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【質問 No. 22029】 If you know a word, if you hear the word often, について zoro 2023-05-29 18:03:47
 先生、前回のご回答ありがとうございました。本日は、Language and Emotions からの質問を、よろしくお願い致します。

 If you know a word, if you hear the word often, then it becomes much more automatic, just like driving a car. It gets triggered more easily and you can <feet>(→feel) it more easily.

(私訳)「もしあなたが、言葉を知ったら、もしあなたが、その言葉を頻繁に聞いたら、まもなくそれは、さらにもっと、単に車を運転するように無意識になる。それ(言葉)はさらに簡単に引き金となり、あなたはそれをさらにもっと、簡単に感じることが出来るだろう」

 trigger の訳がうまくいかなかったのですが、この場合、どう訳したら良いでしょうか?

 本日も、よろしくお願い致します。


【回答】
 ご質問の英文の意味は「もしも、あなたがある単語を知っていて、その単語を何度も聞いているうちに、その単語は、まるで自動車を運転している時のように、遥かにより自動的になるのです。それは、より簡単に想起することができ、それを以前より容易(たやす)く感じることができるようになるのです」ということで、trigger とは「銃の引き金を引く」ということから、「素早く発射する、素早く話す」といった意味になります。勿論、これは例えの話です。Practice makes perfect. 「習うより、慣れよ」という教えでしょう。


【質問 No. 22028】 gets probably makes とは? y 2023-05-29 16:24:18
 I suppose the exposure that everything surrounding the royal family gets probably makes people more sensitive and opinionated about it.

 上の文について、the exposure 以下の主語は、family までで、動詞が gets probably makes ではないか、と思いますが、gets probably makes の部分が分かりません。動詞が2回出て来るのは、どういうことでしょうか? これは、会話中の一部です。


【回答】
 ご質問の英文の意味は「王室を取り巻くあらゆるものが受ける(報道される)暴露話が、恐らく人々をより敏感にし、王室について固定観念を抱かせるのではないか、と私は思います」ということで、everything surrounding the royal family gets が exposure を修飾しており、その exposure という主語が、述語として、probably makes people more sensitive and opinionated about it に続いているのです。従って、動詞が2つあるのではなく、gets で切れて、makes が新たな述語動詞になっているのです。


【質問 No. 22027】 not as ~ as ... と、not so ~ as ... について 塾講師 2023-05-29 16:00:59
 安井稔著「形容詞」(研究社、1976)は、表記について、以下のように述べています。

 「not as ~ as ... と、not so ~ as ... は、殆んど同じに使われるが、後者の方が少し formal という違いに加え、細かく見れば、前者は「同じことの否定」を表わすが、後者は、後におかれる形容詞を「比較の尺度」そのものにするという違いがある」
a) Mary is not as tall as John.
b) Mary is not so tall as John.
 → b) には、Mary も、John も、背が高いという意味合いがある。

 一方、柏野健次著「教えるための英文法: 比較表現編」には、次のようにあります。
c) He is not as tall as his brother. (= His brother is very tall.)
d) He is not so tall as his brother. (= His brother is taller but not necessarily very tall.)
 → c) では、「彼は兄のようには、そんなに背は高くない」という意味になる。

 安井稔氏の方では、as ~ as ... には、背が高いという意味合いは無いとしており、逆に、柏野健次氏の方は、as
~ as ... に、背が高いという意味合いが含まれると書いてあります。

 これは、学者によっても、意見が分かれているということでしょうか?


【回答】
 ご質問の A is <as> good <as> B. による表現は「同等比較」表現と呼ばれるもので、「A は、B と、良さにおいて同等である」という意味を表します。しかし、これを否定文にする場合には、A is not <so> good <as> B. 「A は、B 程よくない」とするのが、私たちの頃は、正統派の文法として、この公式を守るよう注意されたものです。

 ところが、戦後、アメリカ英語が入ってくると、A is not <as> good <as> B. という言い方が正当化されて、A is not <so> good <as> B. という比較表現は、古語化してしまったのです。ところが、やがて、誰言うとなく、これら2通りの比較表現には、微妙なニュアンスの違いがある、という説が現れたのです。それは、江川泰一郎著「英文法解説」の説明にもあるように、「not as ~ as ... と、not so ~ as ... は、同じと見てよいが、比較というよりも、強調の気持ちを込めるときは、(否定文でも、肯定文でも) so が使われることを、Curme と Evans が指摘している。強勢に注意したい」として、以下の例文を挙げています。
1. You can't get one <so good as> this. 「これほどよい品は手に入らない」
2. In a country so large as the United States, there must be a great variety of climates. 「アメリカのように広い国では、気候も様々に違いない」

 こうして見ると、安井稔が、Mary is not <so> tall as John. には、Mary も、John も、背が高いという意味合いがある、という記述と、柏野健次が、He is not <so> tall as his brother.「彼は、兄のようには、そんなに背は高くない」という解釈は、同じことを言っている、と判断されます。つまり、学者によって、意見が分かれている、ということでは、ないと思います。

 



【質問 No. 22026】 カッコ内の先頭文字は、大文字か、小文字か? 翔太 2023-05-29 12:58:22
 次の例文のカッコ内の先頭は、e.g. とすべきか、それとも、E.g. とすべきか、どちらが適当でしょうか?

