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【質問 No. 22381】 find の意味について のん 2023-07-21 10:11:39
 初めて、質問させていただきます。宜しくお願いします。まずは、英文を引用します。

 Just last year, a systematic review of studies looking at long-term consumption of coffee and the risk <cardiovascular>(→of cardiovascular) disease was published. The researchers found 36 studies involving more than 1,270,000 participants. (竹岡広信著『入門英文問題精講』から引用)

早速質問なのですが、第二文(The researchers found 36 studies involving more than 1,270,000 participants.)の文型はどうなるのでしょうか? また、ここでの found の意味は何でしょうか?

 私は、「第五文型」(SVOC)だと思います。なので、訳は「その研究者らは、36の研究に127万人超の参加者が関わっていると気づいた」だと思いました。ところが、参考書では、「その研究者は、127万人超の当事者がかかわった36の研究を見つけたのだ」と書かれております。そして、どうも文型は「SVO」に解釈していると思われます。なので、involving は「分詞」と解釈なさっているようです。しかし、私には、この引用文だけでは、私の訳でも問題ないように感じます。

 改めて質問ですが、第二文の「文型」と、found の意味、また訳を教えて下さい。宜しくお願いします。



【回答】
 ご質問の英文の意味は「ちょうど昨年、コーヒーの長期摂取と心血管疾患のリスクを調査した研究の総点検が発表されました。研究者たちは、127万人以上の参加者を含む36件の研究を発見しました」ということで、ご質問の 箇所の構造は、[The researchers](S) found(V) [36 studies](O) [involving more than 1,270,000 participants](Adjective modifying 36 studies). から成る「第3文型」と解釈するのが一番自然と思われますが、おっしゃるように、[The researchers](S) found(V) [36 studies](0) [involving more than 1,270,000 participants](0). から成る「第5文型」と解釈することも不可能ではありません。確かに、文型としては、そのような解釈も可能ですが、ここでは、それでなければならない、ということはなさそうです。


【質問 No. 22380】 world について 2023-07-21 06:12:00
 as much as 99 percent of the world の world は、「可算名詞」ですか? それとも「不可算名詞」ですか? また、その理由を教えてください。

【回答】
 ご質問の英語は、「世界の99パーセントの量」といった意味にとれますが、何の話をしているのかは、文章の形でないと、分かりません。なお、world は、「世界」という意味の名詞ですが、唯一のものであるため、「可算・不可算名詞」を決めることはできません。world が「世界の人々」を意味するのか、「世界の土地」を意味するのか、によっは、可算・不可算が決まります。


【質問 No. 22379】 SVOC文型について。 岐阜HK 2023-07-21 09:01:05
 前回のご回答ありがとうございました。 再度、安藤貞雄・澤田治美編「英語学入門」(開拓社)から質問させていただきます。p. 98 から p.101 にかけて、概ね、次のようなことが書いてあります。

<SVOC型について: 学校文法では、この文型とされている動詞は、次のようなものである。
 a. want型、b. believe型、c. make型、d. see型、e. force型、f. promise型
 この中で、厳密に「SVOC型」と言えるのは、e. force型のみである。a - d は、実は、SVO型であり、f. promise型はSVOO型である。>

 a-d をSVO型とするのは、I want [it (to be) done at once].では、[   ]内が埋め込み文で埋め込み文全体がOの働きをしている、からだそうです。
 では、e. force型はどうかというと、John forced Mary [PRO to be careful]. (PROは不定詞の意味上の主語)のように構造を分析しており、[Mary]が独立したOであり、[PRO to be careful]も独立したCである。だからSVOCと言える、とのこと。

 これは、私には新しい考え方でした。これまでの私の知識では、不定詞の意味上の主語は Mary で、John forced [Mary to be careful].と構造を分析しますので、a-d型と全く変わらないと思っていました。ところが、[Mary to be careful]は、イエスペルセンの言う「ネクサス関係」でもなく、生成文法の言う「小節」でもなく、このように1つの塊とは考えない、とのことでした。

