! また以前書いた作文から、書き直したいものがありましたので、よろしくお願い致します。

 Will fossil fuel <still>(→still be) <world's>(→the world’s) main source of energy?

 「私達は、否応なしに、化石燃料に降伏するしかない。化石燃料の使用にはメリットがある。少ないコストで大量のエネルギーを取り出すことができ、 さらに運搬・貯蔵が容易であるため、使用する際の総合的なコストが安くなりやすいのも利点の一つである。結局のところ、一般の人が出来ることは、電気やガスを節約し、無駄使いをやめることである」
 We have willy-nilly surrender fossil fuel, because there is a merit to use fossil fuel in that a huge amount of energy can be extracted with little cost. Moreover, it is another beneficial that it can save general cost when using. In conclusion, what ordinary people can do is to stop wasting electricty and gas at home, and save them.

 本日も、よろしくお願い致します。


【回答】
 We have to willy-nilly surrender to fossil fuel because there is a large merit in using fossil fuel in that a huge amount of energy can be extracted from it with less cost. Moreover, there is another benefit to fossil fuel in that we can save a huge cost from using it in terms of its importation and storage. Under these circumstances, what we ordinary people can do will be to stop wasting electricity and gas at home and save them.



【質問 No. 23216】 Find? found? Yu 2023-10-22 16:36:40
1. Who <found> a towel on my bed? は、found なのに、
2. What did my mother find on my bed? が、find なのは、なぜですか? 両文章ともに「過去」について聞いてるのに、どうしてでしょうか?


【回答】
 おっしゃる通り、両方とも「疑問文」なのですが、Who と、What の働きが異なり、Who は、「誰が」という意味の「主語」になっているので、疑問文にする場合、主語と動詞をひっくり返す必要がありませんが、What は、「目的語」になっているので、my mother <found> の found を、my mother の前に出さなければ、疑問文になりません。そこで、「何を」(What) と言ってから、my mother found を、<did> my mother <find> という風に、疑問文にするために、found を、did と find に分解して、助動詞の did を、my mother の前に、出したものなのです。


【質問 No. 23215】 operate の解釈について Brian 2023-10-22 14:20:10
 よろしくお願いします。

 Brain volume based on fossil records does not tell you how the internal microstructures are organized or operating.
 「化石の記録に基づく脳の容量からは、どのように内部の微細な構造が組織され、操作されているかはわからない」

 この和訳について、are operating の訳が、「操作されている」となっていますが、私は、これが誤りだと思います。「働いている」とするのが適切だと思うのですが、どうでしょうか。


【回答】
 英文和訳というものは、人によりけりで、まさに “十人十色” なのです。ですから、英文の構造さえしっかりと抑えてさえいれば、細かな語句の選択は、自由なのです。英文が受動態で書かれているからといって、日本語でも受動態に訳さなくても、いいのです。むしろ、あまりにも直訳すぎると、全体の意味が曖昧になってしまうこともあるのです。ご質問の are operating にしても、「機能している、働いている、操作されている」などの中から、訳者が、全体を見渡して、どちらかに決めれば、良いことなのです。細かいところに拘って、本筋を失う、いわゆる「コッパ拾いの、材木流し」にならないよう、気をつけるべきです。


【質問 No. 23214】 fewer と fewest について kazu 2023-10-22 11:42:02
 いつも、大変お世話になっております。few の比較級、最上級を使った英文を見たことがないので、お手数をおかけしますが、例文を、いくつか書いていただけますと幸いです。

【回答】
1. There are <few> violinists as skilled as she. 「彼女ほどの腕のいいバイオリニストは、わずかしかいない」
2. Children have <fewer> teeth than adults. 「子供は、大人より、歯が少ない」
3. The number of students in our school is the <fewest> in the country. 「私たちの学校の生徒数は、国内で、最小です」



【質問 No. 23213】 a paper の定義について 明石 2023-10-22 09:20:56
 いつも、お世話になっております。「英英辞典」の paper の語義が、以下のようになっています。

 a piece of writing or a talk about a particular subject
 
@ or で繋がれているのは、writing と a talk でしょうか? それとも、a piece of writing と a talk が並んでいるのでしょうか?
A また、訳は、どうなりますか?


【回答】
@ この句の構造は、[a piece of writing] or [a talk] about [a particular subject] なので、or は、a piece of writing と、a talk を、繋いでいるのです。

A 訳は、「ある特定の話題に関する、一片の文章、または、講話」となります。



【質問 No. 23212】 andで繋いだ2文合成における省略 260点頑張ろう 2023-10-22 09:10:53
 「No. 23206」に、例文をつけて、再投稿いたします。テスト問題からの抜粋のため、和文は手元にあり不要です。

@ The rear entrance will be closed and will not <access>(→be accessed until) next Monday.
 ⇒The rear entrance will be closed and not <access>(→be accessed until) next Monday.

 上記のように、and の後は、will だけを省略して表記できますか? (1. 文意に、あやふやな部分が出る/誤解を招く/読みにくいので省略しない) 2.そもそも、文法ルールで不可)

A The rear entrance will be closed and will not be accessible <next>(→until next) Monday.
 ⇒The rear entrance will be closed and not accessible next Monday.
 
 上記のように、will も be も省略して表記しますか? (1. 文意に、あやふやな部分が出る/誤解を招く/読みにくいので、省略しない。2. そもそも、文法ルールで不可)




【回答】
 今度は、よくわかりました。質問は、いつも、このように、例文を添えて、していただきたいです。

@ については、and 以降の will は、省略しない方がいいでしょう。選択肢で言えば、「読みにくいので、省略しない」に当たります。

A については、前半の will be closed に合わせて、will not be accessible という風に、「助動詞+形容詞」の並立なので、will be は、省略可能となります。



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