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【質問 No. 23004】 a good map の解釈について Brian 2023-09-26 18:06:39
 よろしくお願いします。

 John Smith made a good map of the New England coast, and wrote about the area when he returned to England, which encouraged and supported the British colonization of North America.

 書籍では、1行目の、good map が「詳細な地図」と解釈されているのですが、どうやったら、そのような解釈が可能なのでしょうか。入試では、good map を「質のいい地図、正確な地図」と解釈しても、差し支えはないでしょうか。


【回答】
 ご質問の a good map は、「良い地図」という意味なのですが、ここでは、文脈に合わせて、「詳細な」と“解釈”したわけですから、必ずしも「詳細な地図」という訳語にこだわる必要はありません。「よく描かれた地図」で十分なのです。入試では、訳語には、あまり拘泥しませんので、ご心配なく!


【質問 No. 23003】 仮定法について Brian 2023-09-26 17:59:59
 よろしくお願いします。

 I would appreciate it if you would send me a brochure.

 これは、仮定法過去の文章かと思いますが、if節は、if you sent me が適切かと思ったのですが、would send の方が適切なのでしょうか。また、もしそうなら、それは、なぜでしょうか?


【回答】
 ご質問の英文を、「直説法」で書くと、I will appreciate it if you will send me a brochure. となりますが、これでは、あまりにも“ぶっきらぼう”なので、「仮定法過去形」にして、「丁寧さ」を表したものなのです。しかし、これを、単に、if you <sent> me a brochure と「型通りに」したのでは、「丁寧さ」が失われてしまうのです。つまり、if you would の would は、「丁寧さ」を表す助動詞なのです。


【質問 No. 23002】 状態動詞について 高校生 2023-09-26 05:08:52
 学校の授業で、「would は、動作動詞とは一緒に使うが、状態動詞とはあまり使わない」と習いました。これは、どうしてでしょうか? 「状態動詞」自体、あまり理解できていない自分もいて、先生が普段ご説明になる「状態動詞」とは、何かを教えていただきたいです。

 ちなみに、この疑問が生じた英文は、「世の中から犯罪がなくなればいいのに、と思う」を英訳する問題で、私は、I wish there <would be> no crime in the world. と、未来の要素を入れて答えたつもりでしたが、would be の部分は、were でいいとのことで、別解で、crime を主語にした場合は、I wish crime <would disappear> in the world. などがあり、こちらの方は、would を使うのに、「どうして?」と思ってしまいました。


【回答】
 先ず、「状態動詞」について説明しますと、be動詞(~ である)、have(~ を所有している)、live(住んでいる)、know(知っている)、belong(属している)、seem(~ のように見える)などのように、「まるで進行形」のような意味を表す動詞を「状態動詞」と言うのです。その他、ほとんどの動詞は、「動き」や、「行為」などを表すので、「動作動詞」ということになります。

 次に、「世の中から、犯罪がなくなれば、いいのに」を英訳する場合、I wish there <were> no crimes in the world. のようになり、would be とする必要はないのです。would を使いたい場合は、I wish crimes <would> disappear from the world. のようになります。なお、crime は、このような場合、総称を表す複数形にするのが普通です。



【質問 No. 23001】 Everything should be made as simple as possible, but not simpler. について 山岸 2023-09-26 04:34:53
 いつも、ありがとうございます。

 Everything should be made as simple as possible, but not simpler.

 これは、アインシュタインのものとされる言葉ですが、最後の部分の but not simpler の解釈が、よく分かりません。「ものごとは、できるかぎりシンプルにすべきだ。しかし、シンプルすぎてもいけない」と、一般的に和訳されていますが、not simpler が、何故、「シンプルすぎてもいけない」という意味になるのでしょうか?

 機械翻訳にかけたところ、「すべてはできるだけ簡単にすべきだが、それ以上に簡単にしてはいけない」と訳されましたが、not simpler (than that) 等が、省略されているとみるべきでしょうか?

 ご教示よろしくお願いいたします。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、その通りですが、英文の but not simpler の部分を、省略せずに書けば、次のようになります。..., but (should) not (be made) simpler (than it is) necessary.


【質問 No. 23000】 文法について 佐藤 2023-09-25 12:48:31
 前回は、ありがとうございました。

 It was Plato who originally suggested that the mind was separated into two parts: a rational, logical part and an emotional part. He argued that when making decisions we should try to use the rational part of the mind and keep our emotions under control. He thought that emotions were a negative influence when making decisions. Despite being accepted for thousands of years, recent work by scientists has come to some very different conclusions that require us to rethink our Platonic decision-making model.

 第2文と、第3文の when making decisions は、なぜ、「過去形」ではなく、「進行形」なのでしょうか?