 You should eat more food that contains a lot of fibre. (e.g. fruit, vegetables, and bread)


【回答】
 e.g. とは、ラテン語の exampli gratia の「頭文字語」で、文の途中で使う場合は、小文字のままでいいのですが、ご質問の例のように、カッコが別文になる場合は、E.g. という風に、大文字で始めます。


【質問 No. 22025】 英文法について masa 2023-05-29 12:47:08
 いつも、お世話になります。いつも先生からのご回答を読んで、大変、勉強になっています。ありがとうございます。

 さて、下記の2点の英文について、教えてください。

@ Under the prolonged recession, most people tend to save than spend even under the influence of <advertisement>(→advertisements).
 「長い不況の影響で、ほとんどの人は、広告の影響を受けても、お金を使わず、むしろ貯金する傾向にある」

 save than spend ~ の箇所の than は、比較級でしょうか? 文中に形容詞、副詞の比較級が無く、この than は、どのように考えたら良いでしょうか?

A Some of the most popular archaeological sites, such as the Acropolis of Athens, Knossos in Crete, Ancient Olympia or Delphi, which tend to get very crowded, will still remain pet-free, as will ancient theaters, temples, graves and monuments with mosaic floors.

 日本語訳はありません。as will ancient theaters の箇所の as will についてです。as 以降の文章は、主語( ancient theaters, temples, graves and monuments with mosaic floors)と、助動詞(will)が、強調したいため倒置になっており、動詞(remain)が省略されていると考えたのですが、as は副詞(同じくらい)と考えて良いでしょうか?

 そう考えると、単純に、as well as ancient theaters, temples としても良いと思うのですが、ライターが意図して、そこを強調したかったから、上記のような書き方をした、と考えるのが妥当でしょうか!?

 以上、ご回答頂けたら幸いです。




【回答】
@ ご質問の save than spend における than ~ は、通常、「比較の対象」を示す接続詞なので、more than ~ という風に、more などの比較を表す副詞などを伴うのですが、ここではそれが見当たりません。これは、このような用法もある、という証拠となる例文ですが、普通は、save <rather> than spend という風に、比較級の rather などをつけて、言います。

A の意味は「最も人気のある考古学上の遺跡の中でも、例えば、アテネのアクロポリスや、クレタ島のクノッソス遺跡、古代オリンピア、又の名デルフィなどは、見物客で大変混み合う傾向がありますが、現在でもなお、ペット持ち込み禁止で、古代の劇場や、寺院、墳墓、それにモザイクの床のある記念碑なども、そのように(ペット持ち込み禁止)となることでしょう」ということで、as will ancient theaters ... は、おっしゃるように、(in the same way) as ancinet theaters ... will (be pet-free) 「古代劇場などと同じように、ペット持ち込み禁止となるでしょう」という節の「倒置」された形なのです。その際、as は、(in the same way) as ~ 「~ と同じように」 という意味を表す「接続詞」なのです。



【質問 No. 22024】 関係詞節の挿入について 美波佐知子 2023-05-29 05:38:35
 いつもありがとうございます。次の英文について、質問があります。

 The tree, which is almost bare now, is a very old one.

 これは、カンマとカンマにはさまれている which is almost bare now の関係詞節が、文の途中に入った挿入です。Which は、制限用法と非制限用法の2つを習いました。

@ He has two daughters who are studying music. (制限用法)
A He has two daughters, who are studying music. (非制限用法)

 質問文は、これら2つの用法のうち、@ と、A の、どちらでしょうか? 私は、質問文は、@ に当たると思います。もし、そうなら、わざわざカンマで挟んだ挿入にしなくても、@ で書けばいいのに、どうしてわざわざ挿入にしているのでしょうか?

 よろしくお願いします


【回答】
 ご質問の英文の意味は「この木は、今はほとんど葉をつけていませんが、非常に古い木なんですよ」ということで、A の「非制限用法」の関係代名詞に相当しますが、別名「叙述用法」とも呼ばれ、@ の「限定用法」とは異なり、ほとんど「挿入節的」な、二時的な、追加情報を加える用法なのです。

 それに対して、@ の「限定用法は」は、先行詞を限定する用法で、「音楽を勉強している娘は、二人います。「しかし、それ以外のことをやっている娘がいるかもしれません」という含意が含まれているのです。 しかし、A の「非制限用法」では、「彼には、娘が二人いますが、二人共、音楽の勉強をしているのです」という意味になり、@ の「含意」は含まれていないのです。

 こうして見ると、質問文が、「非制限用法」になっているのは、深い意味があり、それは、二時的ではありますが、追加的な情報として、非常に大切な役割を果たしていることが、お分かりだと思います。如何でしょうか?



