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【質問 No. 23141】 「S V O C」の文型を作る動詞について たま 2023-10-14 07:08:08
 【質問 No. 23127】へのご回答、ありがとうございました。関連する質問です。

 notice のような「知覚動詞」は、find のように「形容詞」を「目的補語」に使うことは出来ないのですか? また、使いたい動詞が、教えて頂いたように、目的補語に「不定詞」と「分詞」は取るけれど、「形容詞」は取らない動詞なのか、3つとも取ることが出来る動詞なのかを、自分で調べる方法はありますか? 「S V O C」で使えるのか、「S V O」だけなのかは、辞書に載っている気がするのですが、今回の疑問については、自分で探しきれませんでした。お手数をおかけして、すみません。


【回答】
 英語では、I noticed her <enter> the room. とも、I noticed her <entering> the room. とも言いますが、I noticed her <beautiful>. とは言わない理由は、notice には、誰かの「動き」に気づく、という含意がありますが、beautiful と言った場合は、「美しい」という、誰かの「静的状態」に気づく、という含意は、含まれていない、ということだと、思われます。

 ちなみに、ロングマンの「現代アメリカ英語辞典」で、notice の使われ方を見てみますと、1. の to see, hear, or feel someone or something 「誰か、または、何かを、見る、聞く、感じること」という定義の後に、次のような例文が、掲載されています。

1. I said "Hello," but she didn't notice.
2. You may notice a numb feeling in your fingers.
3. The lifeguard didn't notice that a boy was having trouble in the pool.
4. Have you noticed how often he interrupts people?
5. I noticed them coming, and turned to my work.

 以上のような例文を見る限り、notice が、目的補語として、「形容詞」を使う例が、存在しないだろうことが、わかるのです。一方、find についてみると、次のような例が、発見されます。

1. Are you finding it <easy> to adjust to the culture?
2. I found Stan's comments very <offensive>.
3. Lots of women I know find him <attractive>.

 このようにして、単語の用法を知る方法を、「帰納的方法」と呼び、頭で考えた理屈で推量する方法を、「演繹的方法」と呼びますが、英語の例文にたくさん触れて、その用法を覚える「帰納法」によって、言葉に関する感覚、すなわち、「語感」を磨くことが大事になるのです。
  



【質問 No. 23140】 「文型」の判断の仕方について おまめ 2023-10-14 05:53:18
 お世話になります、おまめです。先日、以下のような英文を見かけました。

 My mother-in-law drove me out of the house. 「姑が、私を、家から追い出した」

 この英文の意味は、分かるのですが、英文の「構造」で、悩んでおります。以下の、2つの解釈を、考えました。

解釈@: SVO+副詞句(=out of the house)
解釈A: SVOC → S(me)を、C(out of the house)の状態にする。

 または、両方とも、解釈としては、可能なのでしょうか?

 どうぞ、よろしくお願いいたします。


【回答】
 ご質問の英文の構造は、[My mother-in-law](S) drove(V) me(O) [out of the house](M). とするのが、一番よい、と思われます。解釈A も、可能性ゼロとは、言えないでしょう。


【質問 No. 23139】 up の用法について Brian 2023-10-14 05:37:40
 よろしくお願いします。

 Time spent online topped five hours per day in 2013 for U.S. adults. That is up from three hours in 2010.

 2文目について構文解析すると、That(S) is(V) up(C) from three hours in 2010(M).となると思いますが、
この up は、「叙述用法」における「形容詞」で、「補語」になっているという理解で、合っていますか。

 「叙述用法」で使われる up の用例が、見当たらなかったため、質問させていただきました。


【回答】
 ご質問の up は、go up 「上に、行く」のように、元々、「副詞」として使われていたものが、「叙述用法」の「形容詞」として、または、「動詞」としてさえも、使われるようになったもので、「叙述形容詞」としての例には、Prices are <up. 「物価が、上がった」や、Soccer is <up> and volleyball is <down>. 「サッカーは、人気が上向きで、バレーボールは、下火だ」などがあります。


【質問 No. 23138】 「be動詞」の原形の使い方について kazu 2023-10-14 05:20:10
 「be動詞」の「原形」は、どういう時に、使うのでしょうか? 参考書に記載されていないので、全然分からないので、お願いいたします。

【回答】
 「be動詞」の「原形」の使い方は、例えば、He <is> here. 「彼は、ここにいる」、という文における is は、be動詞の「三人称・単数・現在」を示す形ですが、「彼は、ここに居るでしょう」と言うときは、「未来」のことなので、「未来」を表す「助動詞」(will) を使って、He <will be> here. となり、助動詞(will)の後なので、「be動詞」の「原形」が使われているのです。

 その他に「be動詞」の原型が使われる場所は、He wants to <be> here. 「彼は、ここに、いることを欲する」というように、to の後で「不定詞」を作るときなどで、to be は、「to不定詞」と呼ばれます。「不定詞」とは、[to + 動詞の原形」で、できているのです。また、「ここに居なさい」という命令文の場合も、Be here. のように、「be動詞」の「原形」が使われるのです。



【質問 No. 23137】 文の構造について カナ 2023-10-13 18:22:05
 問題文の一部分の抜粋です。

 Dr. Matthews has received a (      ) large number ...
 選択肢: (A) surprise (B) surprised (C) surprisingly (D) surprises