 英語学ではこの考え方が一般的なのでしょうか? 先生のご意見を賜りたいと思います。



【回答】
 先ず、第一に知っておかなければならないことは、「変形文法」(Transformational Grammar)の創始者である Naom Chomsky による英語の構造の中には、いわゆる学校文法で、「S V O C」から成る「第5文型」は認められておらず、このような文型は「S V O」の文型から、“派生”されたものとされている、ということです。

 例えば、I believe him honest. 「私は、彼が、正直である、と信じています」という文は、
1. He is honest.
2. I believe that.
3. I believe that he is honest.
4. I believe him (to be) honest.
というような、process 「過程」を経て、単一文になったものである、と分析されているのです。ですから、I believe him (to be) honest. というような文は、いわゆる「単文」(Simple Sentence) ではなく、「深層構造」においては、that を含む「複文」から“変形作用”(この場合は、inbedding transformation)によって、単文化したものとされているのです。つまり、I believe him honest. という文は「変形文」であるので、この種の文を英語の基本文(basic sentence structure)としては、認めない、ということになります。

 しかし、いわゆる「学校文法」(School Grammar)が成立した19世紀後半から20世紀にかけて、英文の「表層構造」を分析対象としたために、結果として、現在、我々がよく言う「英語の5大文型」が成立したのです。その理由としては、英語では、中世紀から始まった「格による屈折」が消失したために、文の意味を取るにあたっては、「語順」が重要視されることになり、後順によってしか、文の意味を捉えることができなくなってしまったために、「文型」という“枠”が、重要視されるようになったわけです。ですから、フランス語や、ドイツ語など、「屈折」を持つ言語世界では、文中における語の意味は、屈折によって明示しされるので、「文型」というものが存在しないのです。



【質問 No. 22378】 英文解釈について masa 2023-07-21 06:00:29
 いつもお世話になります。先生、連日の炎暑ですが、お変わりなくお過ごしでしょうか。毎回、迅速なご回答ありがとうございます。さて、下記の英文について教えて下さい。

@ She's come a long way since the last time you saw her play. You should come to her next concert and see for yourself.
日本語訳: 「彼女は、君が前に見た時よりも、演技がものすごく上手くなっているよ。次のコンサートに行って、自分の目で確かめてみなよ」

 2人の会話で、一方が相手に公演を見に行くことを勧めているのですが、上記英文に"come"が使われています。よくあるパターンで、自宅で母親が子供に夕食の準備ができ、子供に声をかけたら、子供が I'm coming. と応えるシーンがあります。その場合、子供自身が「今、行くよ。」と言って、come を使っています。しかし、上記の英文では、話している相手に、You should come to ~ と言っています。もし、自分だったら、You should go to ~ と言ってしまいます。なぜ、ここで、come を使う必要があるのでしょうか?

A These seals, which adorn the new Salt & Straw upcycled flavors, raise awareness with consumers that the company making the food used such ingredients.

 日本語はありません。上記英文の後半部分、..., raise awareness with consumers that the company making the food used such ingredients についてです。まず、that を「同格」と捉えて良いでしょうか?
 次に、that 以降の英文ですが、used は、food を、making は company を修飾している分詞と考え、「そのような原材料が使用されている食品を製造している会社」と訳し、「そうした会社に対する消費者の意識を高める」と訳してみたのですが、良いでしょうか?

 以上、ご回答の程、よろしくお願いいたします。




【回答】
@ You should <come> to her next concert and see for yourself. とは、「あなたも、次のコンサートに来て、自分の目で確かめるといいよ」という風に、自分が、相手よりも、コンサートの側に“感情移入”して述べていることを示しているのです。もし、You should <go> ... としたら、最早、相手を自分の仲間とは意識していないことを“暗示”することになってしまうでしょう。

A の意味は「新製品の Salt & Straw 社のアップサイクルされたフレーバーに描かれた、これらのシールは、その食品を製造している会社が、そのような原料を使用しているという、消費者の意識を高めることになっています」ということで、全ておっしゃる通りの解釈でOKです。



【質問 No. 22377】 Glushko, however, used his connections in について zoro 2023-07-20 19:11:42
 先生、前回のご回答ありがとうございました。昨日の文章の続きから、質問をよろしくお願い致します。

 Glushko, however, used his connections in government to organize a parallel project that diverted already scarce resources away from Korolev's plan.

