【質問 No. 21839】 関係代名詞と、前置詞について |
千枝子 |
2023-05-02 06:04:36 |
木村先生、いつもありがとうございます。今回も、何卒よろしくお願いいたします。
@ In Sweden, a spruce tree has been found that has lived as a series of clones for 9,550 years.
A Even more staggeringly, a group of quaking aspen trees in southern Utah is estimated to date back some 80,000 years, although the individual trees only live to about 75.
@ 「スウェーデンでは、連続したクローンとして9,550年間生きているトウヒの木が発見されている」
A 「さらに驚くべきことに、ユタ州南部にあるアメリカヤマナラシの一群の木々の誕生は、約8万年前までさかのぼると推定されている。もっとも、1本1本の木は約75年しか生きないのではあるが」
@ の that は、関係代名詞でしょうか?
A の date back は、「自動詞+副詞」だと思いますが、some 80,000 years の前に「前置詞」は、なぜ、要らないのですか?
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【回答】
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@ の that は、a spruce tree を「先行詞」とする「関係代名詞」です。
A の date back とは「さかのぼる」という意味で、some 80,000 years は、「約80,000年」という名詞句ですが、このような「時間」や「距離」を表す「名詞句」は、ギリシャ語やラテン語に倣って、「副詞的対格」(副詞的に使われる目的格)と呼ばれ、前置詞なしで、「副詞句」となるのです。例えば、walk (for) <two miles> 「2マイルあるく」や、wait (for) two hours 「2時間待つ」のような例で、このような名詞句には for などの「前置詞」をつけなくても「副詞句」となるのです。
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