【回答】
 ご質問の when making decisions とは、when (we are) making decisions の we are が省略されたという見方と、when を、前置詞の in と同様に考えて、in making decisions 「決定をする際に」という意味にとる見方の2つがあります。前者の場合は、現在進行形になりますが、後者の場合は、making が「動名詞」になるので、「時制」はありません。現在形とも、過去形とも解釈ができるのです。

 ところで、仮に、when making decisions を、when we are making decisions と解釈した場合は、「現在進行形」になりますが、この場合の現在形は、時制を離れて、一般論として述べているので、「時制の一致」の制限を受けないのです。つまり、「何かの決定を行う際には、(心の合理的な面を使うべきである)」といった読みになるのです。



【質問 No. 22999】 関係代名詞について 福田 2023-09-25 10:09:11
 質問いたします。

 It is true that there is a competitive element in success no matter what a man's profession may be, yet at the same time the kind of thing that is respected is not just success, but <that>(→削除) excellence, whatever that may be, to which success has been due. A man of science may or may not make money; he is certainly not more respected if he does than if he does not. No one is surprised to find an eminent general or admiral poor; indeed, poverty in such circumstances is, in a sense, itself an honor.

 the kind of thing that is respected の関係代名詞 that は、the kind と thing の、どちらにかかっていますか?

 宜しくお願いします。


【回答】
 ご質問の部分を含む the kind of thing that is respected is not just success but excellence to which success has been due の意味は、「尊敬されるのは、単なる成功ではなく、成功の元となった卓越性なのである」ということで、the kind of thing は、種類か、事柄か、の選択ではなく、両方を合わせた「(尊敬される)もの」という意味なのです。例えば、That's not the kind of thing I wanted. と言えば、「それは、私が欲しかったようなものではない」という意味になり、the kind of ~ で、「~ のようなもの」という意味になるのです。


【質問 No. 22998】 前置詞の有無について hisako 2023-09-25 08:46:16
 いつも、分かりやすいご回答、ありがとうございます。今回は、以下の質問です。

ア I remember the school trip which I went to Kyoto on.
イ I remember the school trip which I went to Kyoto.

 上の2つの文のうち、ア が正しい文法と思われますが、イ は間違いになりますか。


【回答】
 ア が正解と思われますが、通常、関係代名詞を省略した場合に、前置詞を文末に回すことになっているので、正確には、I remember the school trip I went to Kyoto on. とすべきです。イ については、関係代名詞を残すのであるならば、on which とするのが、正しいのです。


【質問 No. 22997】 as <typically American> の、as の品詞について Brian 2023-09-25 05:37:40
 よろしくお願いします。

 Even today, many people think of New England towns, with their white churches and shared green fields (originally used for feeding cattle and as an open-air meeting place), as “typically American.”

@ shared green fields の、上手い訳し方がわかりません。

A 最後の、as “typically American” の as は前置詞ですか。もしそうだとしたら、後に続くのは名詞のはずが、副詞と形容詞になっているのですが、それはなぜですか。


【回答】
 ご質問の英文の意味は、「今日でさえも、多くの人は、白い教会と、共有地としての緑地帯を、“典型的にアメリカ的”と、考えていますが、元々は、この広場は、牛の餌場として、あるいは、野外の集会場として、使われたものだったのです」ということで、

@ shared green fields とは、「地域共有の、緑地帯」ということです。

A as "typically American" 「典型的に、アメリカらしいもの”として」という意味で、as は、引用符で囲まれた typically American を「名詞相当語」として従えた「前置詞」なのです。



【質問 No. 22996】 【質問 No. 22994】 文頭の形容詞について(お礼) 山岸 2023-09-25 05:17:49
 【質問 No. 22994】 で、文頭の形容詞について質問しました山岸です。早々にご回答いただき、ありがとうございました。独立分詞構文の It being が省略されることがあるのですね。勉強になりました。いつもありがとうございます。また、何かありましたら、よろしくお願いいたします。

【回答】
 文頭の Most surprising and galling, researchers found that ... という構文では、最初の「形容詞句」が、浮いてしまいますが、よくあるパターンで、<As it was> most surprising and galling, ... という意味なので、省略ということになれば、この意味を表す It being (most surprising and galling), ... とせざるを得ないわけです。

 ところで、毎回、回答に対する「お礼」は、無用なのですが、このような形で、改めて、質問を見直す機会になります。こちらこそ、ありがたく存じます。



【質問 No. 22995】 storm は、可算名詞か? on my way 2023-09-25 05:04:29
 こんにちは。お久しぶりです。お世話になります!

 There will be a storm tonight.
 「今夜は、嵐でしょう」

 このような例文があったのですが、storm は「可算名詞」なのでしょうか。rain などの天気は、不可算名詞だと思っていたので、ご教示ください。


【回答】
 ご質問の storm は、<A storm> hit the town. 「嵐が、町を襲った」という風に、「可算名詞」として使われます。一方、rain は、It looks like <rain>. のように、通常は「不可算名詞」ですが、形容詞がつくと、There was <a heavy rain> last night. 「昨夜は、大雨だった」のように、「可算名詞」として使われます。


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