【質問 No. 21961】 “独立した形容詞とは? |
岐阜HK |
2023-05-18 18:58:15 |
【質問 No. 21801】 に対する先生のご回答のなかに、「次に、hopeful ですが、この場合は、「形容詞」が“独立”して、a hopeful となると、「希望を持たれた人物、暗黙の候補者」などの意味になります」という文言が御座いました。これが少し気になっているのですが、「形容詞が独立して名詞として使用される」とか、「形容詞がそのまま名詞として使用される」というようなことでしょうか。であれば、私が思いついた例は、hopeful と young and old です。以下にその例を掲げます。
その前に、一般的な形容詞 hopeful 及び young, old の用法について:
・(限定用法) hopeful words 「希望に満ちた言葉」、(叙述用法) I'm hopeful of success. 「成功できるつもりである」
・(限定用法) a young man、(叙述用法) The night is still young. 「夜は、まだ更けていない」
・(限定用法) an old friend 「旧友」、(叙述用法) grow old 「老いる」
● 形容詞が独立したと思われる例: (以下は、いずれも上記のような限定用法でも叙述用法でもありません)
1. 50 young hopefuls are trying for a place in the England team. (OALD)
2. It's a book for young and old alike. (OALD)
3. a mother bird feeding her young (ditto)
4. Young in the nest may compete for food. (ditto)
上記の形容詞(hopeful, young, old)は、そのまま名詞として使用されています。このような用法が認められている形容詞が、他にも御座いましたら、ご紹介して頂けますと、勉強になります。よろしくお願いします。
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【回答】
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ご質問の趣旨は、わかりますが、私が「形容詞が独立したもの」というのは、形容詞や、副詞などの「名詞相当語」(Noun Equivalents) のことにすぎません。⚫️の下の例文は、いずれも、名詞相当語なのです。辞書によっては、これらの形容詞などの「名詞用法」としての例文を挙げているものもあります。しかし、一般には、文中での働きに従って、これらの語の用法を知ることになるのです。これだけの例を、出していただいたので、後は、ご想像にお任せいたします。
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