【質問 No. 22023】 従属節の過去形の意味・用法について ハヤタ 2023-05-28 15:24:34
1. 「私たちは、数か月前に失くしたものを、ふとした瞬間に、見つけることがよくある」(失くし物が、数か月経って出てくることがよくある)
 We often find things we lost months ago <at a moment's notice>(→at an unexpected moment).

2. 「私たちは、先日駅で会った友人と、明日、夕食に出掛ける予定だ」
 We are going out for dinner tomorrow with a friend we met at the station a few days ago.

質問@: 上の2つの英作文は、正しいでしょうか?

質問A: 1. の文の過去形(lost)は、発話時から見た過去ではなく、find things (失くしモノを見つける)の時から見た過去だと思います。失くし物を見つけるという習慣の話で、その失くし物は、発見時からみて数か月前に、紛失した物という話だから。一方、2. の文の過去形(met at the station)は、発話時から見た過去だと思います。この違いは、1. は、習慣を表す現在形の文で、2. は、未来の文だからだと思いますが、文脈によって違いが生じるということでしょうか?


【回答】
質問@: 1. は、「ふとした瞬間に」を、at an unexpected moment とした方が、適切です。at a moment's notice とは「言われてすぐに」といった意味です。2. は、これで正解です。

質問A: おっしゃることは、全て納得できます。しかし、実際には、それほど詳しく分析しながら、話すことはないと思いますが・・・。



【質問 No. 22022】 Jack lives in it. について 英語見習い 2023-05-28 12:48:55
 先生、こんにちは。今日も、よろしくお願いします。

 大岩秀樹著「大岩の、一番初めの英文法」(p. 168)に、次の英文があります。

 Jack lives in it. 「ジャックが、そこに住んでいます」

 この文を、私が解釈すると、「S V C」の「第2文型」の文だと思います。その理由は、it は、「そこに」と訳されているからです。「に」は、補語ですから、「S V C」の文型だと思います。如何でしょうか?



【回答】
 ご質問の英文の意味は、確かに、「ジャックは、そこに、住んでいます」ということですが、「そこに」に相当する英語は、in it なので、文法上は「副詞句」になり、「補語」にはなりません。日本語で「に」がつくから「補語」という風に、解釈してはいけないのです。Jack が「主語」で、lives が「自動詞」で、in it は「その中に」という意味なので、in it は「副詞句」となるのです。あくまでも、英文の構造から判断することが大事です。


【質問 No. 22021】 have gone が使えない理由について 2023-05-28 12:37:48
 Who'll take care of the dog while we are gone?

 「英文法解説」に、 have gone と be gone は、意味は同じとした上で、語法上 have gone が使えないことがあると書いてありました。上の例は、語法上、have gone が使えない、と書いてあった例文です。この例は、何故、have gone は、使えないのでしょうか。


【回答】
 ご質問の英文の意味は「私たちがいなくなっている間、誰が、犬を世話するのですか?」ということで、have gone は「行ってしまった」という動作の完了を表すのに対して、be gone は「行ってしまっている」という意味の「状態」を表すので、この文では、「留守にしている間」ということなので、be gone が使われます。面白い例では、Spring <has come>. は「春がやってきた」という動作に焦点を合わせた言い方ですが、Spring <is come>. とすると、「春がやってきている、やっと春だね」といった意味になるのです。


【質問 No. 22020】 any の用法について YT 2023-05-28 09:48:15
 Hegel's philosophy is very difficult; he is, I should say, the hardest to understand of all the great philosophers. Before entering on any detail, a general characterization may prove helpful.

 2文目の any が、わかりません。


【回答】
 ご質問の英文の意味は「ヘーゲルの哲学は、非常に難しいです。彼は、あらゆる偉大な哲学者の中でも、最も難しい哲学者であると、言うべきでしょう。詳細に入る前に、一般的な特徴が役に立つことでしょう」ということで、enter on any detail とは「詳細に入る」という意味で、some detail が any detail になった理由は、any には否定的な意味や、if 節の中で使われる用法があるので、「ここで詳しいことを言う前に」という条件を表すために、 some detail ではなく、any detail としたのです。例えば、「ご質問を受ける前に、一言説明いたします」を英訳すると、Before I take <any> questions, I will explain briefly. となる場合と同じ用法なのです。



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