 こちらは、品詞問題として出題されており、私は、空所に入る単語は large number という名詞を修飾する形容詞であるとして、(B) surprised を選択しました。
 
 解説には、直後の形容詞 large を修飾する副詞を選択すること、また、(B) では意味が通らないとして、選択肢からは消えることが、記述されていました。今回、なぜ、number ではなく、large を修飾するのか、について説明していただきたいです。

 よろしくお願いします。



【回答】
 質問の文として、文章の一部分を引用すると、このような問題が、発生するのです。恐らく、a large number of comments. といった言葉がついていたものと、想像されますが、そうすると、a (     ) large number of ~ で、「多くの数の ~」という意味になるので、カッコに入るべき単語は、形容詞ではなく、large という形容詞を修飾する「副詞」でなければなりません。そうすると、結論として、large を修飾できる単語としては、「副詞」の「驚くほどに多くの ~」という意味を表す (C) surprisingly が正解となるのです。


【質問 No. 23136】 will の用法について 匿名(→ ニックネームで!) 2023-10-13 17:58:03
 どう考えても、分からないので、よろしくお願いいたします。

 However, this will not be right. 「しかしながら、これは、正しくありません」という文章ですが、However, this is not right. という文章では、駄目ですか?


【回答】
 This is not right. は、「これは、正しくない」という意味で、断定を表していますが、This will not be right. と will を使うと、「これは、正しいということには、ならないでしょう」という意味で、断定ではなく、推定を表しているのです。


【質問 No. 23135】 英文解釈について Yuuki 2023-10-13 17:50:25
 Furthermore, should religious or national authorities in one state suppress the activities or ideas of an innovator, that individual could migrate to a more liberal nation.

 英検1級(23年度、第2回)の英文です。should は仮定法倒置で従属節だと思うのですが、主節に that が付いているのは、何故でしょうか?

 よろしくお願いします。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「さらに、ある国家の宗教当局、または、国家当局が、改革者の活動または思想を抑圧することがあるならば、その個人は、より自由な国家へ、移住する可能性がある」ということで、最初の should から始まる従属節は、「倒置法」によって、助動詞の should が主語の前に出たもので、書き換えれば、If religious or national authorities <should> suppress the activities or ideas of an innovator, that individual <could> migrate to a more liberal nation. という形の「仮定法過去形」となり、現在についての「仮定」を表しています。また、ご質問の that は、普通の指示代名詞で、that individual で「その(当の)個人」という意味を表しているのです。


【質問 No. 23134】 自動詞behaveに続く句について Brian 2023-10-13 16:41:08
 よろしくお願いします。

 I behaved the same way.
 「私は、同じように振る舞った」

 この場合、behave は自動詞であるため、その後に続く the same way は、目的語ではないと思いますが、
目的語ではないならば、一体、なんでしょうか。他動詞として使うとしたら、behave oneself という形になるというのは、知っています。


【回答】
 ご質問の the same way は、このままでは「名詞句」ですが、behave <the same way> などのように、「自動詞」の後で、あたかも「目的語」のように、使われる名詞句を、古代英語の用法に倣(なら)って、「副詞的目的格」と呼び、「時間、場所、距離、尺度、様態」などを表す名詞句として現れます。従って、behave the same way は、behave <in the same way> 「同じように振る舞う」という意味になります。


【質問 No. 23133】 provided ... は、「関係代名詞 + be動詞」の省略なのか? 秋晴れ 2023-10-13 16:08:42
 いつも、勉強させていただいております。ありがとうございます。

 The result will be varied due to the quality of education provided in the seminar.
 「結果は、セミナーで提供された教育の質によって変化する」

 education と provided の間に、which is が省略されているという解説なのですが、過去分詞の provided の「形容詞的用法」という理解は、間違いでしょうか? 過去分詞の形容詞用法とする方が、理解しやすいのですが、「関係代名詞 + be動詞」の省略と理解すべき理由はありますか。教えてください。


【回答】
 ご質問の provided という「過去分詞」が in the seminar という修飾語を伴って、長くなるので、名詞(the quality of educatio) を、背後から修飾する「後置修飾語」となったもの、という解釈が、最も正しいのですが、一般には、education の後に、which is が省略されたもの、という風に説明するのが、便利なので、よく使われるのです。どちらが正しいか、という問題ではなく、どちらにも一理がある、ということです。


【質問 No. 23132】 助動詞による疑問文について 吉住 2023-10-13 12:47:17
 入試問題で、下記の英文中のカッコ内に、選択肢 @ ~ C のいずれかを入れよ、という問題がありました。

 (      ) it be true that 70% of Americans believe in angels?
 @ Can A Must B Does C May

 正解は、@ だったのですが、A と、B がダメな理由は、ありますか? A の場合、「〜というが本当に違いないのだろうか」、B の場合、「〜というのは本当ですか」というような解釈はできませんか?

 よろしく、お願いいたします。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「70%のアメリカ人が、天使の存在を、信じているといことは、本当であり得ますか(一体、本当だろうか)?」ということを意図したもので、その意味に最も違い助動詞は、@ の Can なのです。A の must を使うと、「本当であるはずでしょうか?」という意味になり、B の Does を使うと、Does it be という、不可能な構文になってしまい、C の May を使うと、「本当であるかもしれないか?」という、おかしな意味になってしまうので、どうしても、Can it be true ...? 「それは、本当だろうか?」という意味を表す選択肢が、正解となるのです。


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