 Eventually, the organizational problems and policy failures of the Soviet space program culminated in the rocket it intended to use to take astronauts to the moon experiencing disastrous technical failures, allowing the United States to complete its own moon mission.

(私訳)「しかしながら、Glushko氏は政府との繋がりを、Korolev氏の計画から、すでに不足した資源をそらす、並行したプロジェクトを組織化するために利用した。ゆくゆくは、組織的な問題とソビエトの宇宙プログラムの政策の失敗が、宇宙飛行士を、悲惨な技術的な失敗をした月へ送り込むために使用することが目的であった、ロケットとなり、アメリカ合衆国は月面飛行任務を完了した」

 culminated in the rocket it intended to use とは、culminated in the rocket (that)it intended to use という意味で、it は、the rocket を指しているのですか?

 本日もよろしくお願い致します。


【回答】
 ご質問の英文の意味は「しかしながら、グラシュコは、政府のコネを利用して、コロレフの計画からすでに目減りしていた資源を転用した平行プロジェクトを組織した」
 「結局、ソ連の宇宙計画の組織上の問題と政策の失敗によって、宇宙飛行士を月に連れていく為に使用しようとしていたロケットが、悲惨な技術的失敗を経験するという形で終わることになり、その結果、米国の独自の月面任務完了を許すということになった」ということで、culminated in the rocket it intended to use ... experiencing disastrous failures とは、「それ(ソ連の宇宙計画)が利用しようとしていたロケットが、悲惨な失敗を犯すという、結果に終わった」ということで、rocket が「意味上の主語」で、その意味上の述語が experiencing という構文になっており、分詞 experiencing が、独自の主語を持った、「独立分詞構文」になっているのです。非常に分かりにくい構文です。



【質問 No. 22376】 be forgotten about について T_Y 2023-07-20 12:12:39
 毎度、お世話になっております。

 That has been forgotten about. 「それは、忘れ去られてしまった」

 上記の about は「副詞」になるのでしょうか? 「受け身」になっているので、forget は「他動詞」だとすれば、「前置詞」は、いらないと思うのですが・・・。何故、about が付いているのか、良く分かりません。about の有無で、意味が変化するのでしょうか?

 ご教授を、お願い致します。


【回答】
 ご質問の英文は、People have <forgotten about> that. の「受動態」で、forget about ~ で「~ を、忘れる」という意味の「他動詞」と考えた場合の forget about が繰り返されて、That has been <forgotten about>. となったものなのです。なお、That has been forgotten. だけの文の意味は、「それは、忘れ物とされている」といったことになってしまいます。つまり、他動詞 forget は「(傘などの)物を忘れる」という意味になるので、「記憶がなくなる」という場合は、be forgotten about となるわけです。


【質問 No. 22375】 「法務局」の英訳について 五輪 2023-07-20 11:56:11
 「東京法務局八王子支局」は、どのように表せばいいですか?

1. Tokyo Legal Affairs Bureau, Hachioji Branch District Legal Affairs Bureau
2. Hachioji Branch District Legal Affairs Bureau, Tokyo Legal Affairs Bureau
3. Hachioji Branch District Legal Affairs Bureau of Tokyo Legal Affairs Bureau

 法務省の公式サイトでは、以下のようになっています。

1. 法務局 Legal Affairs Bureau
2. 地方法務局 District Legal Affairs Bureau
3. 支局 Branch District Legal Affairs Bureau
4. 出張所 Branch Office



【回答】
 最も簡単な名称としては、日本語の語順と同じく、Tokyo Legal Affairs Bureau, Hachioji Branch とするのがよいと思いますが、Hachioji Branch を、カッコに入れて、Tokyo Legal Affairs Bureau (Hachioji Branch) としてもよいかと、思います。何処にあっても、「東京法務局」であることに、変わりはないわけですから、カッコに入れた、2番目の言い方が最適かもしれません。


【質問 No. 22374】 文法について りんご 2023-07-20 09:00:26
 初めて、質問させて頂きます。宜しく、お願い致します。

 I can't remember (      ) it was that I was supposed to tell you.
 「君に、何を言わなければならなかったか、を思い出せない」

 この(       )に入るものを、what/that/which から選べ、という問題です。答えは、what なのですが、いまいち、この文の構造が分からず、手が付けられずにいます。この文の従属節内は、どんな構造なのか、なぜ、他の2つが答えでないのか、を教えて頂きたいです。宜しくお願い致します。


【回答】
 先ず、I can't remember what it was の意味は、「それが、なんであったかを、思い出せない」ということで、it は、It is ~ that ... 「... であるのは、~ である」という構文から成り立っているのです。この構文の It は「形式主語」で、that 以下が「真主語」となります。そこで、that I was supposed to tell you とは「私が、あなたに、話すことになっていること」という意味になります。全体としては、「私が、あなたに、話すことになっていたこと(that)、それ(it) を、思い出すことができない」という意味になるのです。ですから、3つの選択肢の中で、可能性のあるのは、what と which で、which を選ぶと「私が、あなたに、話すことになっていたことが、どっちだったか、思い出せない」という意味になり、これも可能な答えとなります。しかし、このような状況の中での意味としては、 what を選ぶのが、常識というものでしょう。that は、全く論外です。


【質問 No. 22373】 【質問 No. 22370】への追加質問 zoro 2023-07-20 06:15:47
 ご回答ありがとうございました。再度質問があります。after というのは、「関係代名詞の that や which」のように使われているのでしょうか? after が「関係代名詞」になるなんて、聞いたこともないのですが…。

 Furthermore, despite the Soviet Union's determination to outperform the United States, its leader, Nikita Khrushchev, did not order a moon mission until 1964, months < after > the United States had tested the module that would carry its astronauts to the moon.

 よろしくお願い致します。


【回答】
 ご質問の after は、通常の「何々が、何々した後で」という意味の「接続詞」で、months after the United States had tested とは、「アメリカが、試験を行った後で、数ヶ月」というのでは、日本語としておかしいので、「アメリカが、試験を行った、数ヶ月後に」となるのです。なお、months は、ここでは、several months after ... 「... の、数ヶ月後で」という意味になるので、副詞のような働きをしているのです。例えば、「私が、最後に彼に会ってから、もう数ヶ月になります」を英訳すると、It has been several months <after>(=since) I met him last. となり、ここで使われている after が、ご質問の after に当たります。


【質問 No. 22372】 文法の構成について マキ 2023-07-20 06:01:58
 初めて投稿させていただきます。ある試験で、契約に関する英文の問題があり、文法の構成がいまいちわからず、質問させていただきます。

<英文> In no event shall the liability of the Seller for breach of any contractual provision relating to the Goods exceed the purchase price of the Goods quoted herein.

<テキスト訳> 「いかなる場合においても、売主の契約違反・不履行による責任は、当契約で見積もられる購入価額を、上回ることはない」

<確認させていただきたい内容> 本文の文法構成がよくわかりません。主語は、In no event で、動詞はexceed でしょうか? その場合、the liability of the Seller for breach of any contractual provision relating to the Goods は、文法上、何になるのでしょうか。倒置法とかでしょうか。

 お手数ですが、文法構成を、ご教授いただければ幸いです。


【回答】
 ご質問の英文の構成は、In no event 「いかなる場合であっても」という副詞句が文頭に出たために、主語の the liability of the Seller ... の前に、助動詞 shall が置かれた「倒置文」で、shall に続く「本動詞」は exceed となり、大雑把に言うと、「いかなる場合でも、売主の賠償責任(金額)は、ここに見積もられた商品の購入価格を、超えてはならない」ということです。ご質問の the liability of the Seller for breach of any contractual provision relating to the Goods は、exceed の「主語」に当たります。


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